無痛 (幻冬舎文庫)

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著者 : 久坂部羊
  • 幻冬舎 (2008年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (634ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411982

無痛 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 作者が医師なだけにリアルです。
    エロい、グロテスク、菜見子と為頼、祐輔以外変態ばっか!!!
    イバラの解剖シーンは恐らくメインのような気がします。
    刑法39条(心神喪失な為に無罪?)と、痛みについても細かく書かれています。
    ドラマでは悲しかったのに、こんなにもエログロだとは思わずびっくりでしたが、600頁ちょいを一気読みしました。
    続編の第五番も読もうと思います。

  • 刑法39条と殺人。
    この関係は非常に重いと思う。

    無責任に異常者のふりのする奴、罪の軽減に利用する弁護士ばど、刑法の本質、行動の責任はどうあるかを考えさせられた、そして、ミステリとしても結構面白かった。

  • 医療。サスペンス。ミステリー。
    印象的なタイトルと表紙に惹かれて購入。
    序章の物凄い衝撃に引き込まれて一気読み。
    医療、精神病、法律など重いテーマを嫌でも考えさせられる小説でもある。
    久々に睡眠時間を削ってでも読みたいと思った作品。

  • 評価は1.

    内容(BOOKデーターベース)
    神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。

  • 終わらずに終わった。これ続きあるんですね。気になるような、もうそのままにしておいてな感じもするような。

    病が見えるのは、お医者さんみんなそうなのかなと思ってました。問診の時、顔色とか指先見るよね。犯罪者に現れる兆候ってのも、珍しくはない感じでしたが、まあ、あそこまで完璧にわかるって設定が面白かったです。医療行為あるなしにかかわらず、治る人は治るし、治らない人は治らないってのも、なんかわかる気がしました。

    それにしても、解剖のくだりの気持ち悪いこと。久しぶりに6ページくらい読み飛ばしてしまいました。
    そして、元夫の思考も行動もこれまた気持ち悪い。単に能力が低くて性格が悪いだけと為頼は言っていましたが、その一言でくくるには、おぞましすぎる。「こういう性格の人」と、個性で括りたくない。

    ドラマ化してたそうですが、ドラマのほうがおもしろうです。西島さん好きだし。見たかったです。

  • 医者である作家が書いているので、真に迫るものがあった。
    初めは残酷で怖いだけの話かと思ったけれど、刑法39条に関する問題、少年法、医療等の問題について鋭く切り込んでいる。
    見ただけで、病気が治るか治らないか分かって、無駄な治療をしなくてすむ…そういう医者が本当にいたらどんなにいいか。
    精神を病んだ人に傷つけられたら絶対に嫌だけど、逆に精神を病んだ家族をもつ立場になってみたらどうか。
    そして精神を病んでいる振りをして、刑罰から逃れようとする悪人を医者は本当に見抜けるのか。
    色々と考えさせられた。

  • 症状を観察することによって、外見から病気の種類・病気の進度・治癒の可能性まで見抜くことができる医師・為頼。
    そればかりか彼はこれから犯罪・・・殺人を行なおうとする衝動・・・までも見抜けてしまう。
    為頼は「犯因症」と名付け、未然に犯罪を防ごうとするが能力を隠したままなので思うようにはいかない。
    通り魔事件で刑事の早瀬と知り合ったことから、一家四人惨殺事件に関わっていくことになる。
    医療的に精神に障害を持つ人たちに対する偏見はけっして少なくない。
    だが、現実で陰惨な事件を起こす人たちの多くは精神的に問題を抱えているわけではない。
    病ではなく壊れてしまった人間は、外見からは判別することが難しい。
    普段はごく普通の人たちと同じように平凡な日常を過ごし、内なる殺意を隠しているからだ。
    物語には「壊れてしまった」人間が複数登場する。
    自ら壊れていった者、意図的に壊されていった者、そして自らの感情を制御できずに結果的に壊れてしまいそうな者。
    症状を見抜けても病気を完治させることができるわけではない為頼の能力。
    為頼の虚しさが、読み終わったあとに胸を突いてきた。
    無痛症の怖さとともに、世の中で一番怖いのは笑顔の下に隠されている悪意だと感じた物語だった。

  • 無痛、と言うタイトルに反して内容は痛い。
    心身喪失など、非常に難しい問題を取り上げており、思わず考え込んでしまう。

    外見を見ただけで病気の兆候がわかると言うスーパードクター。
    この設定がまた何とも面白い。
    全体的に面白かったのだけれど、佐田が気持ち悪すぎて、佐田の出てくるシーンはどうも我慢ならず
    ちょこちょこページを飛ばしてしまった。
    佐田最後のシーンはザマアミロ!!とさえ思ってしまいましたよ…。

    続編がある様なのですが、少し時間を空けてから読んでみよう。

  • 痛い!

    読みながら、痛い、痛い、それどころじゃない痛さを感じる!

    刑法第39条
    1.心神喪失者の行為は、罰しない。
    2.心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
    https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC39%E6%9D%A1

    なるほど、心神喪失とは当然ながら人の判断によって、なされるわけだ。となると、これはかなり難しいことだろう。

    人の気持ちは、1日の中でも浮き沈みが有り、血が上った状態の場合をどのように判断するのだろう。

    が、この本の中には、人を外見から見て病状などを見極めることができる医者が2名登場する。

    1名は未来の希望をもたず、患者のために働く町医者。もう1人は、自分の考えを元に、どんどん手広く医療界を羽ばたく医院長。

    果たしてその2人の運命は。

    ああ、しかし、痛い、痛すぎる。私には、痛覚があるが、痛みを感じない病気があることを知り、それにも恐れ入ってしまった。

  • 刑法三十九条のこととか、とても興味深く読んだのですが、なんかモヤモヤ。

    白神先生は急にどうした?
    サトミのことも、なんか消化不良というか……。

    著者はお医者さんでもあるということですが、医者兼作家って人、結構多いんだな。

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