- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344412842
感想・レビュー・書評
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おもしろくない
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いやー御免なさい! 怪奇系・倒錯系の作家さんだと知らずに図書館で手に取って、少しだけ中身を見ただけで借りてしまいましたー。
苦手なんです...
読むのも結構辛いけど、作家さんはよく正気を保って書き続けられるものだなあ、と毎度感心します。
途中で投げ出すのは嫌いなので読み切りました。
段々慣れて来たのか、全体の中でリズムを取って構成している為かは分からないが、"どうにか読み続けられるかな..."と思っていたら、最後の最後はやっぱ辛いー!
まあでも、勉強になりました。
普段使わない部分の脳みそを、幾らかは使ったような気もするし。 -
第一話 夜は地上で眠りたい
第二話 花園の断片
第三話 滅びの部屋
第四話 この子に翼が生えるまで
第五話 冷たい愛撫
第六話 溺れた人魚の水葬
第七話 風を捨てる場所
第八話 思わせぶりな満ち欠け
第九話 暗い航海
第十話 通りすがりの隣人達
第十一話 琥珀色の女と夜
第十二話 晴れて虚しい空に -
ドロドロとしてエグみのある短編集。
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なまぐさいような雰囲気がいい。(短編集)
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思わせぶりな満ち欠けが好き。
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短編集。
男女の、あるいは親子の情念にふと狂気が混じる。
そして風景には凶兆に満ち…。
『夜は地上で眠りたい』
『この子に翼が生えるまで』
『冷たい愛撫』
『溺れた人魚の水葬』
う~ん、タイトルを並べるだけで不吉だわ……。 -
男女の愛憎劇、ひっそりと暗くて重い情念が恐ろしい短編集。どれをとってもどろどろ。でも頽廃的な美しさも感じます。愛だ恋だと甘ったるいことを語られるよりも、こういう物語の方が断然興味深い……ってのは、いいんでしょうか(苦笑)。
お気に入りは「冷たい愛撫」。ひとつの短編ではなく、いくつかの掌編が組み合わされた形になっている一編。どの物語をとってもささやかな、どこかにあるかもしれない恐怖を感じさせられました。人間って、所詮は寂しい生き物なのかもね。 -
ホラー短編集。意外とあっさりめの作品が多かった。
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実は・・・まだ最後まで読んでいません。
途中で読めなくなってしまいました。
・・・怖い。
ホラーやミステリーの怖さではなくて、自分の中の闇が引きずり出されそうな恐怖。
誰にでも起き得るようなちょっとした日常生活から逸脱した事件。
それを取り繕うように普通の生活を送っていても、いつしか身体の内部から蝕まれていく・・・。
少々あからさまで下品な言い方をすれば、岩井志麻子の小説は「子宮」をえぐられるような痛みを感じることがある。
自分の中の「オンナ」に直接響いてくる。
どんなオカルトやホラーよりも、一番怖いものは自分の中の「オンナ」にあるような気がしてしまう。