奈落のエレベーター (幻冬舎文庫 き 21-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413573

作品紹介・あらすじ

やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。一方、事情を知らずに車で待つマッキーの元に、男の影が…。薬で眠らされたマッキーが目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。自分たちは最初からハメられていた?『悪夢のエレベーター』のその後。怒涛&衝撃のラスト。

感想・レビュー・書評

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  • 『悪夢のエレベーター』続編。『悪夢~』が中途半端なところで終わって悶々としていたところ、続編があるということを教えていただき即図書館予約。しかし、手元に来るまでに時間が掛かって前作の内容が飛んでる…。しまった。読んでるうちに内容を思い出してきたけど、なんていうか怖いよ。怖すぎるよ。人じゃんじゃん死にすぎだよ。ジェニファーがおもろくて好きかも。2012/054

  • 前の作品で最後気になる終わり方で終わってたけどこの続きが読めたおかげでスッキリ。ただ今回も、まだ次に続きそうな感じが‥

  • 「木下半太」のデビュー作『悪夢のエレベーター』のその後を描いた『奈落のエレベーター』を読みました。

    『悪夢のドライブ』に続き「木下半太」作品です。

    -----story-------------
    やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された「三郎」。
    彼の前に、殺意に満ちた少女「カオル」が立ちはだかる。
    一方、事情を知らずに車で待つ「マッキー」の元に、男の影が…。
    薬で眠らされた「マッキー」が目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。
    自分たちは最初からハメられていた?
    『悪夢のエレベーター』のその後。
    怒涛&衝撃のラスト。
    -----------------------

    『悪夢のエレベーター』の背筋がゾクッ… とするような、恐怖感のあるエンディング、、、

    これで終わったんだぁ… と思っていたら、続きがあったんですね。

    本作は、『悪夢のエレベーター』のエンディング直後… 事件のあったマンションから「三郎」と「マッキー」が立ち去ろうとする場面から始まります、、、

    共犯者(主犯?)の「カオル」がいないことに気付いた「三郎」は、再び(悪夢の)エレベーターに乗ることに… そして、それが奈落の苦しみのスタートに。

    「三郎」、「マッキー」、「カオル」の三人の視点から描かれていますが、場面がテンポ良く切り替わり、怒涛の勢いでエンディングまで一気に読ませる面白さは、相変わらずでしたね。

    新オカマキャラ「ジェニファー」の活躍が小気味良さを加えているし、

    新たに登場する悪役の≪業者≫が憎らしい役割を与えられて主人公たちを応戦したくなるし、

    「三郎」、「マッキー」、「ジェニファー」の信頼関係に共感できるし、

    「カオル」の暴走は怖いなぁ… と思いつつ、どんどん先が読みたくなるし、

    とうことで、愉しく読めました。

    映像では観たくない残虐なシーンがあったり、何人もの死人が出ますが、小説の中ではコメディタッチでカバーされていて、気持ち悪さを感じませんね… 本シリーズは、ホントに出来の良い作品だと思います。

    文芸色はないですが、エンターテイメントとしては一流ですね。

  • 後日譚や同じキャラクターを使った別の物語が多いのに、完全に前作の終わりからリアルタイムで物語が始まる続編モノは初めて読んだ。ずーっとクライマックスみたいで少し疲れたけど面白かったです。カオルは不死身すぎてビビりました。

  • 2021/9/15

  • 悪夢のエレベーターの続編で、前作のラストシーンから始まります。このあとどうなる?という終わり方も良さだと思っていたので、不安に思いながらの読み始めでしたが、まあジェットコースター的と言ったら、今まで読んできた4冊ではこれが一番かもしれません。何も考える暇もなく、慌ただしく一気にラストまで流されてしまった感じです。凄かった。ドライブで名前程度で気になっていた人物がきっちりサブキャラを張っているなど順番に読んできた楽しさもちゃんとありました。こういうのもいいのですが、そろそろ狭い空間が恋しくなってきました。

  • 悪夢シリーズ第4作目
    1作目の悪夢のエレベーターの続編なので、2と3は飛ばして本作を先に読みました。

  • 悪夢のエレベーターも好きだけど、こっちのハラハラ加減は、より凄い!

  • 悪夢のエレベーターを読んだのはかなり前だったので、ほとんどおぼえていなかったが、それでも普通に楽しく読めた。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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