孤高のメス神の手にはあらず 第1巻 (幻冬舎文庫 お 25-9)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413849

感想・レビュー・書評

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  • 前人未踏の脳死肝移植を成功させながら激しいバッシングにあい、病院を辞した当麻鉄彦。彼を守りきれなかった病院からは次々と医師が去り、経営に暗雲が垂れこめる。一方当麻は、後を追ってきた矢野とともに、台湾で患者の命を救い続けていた。そんな折、日本での手術が絶望的になった「エホバの証人」の癌患者が一縷の望みで当麻を訪ねてくる……。

  • 新米の医師なら失敗はあるだろう けど医療の現場では失敗は許されない。医療ミスももみ消されたりしてたのかな。失敗とはいかなくても上手い下手はあるだろう。相変わらずリアルな術中描写が凄い。

  • 間違えて続編から入ってしまった。医療専門用語が多かった。でも以前からの疑問、新米医師のミスについてや、論文の為の動物実験、分野を超えた手術についてリアルに描いてあって興味深かった。

  • うーん、イマイチ。術式とか医療の詳しい人でないと理解できないし、脳死肝移植のことも詳細に出てこなくて、終わった後の場面から書かれていて理解が難しい。
    天才外科医の当麻鉄彦と矢野は台湾で活躍し、当麻を信仰する大塩は日本で働いてるが、誰目線で書いた話かが転々としてて繋がりが見出せない

  • 大変に面白かった。現役の外科医がこういう文才で、医学的描写も素晴らしかったし。現代の問題も含み、飽きなかった。

  • 昔読んだ本

  • 【作品紹介】
    前人未踏の脳死肝移植を成功させながら激しいバッシングにあい、病院を辞した当麻鉄彦。彼を守りきれなかった病院からは次々と医師が去り、経営に暗雲が垂れこめる。一方当麻は、後を追ってきた矢野とともに、台湾で患者の命を救い続けていた。そんな折、日本での手術が絶望的になった「エホバの証人」の癌患者が一縷の望みで当麻を訪ねてくる…。

  • 台湾での当麻の活躍……という印象しか残っていなかったが、冒頭から甦生記念病院の苦境から描き出し、日本と台湾との舞台転換により物語が進んでいく。まあ、当麻が去った後の甦生記念病院も気にはなるが、またしても外科医の風上にも置けない荒井がやって来るし、西日本大卒の向学心はあるが人間的にどうかと思う大塩が登場して波乱を起こすし。当麻の手術シーンの描写はさすがに読み応えがある。台湾へ追いかけて来た矢野の恋愛事情はいらないんだがな~

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||O||1
    資料ID:95100063

  • 2015.2.14読了。

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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