- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344414297
作品紹介・あらすじ
乙女の春は、六畳と四畳半の修学院荘別館で始まった。京都を舞台に、恋に仕事に、泣き、笑う!オトナになる切なさを描いた青春小説。
感想・レビュー・書評
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感想
体にまとわりつく重力。意識して大人になるわけではない。いつのまにか階段を登っている。仕事や恋の仕方にも変化が生まれる。戻れない変化。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小手鞠先生の青春の1頁
こういう青春物語が好き
それに加えて、1970年代から80年にかけての女性の地位、社会の女性に対する期待内容が、今とはこれほどまでに違ってるんだなあ、と再認識しました
内館牧子先生の『切ないOLに捧ぐ』も、舞台は異なるけど同じ雰囲気だったのを思い出しました -
乙女の春は、六畳と四畳半の修学院荘別館で始まった。京都を舞台に、恋に仕事に、泣き、笑う!オトナになる切なさを描いた青春小説。(BOOKデータベース)
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小手鞠るいさんの作品は「恋するからだ」を読んでからすっかりファンです。他の作品も読んでみたいと思いつつ、中々機会を逃していました。
この自叙伝がノンフィクションていうのが凄い!
小手鞠さんは恐らく私の母より少し若いくらいなのに、物凄くパワフルでいつも前向きな生き方。
それに色んなバイト経験をしてて、読んでて本当に時間が経つのを忘れてしまいました。
読んで感じたことは、頭の回転が早くて仕事が良くできる人なんだなあと思いました。様々な仕事に対する姿勢が素晴らしい。
我武者羅ってこういうことを言うんだと思いました。28歳で離婚して、それからすぐにまた違う仕事をして、泣いてる暇なしって感じで。教師業も向いる感じがしました。
是非NYに移住するまでの物語も知りたい! -
何かの紹介文に過去の赤裸々な告白という風に書いてあったが、著者にそのような気負いはないだろう。
時に周囲に翻弄されながらも、懸命に人生を切り開いていこうとする姿に、感情移入せずにいられなくなる。
元気をもらえる一冊だ。 -
自伝と思えないくらいの濃い内容で、ほんとうにこんなことあるの?という内容ばっかり。
ぐいぐい話に引き込まれておもしろかった!! -
るいさんがどんなふうに進学し、恋をして、働いていたか。そういう日常生活が
たっぷりとつまっている。
「そこまでいいんですか?!」というぐらい書かれている。
るいさんは「生きるエネルギー」に満ちている。 -
自伝的小説。主人公の名前がズバリ「小手鞠るい」。結構波乱万丈だなぁ。
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夢を叶えるには京都へ行くしかない!と思いこみ、岡山から京都の大学を策略的に受験し、まんまと上洛した私。1974年のことである。
そこから青春をスタートさせた私は様々な人と出会うことで、時に自分の進路を見直し、時に無知に気づき、力強く一人の大人の女性になっていく。
これは作者自身の半生、ほぼそのままだ。同志社の校風についての洞察やいろいろなアルバイト、仕事での出来事など感心するような場面も多く、他の作品で読んだような「あれ、これは…」と思うようなシチュエーションが出てくる(主人公が京都のアバンティブックセンターでアルバイトしているとか)のも面白くて2重に楽しめた。 -
京都が舞台ってのに惹かれて
なんとなく手にとった。
強い女って?
働いていくって?
女性にとっての幸せって?
ガツンとくる内容やった!
地元のお好み焼き屋さんが
作品の中に出てて、
かなりテンションあがった♡笑