交渉人・爆弾魔 (幻冬舎文庫 い 18-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 518
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414518

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!
    交渉人シリーズ第2弾!
    しかし、残念ながら、「交渉人」としての活躍は少ないと思います。

    ストーリとしては、都内各所で発生した爆弾テロ。
    要求は“宇宙真理の会地下鉄爆破テロ事件”首謀者・御厨の釈放。
    この交渉人に指定された遠野麻衣子がどうやってこの事件を解決していくか?というところ。
    今回の交渉はメールのみで、人質はに東京都民。東京のどこかに仕掛けられた爆弾を探すのと同時に、犯人を突き止めていかなければなりません。
    徐々に明らかになる犯人。
    爆弾はどこに仕掛けられているのか?
    東京都内でパニック発生!
    犯人を捜し出すことが出来るのか?
    犯人の真の目的は?
    まんまと犯人の策略にはまっていく警察
    この状況を打破できるのか?
    といった展開です。

    後半、いろいろ都合よく解決に進んでいったり、動機について納得がいかないところもありますが、それはとりあえずおいておいて、クライマックスの犯人との直接対決は良かったです。

    前作ほどのどんでん返しはなかったものの、スリリングでエンターテイメントとして楽しめました。

  • ついに読み終わった。長かったが、やはり面白かった。

  • 交渉しない交渉人。交渉人としての知識を生かし爆弾犯を追い詰める。怖くない五十嵐貴久、とても楽しめた。

  • なるほど、今度の犯人はそう来ますか!
    結末までまだまだ残っているのに犯人を明かす大胆さw
    著者がリードして見え見えでしたがwww
    ラストはこじ付け?根拠が乏しいがストーリーは楽しめました。

  • 情報がとても少ないところから色々読み取って犯人を特定して追い詰めていき、爆弾の行方やいつ爆発するか、都内でパニックが広がっていく様子がとてもハラハラした

    権藤警部が味方になった時は心の中でガッツポーズした
    違法捜査ということを認識した上で、それでも犯人逮捕と爆破阻止の為に動いた麻衣子、島本警部、権藤警部に胸アツ

    パニック解消もとても大事な事で、長谷川本部長の指示はもっともなんだけど、本部長は保身に走るから印象が悪すぎた

  • 前作「交渉人」の、モロ続きです。
    事件は違いますが、出来たら1作目から読んだ方が、交渉人としての麻衣子の背景や立場もよく分かります。

    オウム真理教や、9.11を思い出させる展開。五十嵐さんらしい、スピード感ある展開で、今作も勢いよく面白く読みました‼️

    それにしても……小説としては面白く読みますが、宗教→テロリスト、こういう人達の考え方というのが、まるっきり理解できない私。犯人の心情や考え方には、1ミリたりとも同調出来ず、ただただ、テロリストって最悪だ!と思うのです。

    一度壊して新しい世界が生まれる、なんて本気で思っちゃうんだもんなぁ…。でも、こういう人がテロ事件を起こすわけで…怖い怖い

  • 交渉人シリーズ第2弾
    『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』の文庫化にあたってタイトルが変わっているのを知らず、両方借りてきてしまった。図書館で良かった。
    (シリーズものは表紙にもわかりやすく番号を振ってほしいといつも思う)

    石田警視正の逮捕後の話。
    麻衣子さん、まだまだ未練があるのね…。フクザツ。
    都内各所に爆弾が仕掛けられて、パニックになる話。
    犯人が予想外だったので最後まで勢いよく読めた。

    警察小説は多数あれど、かっこいい、強い、過去ワケあり女性刑事が多いので女性キャリアが活躍する話はもうちょっと見たい。

  • あるところから急にテンポが速くなった・・・
    無理やり感あったかな~

  • 私のイメージしている交渉人とは違ったけど、面白かった。

    それにしても、遠野麻衣子が優秀過ぎる(^◇^;)
    こんな優秀なのに女性だからって虐げる警察って何なん?

  • 銀座の派出所で爆発が。
    犯人は過去の事件で捕まっている宗教団体教祖の釈放を望んでいる。
    遠野警部が交渉相手に選ばれるが、再び爆発事件が発生。
    東京がテロにあう、そしてパニックに陥る様がリアルに感じました。
    最早、安全な場所などないのかもしれません。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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