東南アジア四次元日記 (幻冬舎文庫 み 10-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 309
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415072

感想・レビュー・書評

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  • 宮田珠己の旅行エッセイ。肩の力抜いて、なんも難しいこと考えずにモワーっと読めばいい。例えば、スーパー銭湯のロウリュウで蒸されたりしながら読むにも良いかも。

    しかし、今から20~30年前の日本とか東南アジアってなんだか雑然としたパワーが残っていたんだなぁ、と万感の思いが立ち込める。時代が進む文化も化学もそれなりに進歩したはずやのに、息苦しさがあるような現在…

    人間はもっと、おおらかに生きていいんちゃうか。と思うんだけどなぁ。

  • 入院中結局最後までタマキング、楽しい気分で終わることとしたい。

  • この本で取り上げられているような珍妙なものはいまやメジャーになってしまったけども、1997年頃はまだマイナーだったのですね。今はへんなものがあったらすぐ拡散されちゃいますしね。それもまた「世界をさまよう体験の機会損失」に繋がってるのかも。

    のび太がひみつ道具で小さくなってお人形の家で遊ぶという話がドラえもんにあって、子供の頃むちゃくちゃ羨ましかったんですが、これは築山に憧れる宮田さんの気持ちに近いような気がします。どうでしょう。どうでもいいか。

  • 会社を辞め、東南アジアへ旅に出た。遊園地にしか見えない教団施設、仏像の迷路、バナナを頭にのせた虎の像、四階建てビルを枕にした巨大仏など、奇奇怪怪なものが続々登場。しかもその道程は、オンボロバスに乗せられたり、オカマの祭りで股間に危機が訪れたり、精霊が霊媒師に乗り移る瞬間を見たりと、ハイパーデンジャラス!快笑旅エッセイ。(アマゾン紹介文)

    カラーを含む写真が豊富な贅沢な文庫本。
    取り上げられているものやことはまさに変てこで大変楽しいのですが、文章自体が比較的おとなしめなように感じられました(初期の著作なので当然と言えばそうなのですが)。
    ただ、面白いことに変わりはないので、宮田さんを紹介するのに良い一冊だと思います。

  • 記念すべき会社退職後独り立ち作品。デビュー作が強烈過ぎたためか、本作の文章は「守り」に入った感があった。しかし、旅行先は不思議ワールドが広がる東南アジア。ミャンマーのオカマは勘弁してもらいたいが、その他の寺院には行ってみたい。真理はあとがきにあった。「我々は現実の自分の旅が、どこかで見、聞いた旅の追体験にどうしてもなってしまうジレンマの中にいるのである。」

  • 会社を辞めて東南アジアを旅したタマキングの脱力旅行記。

    コンクリートの何かが多いw

  • 16.apr.22
    著者のあまり笑えないギャグと高すぎるテンションについていけなくて途中離脱…興味深い内容ではあるんだけど。

  • 出張先で読んだ。社会人の縛りの大きさを強く感じることができた。
    あぁ、このまま国境を越えてうろうろうりうりしたい。

  • いろいろ変過ぎて脱力するwww

  • 細かい地名とか寺の名前とか、よくわからんけど、ちょくちょく飛び出すたまきんぐの面白い言い回しに何度爆笑したことか

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著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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