阪急電車 (幻冬舎文庫)

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著者 : 有川浩
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415133

阪急電車 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 阪急電車今津線の各駅で乗り降りしてくる乗客がそれぞれ、主になり、また少しずつ関連していく。恋が始まる若者のところはさすがに遠い昔だけれど、社会人、大人として絡んでくる人達、いい大人には惚れる。おばあちゃんの役割、かっこよかった。

  • たまたま阪急電車に乗る用があったので、せっかくなのでその車内で再読。とりあえずゴンちゃんと圭一のカップルが初々しすぎてこっちまで照れる。こんな恋愛を大学生のときにしたかったなー、と良い意味でいつでも妬んでしまう。読めば読むほど本を片手に阪急今津線に乗って、各駅のあたりを散歩したくなった。しまったなあ、今日西宮北口駅通ったから、途中下車すればよかったか・・・。

  • 再読。
    やっぱり面白い。それに、短編集だからサクッと読める。まさに、一期一会の物語。でも、この人と人との触れ合い方は舞台が関西だからこそ成立するかなって思う。関東だと、人と関わらない様に過ごそうって意識が蔓延してるようで、細やかな出逢いとかにあまり巡り会えなそう。
    阪急今津線乗りたいな。
    17/5/6

  • 阪急電車を舞台に様々な人物を描いた短編集。
    出てくる女性がやたらカッコよすぎたり可愛すぎたりするのは女性作家ならではか。
    話は面白いけど合わない人はとことん合わない感じ。

  • さまざまな女性たちの電車での一場面を軸に切り取った短編集。
    かすかにつながりあって、物語は進んでいく。
    前半と、それから少し時間がたった後半で構成されています。
    人物のすれ違い程度の縁が素晴らしく、後半でつながった時の快感はなかなかのもの。

    旅行で関西に行ったとき、このチョコレート色の電車を見つけてわくわくしました。
    映画も見ましたが、それも良い出来だったのでうれしかったです。

  • 阪急電車に乗り合わせる人達のそれぞれの物語が、各駅で重なりあっていき、影響しあう所があったり、路線のなかで様々なストーリーが暖かく、有川浩さんらしさの中でものがられている素敵なお話です。

  • たまたま阪急電車に乗り合わせた、さまざまな事情を抱えた人たちが織りなす連作短編集である。
    駅ごとに主人公となる人物は変わっていき、偶然の出会いによって彼らの人生が微妙に交差していく構成は、面白さもあり読みやすくもあった。
    個性的な人という表現がある。変わり者と言われてしまっては身も蓋もないが、個性的と言われるとなんとなく可愛らしく感じられる。
    気が強い女という表現も、しっかりと自分を持った凛とした女性と言えば何故かカッコよく感じてしまう。
    「討ち入りの白装束!」
    新郎新婦にとっては迷惑極まりない意趣返しも、彼女の目線で考えればとても前向きなものに思えた。
    過去をいつまでも引きずることなく前に進もうとする強い意志。
    区切りをつけなければ前に進むことができない彼女自身の弱さがほんの少し感じられて、余計に痛快なエピソードに感じた。
    あたたかく切なく、それでいてちょっと辛らつだけれど共感できる部分もあってすっきり感が味わえた物語だった。

  • この本を読むと、電車の中で思わず人を観察してしまいそうだ。
    一駅ごとに繋がっていく人たち。思わぬ形で人に影響を与えているかもしれない。この話みたいにいい方向とは限らないけれど。
    電車にずっと乗っていたくなるお話だった。

  • 内容紹介

    恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

    内容(「BOOK」データベースより)

    隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    有川浩
    高知県生まれ。『塩の街』で電撃小説大賞“大賞”を受賞して2004年デビュー。『植物図鑑』は第1回ブクログ大賞小説部門“大賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://books-officehiguchi.com/archives/4756139.html

    この本の舞台は阪急今津線で、宝塚駅と西宮北口駅を1往復したときの光景を小説にしたものである。今津線について、何回か乗ったことがあり、高級住宅街と学校が多いことを思い出した。

    学校では、門と厄神駅の最寄り駅に神戸女学院、甲東園駅か仁川駅に関西学院大学、小林駅に小林聖心女学院があり、制服姿の学生が帰る姿を何回か見たことがある。

    阪急今津線沿線に住んでいる人、かつて住んでいた人にとって、この本を読めば色々と思い出すことがあるかもしれない。

  • 恋愛ものは小さな胸キュンが詰まっていて、読んでいてあったかい気分になりました。特に美帆ちゃんの不器用だけど好奇心旺盛なところがかわいくて、応援したくなります。図書館の出会いにしてもこんな劇的な出会いはおそらくないだろうけど、あったら素敵だなとわくわくさせてもらいました。

    あと印象的に残っていたのはイトーさん。自分もグループでは中心にいるタイプではないので、言いたいことがあるのに後先のことを考えて言えない経験はよくしてきました。「価値観の違う人間とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん」という言葉にドキッとしました。どんな場所でもどうしても合わない人はいるので、可能な限りその人それぞれが無理をせず生きていける環境を求めていくことは大事だと思います。

    それにしても駅それぞれを短編にして、さらにそれぞれの登場人物をうまく絡めて話を展開させていくのはうまいなぁと感じました。面白いアイデアです。この作者さんはこれが初めてなのですが、他の本も読んでみたいと思いました。

  • 恋愛したなる!読んだ後の映画も面白ろかった。中谷美紀最高( ´∀`)

  • 阪急電車に乗り合わせた人たちの色々なドラマが書かれていて面白いよ。とおすすめされた本です。

  • 普段何気なく足として使っている電車が、たくさんの物語を集めた一つの箱だと考えたら、電車がとても素敵な乗り物になる一冊。 「生」から始まる物語も、「討ち入り」から始まる物語も、「つまらない男ね」から始まる物語もどれも暖かい。痛みを伴う話ももちろんあるけれども、その痛みはきちんと物語の主人公たちを成長させている。 人は一人で生きているんじゃないよ。行きずりでもちゃんと誰かを支えて、支えられている。

  • 通勤通学電車内で見知らぬ者どうしが言葉を交わし合うとは、皆無とは言わないものの、起こりにくいシュチエーションで、リアリティがあるかといわれればマイナスといわざるを得ない。その意味でファンタジーである一方、登場人物の態度・台詞・行動に重きをおいてみるべきなのだろう。もっとも、登場人物、特に感情移入が予定されているキャラクターが善人・しっかり者すぎるところは、少し違和感を感じなくはないところ。長女に贈与かなぁ。

  • 阪急電車にのって大学に通っていたのですごく懐かしかった。どの登場人物も人間らしくて清々しくて良かった!

  • 日々の移動の合間などに読む「ちょい読み」用に買ったつもりが一気に読んでしまった。外さないほっこり感…忙しさと焦りですさんでいた心が洗われました( ;∀;)乗り合わせた電車でこんな風に物語が広がって行ったら素敵ですね。有川浩さんの本読むと恋がしたくなる(笑)関西弁がイイネ!

  • 心があったかくなる話。阪急電車にのった一人ひとりのドラマに迫っている本。

  • それぞれの日常が混じり合う温かいお話。

  • いやぁ、おもしろかった!
    こんな温かいストーリー、勇気が出る。
    乗客の数だけストーリーがある。
    当たり前だけど普段意識しないこと。

    「価値観の違うやつとは、辛いと思えるうちに離れといた方がええねん。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから」

    そうなんだろうな。

    初読みだった有川浩さん。他の作品が急激に読みたくなった。そして、見たこともない阪急電車、今津線。2017年、初読み、早速世界が広がった気がした。

    解説が大好きな児玉清さんなのも嬉しい。

  • ほっこり。ちょっと木暮荘にも似てる。

  • 関西出張中に読了。電車に乗る一人一人に各々の物語があるのだと思うと、移動中も退屈しない。

  • ほっこり、胸キュンな短編集。

  • こういうほっこりした本に出会えて、有川浩さんに出会えて幸せだ、と感じる。
    映画は見てないので、映画も見たい。

  • 鬱のひどい自分に見かねた友人がこの本を置いて立ち去っていきました。
    今ならその気持ちがわかる気がします。
    元気をもらいました。

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