有頂天家族 (幻冬舎文庫)

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著者 : 森見登美彦
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415263

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有頂天家族 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 地図を片手に、記憶を引き出しつつ読了。一気読みにはならなかったが面白く楽しませてもらった。

    下鴨神社は行ったかな?先斗町は行ったな!四条通りはよく歩いたな。…京都にまた行きたくなった。

    阿保と言われる矢三郎が一番の策士だなと思いつつ、八坂神社に今度行ってみよう。ついでに清光寺まで足を延ばそうかななんて考えながら本を閉じる。

  • 面白きことは良きことなり!まさにその通りの「面白き」作品。
    登場人物は、狸、天狗から人間にいたるまで、個性的かつ魅力的。
    ほのぼのとした序盤、不穏な雰囲気が漂う中盤を経て、終盤は、狸らしい化かし合いが展開され、上を下へのお祭り騒ぎ。上質のスラップスティック。
    『四畳半』『夜は短し』のような「こじらせた大学生」の語り口調はやや控えめだが、森見作品特有の軽妙な文体は健在。

  • アニメから先に見始め2期が始まったのを期に原作を読む。アニメは原作ままだったと分り、声優さんの節回しで読む。存分に愉しめた。

    うむ、面白きことは良きことなり!

    二代目の帰朝も読みたい。

  • アニメが面白かったので原作も読んでみた次第。ところどころアニメより詳しく心情が説明されていたりするところもあったが、アニメは原作にほぼ忠実に再現されていたのがよくわかった。独特の世界観なので、アニメを観ずにいきなり原作を読んだらちょっととっつきにくかったかもしれないなぁ~と思ったりもした。愛すべき四兄弟、金閣銀閣までもかわいい。海星はなぜ矢三郎の前に姿を現さないのかなど、読者の想像力をかきたてるように答えを書きすぎないところも面白い(答え合わせはしたいけど)。続編もアニメと合わせて読んでみたい。

  • 次作を読むために読み返してみた。これでこの本を読んだの3回目。最初に読んだときは、その表現の巧みさというか面白さに感動し、特に畳みかけるような展開を描写したところなんかに衝撃を受けた。今回は最初に読んだ時ほどの衝撃はなかったかわりに、じっくりと情景を想像しながら読むことができた。
    著者の表現テクニックは、ホントにすごいと思う。自分のお気に入りベスト3のひとつ。

  • 男くさーい男子大学生以外が主人公の森見さん作品は初体験でした。

    森見節の効いた文章にぴったりの、ほのかに古さの香る世界観。

    みんなが強欲にならずただ楽しさを追求して生きたら、平和な世の中になるのかも知れない・・・なんて幸せな空想を抱いてしまいました。

    くすっと笑ってしまう展開・表現で進むのに、なぜか最後に泣けてしまう。森見さんの作品の、この温かさが大好きなのです。

  • 「ー」

    狸と天狗の話。

  • 「夜は短し乙女よ歩け」が面白かったため、続いて本作を読んでみた。
    森見登美彦の作風がよく出ていて、読むたびにはまっていく。

    本作では特に蛙の家族や天狗の師匠のキャラクターの描き方が絶妙だと思う。
    それぞれに個性があり、その個性を変えようとせず、ただ面白く生きようとしている無邪気な姿が面白く、人間との違いだと思った。

    「面白きことは良きことなり」
    自分もこうありたいと思い、朗らかな気持ちになった。

    http://honyalalan.hatenablog.com/entry/2017/04/27/190430

  • 解説に上田さん。仲良しめ!
    単行本、電子書籍と経て三度目にしてようやく捉えられてきたような。
    如何せん、ふわふわと。アニメ観た方がええの。

  • 面白きことは良きことなり!

    森見さんは夜は短し〜がどうしても最後まで読み切れなくて敬遠していたのですが、有頂天家族のアニメがとても面白くて、もうすぐ二期も文庫化ということなので再挑戦してみることに。
    アニメを観てたおかげかあっという間に読み切れてとても面白かったです!
    ほとんどアニメ通りで、頭の中で矢三郎たちが走り回っていました。
    シリーズ二作目も買います!

  • ★4.0
    続編の文庫化を前に再読。ただのゆるゆるふわふわな毛玉ファンタジーと侮るなかれ!これは食うか食われるかの濃厚ヒューマン(狸)ドラマなのである!と、能書きを並べたくなるほど阿呆でオモチロイ1冊。他の森見作品と同じ京都を舞台に、狸(+蛙)と天狗と人間が入り乱れる。そんな無茶な設定ながらも、時にワクワク、時にしんみり。そして最後には、家族揃って大団円、新しい年の幕明け。それにしても、「くたばれ!」や「面白きことは良きことなり!」、「阿呆の血のしからしむるところ」等、印象に残るフレーズが多いのも楽しい。

  •  阿呆の血を引く、騒がしく楽しくも、それぞれが必死に生きる、熱く温かく、それでいて笑みの溢れるような家族の物語。

    そう狸の。

    読んでいて気持ちのいい作品。
    狸と天狗と人間の化かし合い。
    父、総一郎の話は、残酷で、(自分も人間でありながら)人間たちに反感を覚えてしまうものの、基本的には楽しく驚きに満ちた作品でした。
    なんとなく、子供の頃見たジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出してしまいます。
    しかし、こんな物語はなんだか元気がでます。
    フィクションですし!!

  • 何気なくアニメをみて、森見作品かーと知り、その後本を読んだというちょっとイレギュラーな作品。森見作品としては、キャラクターのぶっ飛び度は抑えめ。まぁ狸とか天狗とかが主人公であるという段階で振り切れているとも言えなくはないが、それまでの作品が非常に良くしゃべる連中ばっかりだったことを思うと、というところ。と書きつつ、主人公の語り口はやはり森見節なのかなとも思う。なんにせよ、彼らしさがやはりあふれた愛すべき作品だと思う。

  • 最高。
    森見さん作品で一番面白い本。

    たぬき、京都。
    この題材だけで心が動く。

    平成狸合戦ぽんぽこの京都版。

  • あらためて読むと矢二郎のエピソードに涙を誘われます。

  • 狸が主役ということでぽんぽこを彷彿させられました。
    毛玉と称される狸を想像していると可愛いでしかないですね。もふもふしたいです。

    阿呆の血のしからしむるところだ。
    面白きことは良きことなり!

    いい台詞です。
    聖なる怠け者といい、いい台詞といい思考が出て来るので森見さんのお話は大好きです。

  • とにかく前向きになれる!「楽しい」と感じる心を大切に、楽観的になるのも悪くないと思えた。

  • 弁天様の天狗じみた自由さと人間らしい葛藤がなんだかとても好きでした。狸の一家のかわいく面白いことといったらなくて、お母さんがほんと好き…宝塚に罹患して王子様になって玉突きをし雷を怖がる狸…キュート…という気持ちでした。淀川さんの気持ちといったら!そして兄弟たちも本当にかわいくて面白くて本当によかったです。お父さんは亡くなっているのに欠けない家族がすごくよかったです。

  • すぐにでもアニメ化できそうな作品。純粋に読み物として楽しい。ただ個人的には夜は短しの方が好き。

  • 狸と天狗と人間たちが繰り広げる、はちゃめちゃ『捲土重来』胸キュンで家族愛なストーリー。
    本作品がオモチロイのは『先刻御承知』のことである。狸鍋を食べていないのにお腹がいっぱいです。

    小さいお子さまが喜びそうな世界観ですが、読むのは難しいかな。桃色の青春時代の時期まで待ちなさい!

    これまでの作品に比べて阿呆度が低いと感じるのは、私に阿呆の免疫力がついたから?いずれにしても『面白きことは良きことなり!』

    狸の世界がこんなに楽しいのなら、来世は狸になりたい。でも狸鍋にはなりたくない。狸に化かされたような物語でした。

  • なんとも突拍子がない設定の小説だが、とても楽しめた。主人公はタヌキ一家の4人兄弟の3男。その家族を取り巻く他の狸一族と、天狗、そして人間も加わり、京都を舞台に様々な騒動が繰り広げられる。
    たくさん登場人物がいるが、それぞれにキャラクターが立っていて、読みやすい。読んでいると、情けなく憎めない狸に愛着が湧いてくる。森見登美彦の小説では一番好きだ。設定が特殊なのに妙にリアリティがあったり、場所が京都だったりというところが、万城目学の小説に似ている気がした。

  • 本当に狸に考えがあるとしたら、こんな感じかも、と思わせてくれる。
    人間ほど、どっぷり感情的でなく、事実を淡々を追っている感じがある。
    やはり森見さんの世界観には感服。
    映像化もされていて、子どもとところどころ見たのも面白かった。

  • 京都で暮らす狸の一族の物語。狸がなぜか人間社会にも入り込んでおり、森見登美彦氏シリーズではおなじみの「偽電気ブラン」の製造は狸の一族が作っていたり、狸が普通にタクシーに乗ったり、設定が「阿保」な感じです。笑いあり、感動あり!

  • 森見作品は独特な言い回しが多くて少し苦手だったんだけど、これは楽しく読めた。アニメを見ていたお陰で、そうだったそうだったと思い出しながら読めたから、かもしれない。読みにくさもあまり感じなかった。
    やはり後半の盛り上がりが良かった。それまで積み重ねてきたものが総出演な感じで。下鴨家の絆、早雲の暗躍、などなど、面白い所はいくつもあるんだけど、これは狸のお話だっていう設定が一番のポイント。さらにそこに天狗も加わる。基本的にドタバタやってるだけなんだけど、狸ってだけで何とも言えない絶妙なバランスになってるんだよなぁ。不思議。

  • 京都の町でたぬきが人間に紛れて暮らしている話なんだけど、おもしろかった
    天狗も出てくるし、主人公の狸がいろんなことに巻き込まれながら、父親を食った人間たちと仲良くなったり、叔父たちと対決したり。

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有頂天家族 (幻冬舎文庫)の作品紹介

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。

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有頂天家族 (幻冬舎文庫)のKindle版

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