まぼろしハワイ (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415294

まぼろしハワイ (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 友人からもらった小説。
    ハワイにまつわる物語×3
    どれがいちばん好きか選べないくらい、どの物語も力強くて哀しくて優しい。
    読み終えてまず強烈に思ったのが「ハワイに行きたい」ということで、それは南の島でバカンスしたいというよりは、この物語にあるようなエネルギーの中で何も考えずに夕陽を眺めたいような、そういう感覚。
    もしかしたら今の自分は思いのほか疲れていて、魂の似通った誰かに洗いざらいいろんなことを打ち明けたいという欲求があるのかもしれない、と思った。

    この本をくれた友人が「姉さんと僕」というお話のなかの「生きていること」について語っているあたりがしっくりきた、ということを言っていたのだけど、「生きていることとは、何でも順番を追っていかなきゃならないということ」っていうところ、私もものすごく、そうだな、と思った。
    (私が毎朝している)朝起きてシャワー浴びて朝ごはん食べて身支度して、という大まかな流れのなかにも、着替えを準備したり身体を洗ったりパンを焼いたり紅茶をいれたり髪を乾かしたりいろんな順番を追っていて、それで1日が成立していて、その繰り返しを営むことが「生きていること」。死んでしまったらその順番を追うことさえできないということ。
    そういう当たり前にある、つまらなくも見える日々の尊さを、よしもとばななさんの小説はいつも気づかせてくれる気がする。

    運命とか縁とか、普段から意識して生きてるわけじゃないけれど、不意にそういうものを強く感じる瞬間がある。
    今この小説をプレゼントしてもらってすぐに読んで、雑事だらけの日常を考え直すきっかけになったのもある意味運命。
    幼い頃に抱えた傷だとか痛みだとか、もはや過去のことになりつつある悲しみとか、時間とともに和らいで消えたように思っていても、実はそんなに変わらないまま残っていて、だからこそそこに触れても一緒に笑える人とか、全部無駄なことに思えるようなエネルギーが時々必要なのだと思う。

  • 2011/10/3読了

    まだいったことのないハワイに行きたくなった。


    この広い世界、旅先で偶然に人と会うこと、それもそれぞれが以前お互いの感情を共有してたこと。


    そんな不思議が、不思議でなくなる場所があるとしたらハワイなんだろうと思う。


    観光客によって、観光地化したハワイではなくて、何万年も続く大地や自然な姿のままのハワイを、体で感じたらこの本で得たことをもーっと、奥深く感じることができるのだと思う。


    この一冊で、よしもとばなながスピリチュアルな人なんだなって気付いた。

  • エッセイを読むような軽やかさで、
    すいすい読めた。

    大好きなばななワールド満載の、
    踊りだしたくなるような
    心の内側が健康になるような文章で編まれていて
    短編集なのにやけにいい感じ。

    あざみさんみたいになれたら素敵。
    と、凡人の私はあこがれる。

  • ハワイを舞台にした中編集。
    なんだか物語というより、作者の経験してきたことの集まりというか、エッセイをつなぎあわせた感じがする。
    それが独特のテンポを刻んでいて、話に言葉に深みをもたらしていて、よしもとばななの良さであると思うんだけど
    この小説はどこか押しつけがましい感じを受けて好きになれなかった。何かの教えみたいだった。でもハワイには行きたいな。ピンク色の空や夕日やフラダンスをたくさん見たい。
    「ほんものはちゃんとほんものに見えるのよ」

  • 登録500冊目はばなな作品。
    珍しく文庫が初読の作品です。

    ばなな先生のハワイに対する愛があふれています。
    人生のつらいことも人間のどろどろした部分も
    がぶがぶ飲み込んでくれる。
    そして、優しく浄化してくれる。
    それがハワイという土地なんだなと思いました。

    でも、まだ理解しきれない。
    きっと何年か後にもう1回読み直したほうが
    本当にばなな先生が書きたかったことが
    分かるような気がした1冊です。

  • ことばのかけらひとつひとつに、エネルギーがじんわりとこもっていたので、まるで少し冷えた箇所を温めるような一冊だった。

    心が弱ってしまったときに、もう一度読みたい。

  • またまたばななさんワールド。

    とても大切にひとつひとつの物語が描かれていて、それがハワイと、そして地球と、生きているということと繋がっていて、キラキラしている物語たちでした。

    何かで悩んでても、結局は大きな世界のゆりかごの中の出来事であって、世界は広くて美しくて偉大で、生かされているんだということ。

    偶然と必然とが入り混じっていて、だけど確かにそこにあるもの。

    大切なものって日常でいつも認識できてたら、毎日が素晴らしいだろうに、なかなか見えないんだよなぁ。

    あぁ、ハワイ、行きたいなぁ。

  • 悲しみが希望に変わる感じ。ハワイの雄大さが伝わる。
    小樽とハワイの対比も好き

  • ハワイってそんなにいいんだ。

  • ハワイに行きたい。ハワイに行ってみたい!!!一生に一度は絶対にハワイに行ってやる!!!と決意を新たにしました(笑)

    単なる陽気な土地だけでなく、物悲しさや命の息吹を感じられる場所。そんなハワイを舞台に繰り広げられる物語。中編の作品集。

    ばななさんの繊細な物語を久々に読んで心がちょっとだけザワザワしました。

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