冬日淡々―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415300

感想・レビュー・書評

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  • 佐伯さんのシリーズの中で、
    脇役が面白く、かつ主人公が美男子じゃない、唯一のシリーズ、
    酔いどれの最新作です。

    相変わらず各所で呑みつつ、ばったばったと悪人を倒して、
    大活躍してます。
    おりょうさんの今後と、駿太郎の今後が、どうなるのか、それが楽しみ。

  • <酔いどれ小籐次留書>シリーズ第14弾。

    小籐次が三河蔦屋の大旦那に請われて成田山新勝寺詣でに同道する。
    あっちこっちで悪者退治。

    ところで、続けてシリーズを読んでいると、小籐次のお酒を覚えたときの話が何度か出てきたけど、その都度ちょっとずつ違う気がして困惑。
    なんだかなー。

  • 染左衛門の命は、剣の一振りでながらえるの?

  • 目先を変えて成田山への旅日記。と云っても波乱万丈ですが。

  •  読みました。次はいつ読もうか。

  • 酔いどれ小籐次は異色のヒーローだ。小男で年は五十路をとっくに超えている。「抜け上がった額にぎょろ目、大顔に大きな耳が張り出したところなど、どう見ても年老いたもくず蟹」。見かけは冴えない爺様だが、実は来島水軍流の達人。今回は深川惣名主の三河蔦屋の大旦那、染佐衛門のお供で成田山新勝寺詣でに同道する。

  • 酔いどれ小藤次留書シリーズ第14弾。今度は、いきなり成田山詣でに出かけることに。。。

  • 成田山行きとおりょうさんとこと熊男。駿太郎がすくすく大きくなっている…←進むにつれ会話に漢字が増えてきてるのがなんとも(笑)。

  • 酔いどれ小籐次留書14~深川の惣名主の三河蔦屋の許を訪れた小籐次は200金の貰った故もあって,急な成田山詣での申し出を断ることができず,その足で同行することになった。川を下る最中に川木戸の役人から注意された強盗団を退治したが,船橋では様子を窺う渡世人を見かけ,道中を襲った浪人ものを撃退したが,佐倉では藩主の分家が新勝寺の出開帳の利権を巡って暗躍し,江戸からも総支配の座を狙う商人が蔦屋を付け狙っていた。一貫目の金の不動像を開眼するため蔦屋は不治の病をおして,三晩の籠もりを行う中,敵方を殲滅し,帰りの旅では小籐次の脇差しが病撃退の呪いとなった。おりょうの一派立ち上げに難癖をつけようとする破落戸を退治した小籐次は,南町奉行所の目の前の塗師宅を襲った百里走りの一味の仕業と見せた漆買いの執念を代々木村で断ち切る~何だか盛りだくさん。成田行きの顛末を膨らませ切れなかったのか,他に書きたいことがあったのか,シリーズの繋がりを重視したのか定かではないが,着実に駿太郎だけは成長している

  • タイトル通り、淡々とした話。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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