目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415355

感想・レビュー・書評

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  • 建設会社の社長が自身の誕生日パーティーの日に2階から転落した。警察は自殺として捜査。しかし、誰もが自殺とは思えずにいた頃、再び死人が出てて…



    冒頭の文章を読みながら、あれ?私これ知ってる気がする?と思いながらも読み進めていく。終盤になって、もしかして犯人ってあの人かな?と。で、刑事さんたちがトリックなどを解いていったあとの犯人がやっぱりこの人かー!となった。


    そして、犯人が自供してるシーンでやっぱりこれ見たことあると思った。何年か前に2時間ドラマかなんかで見たんだよなぁ。とあるセリフを読んだときに、ドラマで見た女優さんの声で再生されたレベルだった。


    これドラマ見てなかったら「わー!!!まじか!」ってなっただろうなぁ。


    2020.10.4 読了

  • 誕生日に二階から墜落した社長の死は本当に自殺だったのか、同じ堂島邸で相次ぐ死の真相は。古びた豪邸の一族だけれど浮世離れはしていない現代調の中にわざとらしくない然り気無い華があって引き込まれた。推理に乗り出す四十代後半、二十代後半、二十代前半の男性刑事トリオの独特のマイペースさは推理もの的わくわく感。

  • 閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。

  • 田園調布が出てきた!
    ーーー
    建設会社社長の堂島新之助が、自由の誕生日にベランダから落ちて死亡する。宴の場に集まっていた家族ら11人にアリバイがあり、警察は自殺として処理する。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が。新之助の死は、本当に自殺だったのか? 疑念を抱く3人の刑事は、独自の捜査を開始する。愛憎渦巻く一族の悲劇を抱いた長編ミステリ。

  • しまった、これ、単行本のほうで読んだことあったと読み始めて早々に犯人を思い出してしまったのだけれど、些細なでティールはすべて忘れていたので再読してみた。
    うーん、小説だからできるミステリーだなぁとしみじみ思う。

  • はあー、犯人はあなたでしたか~とは思いましたが、なんだか物足りない感じ。

    新之助と松浦、宮本の3人がほぼ喋らないで、周りの人から印象を聞くだけなので感情移入できないというか……。

  • 怨恨のシナリオ、トリックもいまいち、動機もいまいち、のめり込めない。登場人物の描写が展開する前半がかなり辛気臭い。テンポは後半からよくなる。
    全体的にあまり好きになれないシナリオだった。

  • 閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。

  • 読み終わった後に、うわーーっとなってしまった。切なくて。

  • 資産家の老三姉妹が、毎年秋に開催する豪華なパーティー。

    山奥のクラシックホテルを貸し切りにして。

    集まる人は、姉妹の招待状を受け取った人。

    娘、甥、その嫁、そしてその弟なども、その毎年の招待客。

    嫌悪感を抱きつつ、毎年薬物が切れた中毒患者の様に、ここに集まる訳は。。。

    これは、現実なのか、妄想なのか。

    最後まで騙されたのは、誰でもない私でした。。。

著者プロフィール

一九四六年千葉県生まれ。初めて執筆した小説『氷の華』は二〇〇六年自費出版からスタートした後、文庫化され三十五万部を超えるベストセラーとなる。ドラマ化もされ、六十歳の大型新人として注目を浴びた。その他の著書に、『目線』『烙印』『彷徨い人』『午後二時の証言者たち』がある。

「2022年 『容疑者は何も知らない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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