うさぎパン (幻冬舎文庫)

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著者 : 瀧羽麻子
  • 幻冬舎 (2011年2月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416215

うさぎパン (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • いいなぁ・・・放課後のパン屋めぐり。
    富田君と優子みたいにかわいいものではないけど、
    ひそかに私も近所のパン屋めぐりをしている。
    今、お気に入りのパン屋さんが、アトリエ みたいなとこで
    本を読んでてちょっとうれしかった(*^^)v
    うさぎパンはなかったけど・・・・

  • 我が家の朝はパンで始まる。
    戦中生まれの父がパン党なので、母は毎日パンを買いに走る。
    父の好みはふわふわの、懐かしい感じのするクリームパンやコルネやジャムパン、練乳ロール、あんぱん。甘酸っぱく煮たチェリーの載ったハイカラなデニッシュもお好みだ。

    タイミング良く、焼きたてのパンが買えたりなんかすると、夕飯前にコーヒーと一服だの、食後のおやつにコーヒーと・・・だのと欲張り、結果アンパンマンのような真ん丸い顔をしている。

    もちろん私も母もパンは好きだけど、どちらかといえば全粒粉の、くるみやドライフルーツを練りこんだ香ばしく固めのパンに手を伸ばすことが多い。「うさぎパン」のヒロイン優子の好みに近いかもしれない。

    高校生の優子は継母のミドリさんと暮らしている。
    生みの母の記憶がほとんどないこともあり、ミドリさんとはうまくやっている優子だが、それまで通っていた中高一貫の女子校を離れ、共学へ進むも成績が思わしくない。
    そこに紹介されてきた家庭教師、美和ちゃん。一見頼りなげな彼女ですが先生としては優秀で優子との相性もよく・・・。

    優子と富田くんのパン屋さん巡りデートや、美和ちゃんの彼氏を交えたダブルデート、なんだか青春っぽくて羨ましくなります。ふわっと甘くて、バターの香りがするような美味しいお話。

  • 高校生の恋の話って聞いてるだけで幸せになる、美和の言う通り、もう読んでいる間中私の顔は真っ赤でひとり照れていたに違いない。誰もいない深夜に読んで正解だった。
    ただこの作品はパンの描写が多くパンの匂いや温かさをふわりと感じて、深夜に何かを食べずにはいられなかったのが困った所だった。
    母の愛の強さが優子に突然不思議な体験をさせる。すべての真実を知った時、優子は何を想い、何を思い出すのか。誰の心の中にも「幸せのうさぎ」幸せのかけらがあると思う。

    スラスラと読める可愛い本。ほっこりしたい人にはおすすめ。ガッツリいきたい人には物足りないだろう。

    同時収録の『はちみつ』。誰にでもある失恋の経験。その乗り越え方。懐かしい痛み。吉田先生の人気。私は『はちみつ』の方が好きだな。

  • 自分が好きな物が大好きな人も好きなんだって、とても幸せですよね。
    それが美味しいものだったら、ますます幸せ。
    ゆうこちゃんが富田くんと食べたパンは、とても幸せな味だっただろうな。

  • お嬢様学校育ちの主人公・優子が
    高校に進学し出会った
    気になる男子・富田くん。

    お互いパンが何より好きだったことから意気投合し、
    放課後のパン屋巡りに精を出す
    恋人未満な二人。

    そんなある日
    ある女性が
    優子の前に現れて…



    穏やかで優しい
    優子の義理の母親のミドリさん。

    実の母親で
    優子が幼い頃に病死した
    聡子さん。

    大学院生で童顔の家庭教師・
    美和ちゃん。

    パン屋を開業するために離婚した
    富田くんのお父さん。

    体育会系特有の
    サバサバした性格の
    優子の親友、早紀。


    など、
    あたたかい人たちに支えられ、
    思春期の少女が成長していく過程と

    ささやかだけど二度とはない日常を
    みずみずしい感性で描いた
    あったまるこな小説です。




    ふっくらとしたクロワッサン。

    ぱりっとした表面の小さな丸いパン。

    雑穀入りで
    ゴマのまぶされた細長いパン。

    つやつやした
    りんごのデニッシュ。

    ハーブを練り込んだパン。

    シンプルなバターロールと
    黒ゴマののった
    まんまるのあんぱん。

    そして昔懐かしい
    動物の顔の形をした
    パンダパンやカニパン。


    ゆったりとした時間が流れる
    ぽかぽか陽気の公園で食べる
    できたてのパンの描写に
    もうヨダレたらたら!(≧∇≦)



    焼きたてのパンは、
    色といい
    匂いといい歯ごたえといい、
    何かしら人を励ますような
    善意に満ちていて、

    食べているうちに
    お腹の底から幸せになってくる♪


    自分が選ぶもので
    本来、体は作られるんですよね。


    食べたものは
    すべて
    自分の一部になる。

    こうありたいと願い、
    命を慈しみ食べる行為こそが
    明日の自分をつくっていく。



    どことなく
    瀬尾まいこさんを意識してるのが分かるし、
    まだまだストーリーの練り込みも掘り下げも
    人物描写も浅いんやけど、

    自分もパン屋巡りが趣味なので
    パンへの愛が十分に感じられたのと
    飾らない素直な文章は
    読みやすくて好感が持てました♪


    まだ若い作家さんみたいなので
    期待も込めつつ、
    他の作品もまた読んでみたいです。

  • 表紙とタイトルがとてもかわいい一冊。
    作中に出てくる食べ物がとてもおいしそう…!

    「うさぎパン」
    優子と富田くんの関係に久しぶりに本を読んできゅんとしてしまいました。
    放課後のパン屋さん巡り…!高校生の恋愛がとてもかわいい!
    優子の出生とうさぎとの関係。2人のお母さんからそそがれていた愛情。じーんときました。

    「はちみつ」
    「うさぎぱん」に登場する美和の友人桐子の失恋のお話。独特の空気を持つ吉田先生が素敵です。
    最後のくるみパンとはちみつがおいしそう…!

    心がほんわかしてくる作品でした。

  • 初読みの作家さん。
    ほわん、とした気分になれた。
    可愛く、優しく、温かく…そんな話。
    登場人物ひとりひとりがとにかく愛おしい。

  • 実は期待していなかった。
    でも途中、え!と思う展開が結構あり、ドキドキしたり、切なくなったり、寂しくなったり、温かくなったり、こんなに色々な感情を楽しめる本は久しぶりでした。
    これはちょっと、人におすすめしたいかも。

  • 本屋さんでそのタイトルに目が留まり、うさぎ好きとしてはおもわず読まずにはいられなかった作品。「うさぎ」と「パン」という言葉の組み合わせがいかにも可愛らしく、温か。

    そしてそのタイトル通り、内容もとてもほのぼのと温かい心地のするものでした。高校生の優子を中心に廻る、特別じゃない日常の物語。どこかすぐそばにあるような、そんな普通の日常が、読む者の心をじんわり温かくさせてくれる作品でした。

    個人的には、書き下ろしの短編「はちみつ」により感情移入できたような気がします。同世代の女性の物語だったからかな。自分は気づかなくても、自分のことを優しく見守ってくれている人はいる。そんな想いを抱かせてもらいました。私も、そうであったらいいな。願わくば、その優しさに気づける自分でありたい。

    うさぎパン、どこかにあったらいいのにな。

  • ふわふわ~とした本。

    最近、気づいたのですが私はガシガシしたボリューミーな本が好きなので自分の好みにはあってなかったみたいです。

    だけれど、「自分的に面白かった本」には絶対ランクインしてきます。
    例外に面白かったです。

    そして、うさぎパンは幻冬舎から出して正解だったなぁ、と。
    このふわふわした、繊細な感じは幻冬舎のサラサラした紙質と相性抜群ですね。

    ふわふわ~サラサラ~

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