- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344416215
感想・レビュー・書評
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数年前に読んで改めて読んでみた。
パンやパン屋さんを題材に、人と人の関わりが描かれて、読んでるとハード系のパンが無性に食べたくなる。
病んだあとほっこりできる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり食べ物が出てくる小説は間違いない!
登場人物はいい人ばかりで、気持ちよく一気に読めました。 -
クラス替え早々の自己紹介のときに
自分の番でちょっと変な空気になっちゃった時に
乗ってくれたパン好きの富田くん。
それだけで、わたしの心の中の上田が叫んでおります。
(CV上田晋也:スギィィィイイイイイ!!!!!)
ふたりの放課後をほくほくにやにやしながら覗き見させてもらったような気持ち。
番外編はちみつはちょっとよくわからなかった -
大好きなタイプの小説。悪者が出てこない、優しい世界のお話。甘酸っぱい恋愛に心洗われる気持ちになった。はちみつも読んだあと前向きな気持ちになれる素敵な作品!
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パンが好き。
そんな理由で手にしました。
この二人なら、これから先も乗りこえられるような期待を持ちました。
優子の父には怒りしか感じない。そして、どのような理由であれ、ミドリにも不快感。
祖母の言葉は無神経からではなく、息子への怒りと思っています。
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2人の距離感がとても好きでした。
またゆっくり読み返します。 -
十代か、二十代の読者を想定しているのかな。
もう、表紙がかわいくて。
お話も、やはりその年代の人が主人公になっている。
主人公、優子は高校生。
幼い時に母を失い、今は義母のミドリさんと二人暮らし。
父は単身赴任で海外にいる。
エスカレーター式に大学まで行ける女子中から、高校で外部受験し、新しい生活がはじまったところ。
こういう状況だが、別にいじめられているわけでもないし、新しい学校にもそれなりになじめているし、義母ともそこそこ仲がいい。
えっ? じゃあ物語が動くような事件なんか起こらないんじゃないか?
そう思っていたら、それは斜め上からやってきた。
ほっこり、ハートウォーミングなお話ということもできるけど、優子と母の物語として見ると、なかなかすごいものがある。
スピンオフの「はちみつ」は、本編に出てきた美和の友人、桐子の失恋のお話。
桐子を捨てて出て行った恋人シュウが、いけ好かない奴で…(笑)。
それでも、桐子はそういう人を好きになってしまう。
生活が変わってしまうほど、彼にのめりこんでしまう。
そういえば、「うさぎパン」の方でも、どこがいいのかねえ、と思える優子の父が、二人の女性にべたぼれされているという設定もあった。
この小説は、つまり、恋愛の不思議ってことなのかしらんね? -
ほんわかした話、読んでると甘くなくて固いパンが食べたくなる。放課後にパン屋巡りするような青春送りたかったなぁ、私も家と学校が離れていたり周りにお店があったらそういうことが出来たのかなとか。そして文庫化のために書き下ろされたもう1作「はちみつ」は家庭教師の先生の日常を垣間見れる感じがあって大好き。大学で研究室に所属してみたかったな…理系の研究室ってこんな感じなのかな…とか知らないからこそ美化されてるのかもしれないから言えることなのかもしれないけど。中学の時はこれを読んで「研究室で徹夜明けの人が倒れてるなんてありえない!」とか思ってたけどこの歳になって周りから研究室の話を聞くと本当にあるらしくて忠実に書かれてたんだなって思った。吉田先生を女性と思って読んでいたけど久々に読んでようやく男性って分かってスッキリ。小さい頃読んだ話を今読み返すと発見があって面白い。ずっと変わらず好きな本。
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穏やかでちょーすき
パン食べたくなる
青春だねえ(^.^)♡ -
可愛い高校生の恋心と家族(母)への思いにじんわり温かい気持ちになりました。