21 twenty one (幻冬舎文庫)

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著者 : 小路幸也
  • 幻冬舎 (2011年6月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416796

21 twenty one (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 21人の中学のクラスメイトは特別な絆で結ばれていた。
    25歳になったある日 その中の一人が自殺する。
    残された20人が自殺の原因を模索
    自分の行動が 自分のあの言動が 彼を自殺に追いやったのではと・・・
    それぞれが抱えている秘密や心の闇が次から次へと出てきます。
    が そこは小路さん ちゃんと前向きなラストでした。

  • 21世紀に21歳になる21人のクラスメイト。その中のアイドル的神がかった美少年が自殺する。自分のせいだと思うクラスメイトたち。というお話。

    最後の、自殺の動機はそんなこと???って思いかけたけど、なにがその人にとって重大なものであるかなんて人それぞれなんだし。むしろその視点を失わずに人と接していきたいなと思った。というか、なかのよすぎる21人うらやましすぎる!!!
    美少年私に寄りかかってくれればよかったのに、と思いつつ読み進める。
    最後の落とし方と、そこからの引き上げ方はさすがの小路さん!
    高校への行き帰りと家で、1日で一気に読んでしまった。

  • クラスメイトが自殺したという衝撃的な事実が、残された人物の‘生’を浮かび上がらせていく。
    順々に視点が代わり、その人物の人生にスポットライトがあたる。
    連作短編のおもしろさが感じられる一冊だ。

    人はみんな秘密を抱えて、それを誰かのために必死に隠して、いろんなものと戦いながら生きていくんだと思った。
    それが、生きるということなんだと。

    金物屋のまっちゃんが翔くんに言ったセリフが好きで。
    器用に立ち回るのが苦手な私は、その真っ直ぐなセリフに泣いた。

    「戦え。自分の弱い心と戦って戦って、勝て。
    勝ち続けて、ちゃんと生きて、ずっと俺と友達でいてくれ」

  • 晶みたいな人が身近にいたら…
    自分はどうするんだろうな。


    みんなと離れてしまって心にポッカリ穴が空いてしまって、悲しくて、淋しくて、ダメだ。死にたい。

    そう思ってしまう人が居たら。


    しかし、この物語はそこを考えるのではなくて、友人を亡くしたという悲しみの処理。


    晶は、みんなと離れてしまって
    生きていく意味を見出せなくなり
    死んでしまった。

    残されたみんなは
    その悲しみを、どう抱えて
    その悲しみと、どう寄り添って生きていくのか。



    晶には晶の悲しみがあって、
    みんなには晶を失った悲しみがあって。
    それぞれの悲しみとの向き合い方が描かれている。

  • せつない。
    仲間意識が強いほど、もしかして、自分は違うかも…みたいに疎外感を感じるものかも。
    それはあくまでも主観だから、本人が疎外感を感じれば、それはもうそうなわけで⤵
    強すぎる絆も時には人生の弱点になるのかな〜。
    小路さんの本は大好きだけど、これは悲しくなった。

  • とても仲のよかった21人の同級生。その中の一人が自殺し、その理由は何かを考える・・・という流れでは、辻村深月を思い出したが、辻村深月が闇を描く印象があるのに対し、こちらは常にどこかに光があった気がする。
    とはいえ、決してすっきりとできるような話だと言い切ることはできない。
    それは人が一人、自ら死を選んだということなのだから、当然だろう。そういった、当然の哀しみや、悔いというものを、やわらかく受け止めて、その上で先に進む。
    そういった世界が、とても好きだ。

  • 21世紀になる年に21歳になる21人の仲間たち。3年間の中学生活を何の綻びもなく過ごし、強い絆で結ばれた彼らは、その後もずっと最高の仲間で在り続けた。そして25歳のある日、一人の自殺によって21の輪に綻びが出来た。歪んでいる私はこの関係がどうしても不気味で胡散臭く感じる。美しい関係の描写が信じられなかった。案の定、とある二人が不倫関係になっており(あろうことか男の妻は仲間の一人である)、それを打ち明けられた一人は不倫関係を嗜めなかった。子どもの輪と大人の輪は結び目が違うのだ。ああイヤだ。

  • 小路さんの人と人の情や絆の描きかたはそのままに、痛みや重さもある作品でした。

    ちょうど今の自分と同じ年代の子たちの話で、しかも私の場合も中学時代(人数は何倍もいたけど)割りとみんな穏やかで良い学年だったから、物語に共感を覚える点が多く、一気に読みました。

    大人になってから行った、中学の同窓会で感じたあの安心感を思いだしました。
    同じ地域・年齢・学校・制服・授業・給食・行事・・・
    強制的にほぼ差のない環境で過ごすあの時代は大人になって考えると、凄く独特な時代だと思います。

    美しい晶くんの「生きられない人種」という痛々しい言葉が、時代のせいか物凄くリアルに感じられました。

  • 残された者たちがどう生きるか、がテーマの作品。
    読みやすくて続きも気になる、悪くない本だと思うのだけど。しかし、どうにも設定、物語が出来すぎな気がして、なんだか白けてしまう。
    大人になってもこんな関係って、本当にあるのかな?なんて感じる私が冷めているのか??

  • お互いを大切に思う仲間の存在に感動です。
    晶の死の真相がとてもせつないです。

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