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みんなの感想・レビュー・書評
他人の過去に忘れてきたキオクを探しにいく企画。
傍から見れば、なんでそんなことにそこまで一生懸命になれるのか。おもわずそう思ってしまう。高野さんは本当に旅が好きであり、出会いが好きであり、探しものが好き。そんな純粋な思いが、彼の行動力の源泉なのだろう。そしてその純粋な思いに、時に神様が味方してくれる。そんな場面がいくつもあった。ほんとにノンフィクションなんだろうか。そこいらの小説よりもよっぽどドラマチックな展開も。
メモリークエスト2も始動しつつあるとのことで、そちらのリリースも待ち遠しい。
一般から寄せられた「旅の思い出」を探すという企画。
普段の旅モノとはまたちょっと違う感覚が味わえる一冊。
でも、旅モノには必ずといっていいほどタイの話が……。
この本でもタイへの想いがかき立てられた。
突然会社を辞めて実家に帰ってきたときに、ふと立ち寄った本屋さんで「メモリークエスト」というタイトルと表紙にインスピレーションを受けて手にとった一冊。
ホント、本と出会うタイミングは一期一会で不思議だなぁ。
『あの人いまどうしてるかな?』を世界規模で探しに行くメモリークエスト。また企画からしてすごく阿呆だ。
意外にもとんとん拍子で進んで紆余曲折はあるものの総合的に見るとひと月で4件、わりに簡単に見つけていく。
昔のこういった記憶に出会うのは小気味よく、『あいつ何してるかな?』と自分の思い出も蘇ってきた。行こうかな、メモリークエスト。
今回は一風変わった探索に出かけた高野さん。
「探してほしい思い出の人」を公募し、高野さんが探しに行く。
わずかなヒントを頼りに、タイやらセーシェルやら南アフリカやらに突っ込んでいく。
今回も、その突撃っぷりが読んでて爽快だし、探し方も流石プロ。
一風変わった紀行本を読みたい人におすすめ。
読者からの依頼で世界に「思い出」を探しに行くというテレビ的な企画。初めての高野秀行さん。
これが、ものすごく面白かった。テレビ的と書いたが、絶対テレビではありえない旅路。不確かな情報からパズルを解くように進む旅。見つかったり見つからなかったり。自分が一緒に旅をしているような気持ちになり背中が緊張するほど。
旅嫌いな私が旅に出たくなっている。
いや、面白かった。
初めの企画からちょっと普通でないのだが、旅行が進んでいくともっと普通でないことが展開していくという著者の得意なパターン。
久しぶりにいい旅行をして活き活きとしている著者の姿に和む。
やっぱり国内で腰痛で悩んでいるより、辺境でしょう。
初高野秀行。おもしろかったー。わたしは旅行もあんまり好きじゃないし、バックパッカー旅なんてとんでもないって感じなんだけど。自分ができないことだからなおさら興味深く感じるのかな。ただ行きあたりばったりでとんでもないことが起きて笑って、っていうだけじゃなくて、さまざまな土地を長年旅してきている著者ならではの、こういうことになるのはここがこういう土地だからだ、とか分析があるところがすごくよかった。民族問題とか、今世界で起きている問題をわかりやすく説明してもらえる感じ。ためになった。あとがきにもあったけど、ほんとに文章がうまいんだなあと。読ませる。ものすごい旅慣れているであろうに、ちょっとしたアクシデントで落ち込んだりナーバスになったりするところも、個人的に共感できて、それもよかった。もっと高野氏の本を読んでいこうと思った。(出身地が八王子ってとこも親近感)。
読者から「探してほしいもの」を募り、それを著者が世界各地に探しにいくという一風変わった旅レポート。
見つかった旅、見つからなかった旅、合わせて全部で5編収録されています。
十数年前に旅先の国で会ったガイドを探して!とか、殆ど手がかりのない中、見つかるものなんですね。凄い。
人の繋がりや様々な国の政治事情も描かれていて、内容の濃いレポートです。
HPで募集した「旅で出会った、また会いたい人」に高野秀行が会いに行く。
そのドタバタをまとめたもの。中島京子の解説にあるように、「見つかる偶然」にその国の特殊事情が透けて見える。
どこか旅行に出かけたくなる1冊。






