メモリークエスト (幻冬舎文庫)

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著者 : 高野秀行
  • 幻冬舎 (2011年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417038

メモリークエスト (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 読者の依頼に基づき筆者が彼らになり代わり、記憶に残る会いたい人を探すという、
    他人の記憶を探す旅、その名も「メモリークエスト」
    日本へ密入国を企てていたミャンマーの青年、
    セーシェル・マへ島の春画コレクターのエロおやぢ、
    ユーゴ紛争後連絡が途絶えた、
    アメリカで共にホームステイしていたユーゴスラヴィアの友など、
    笑いを誘うものからシリアスなものまで、ネタはいろいろ。

    ウン十年前の、出会った場所と簡単なエピソードだけの僅かな情報で
    (国籍や名前さえ不明な人もいる)大丈夫なのか?
    という読者の不安をよそに、捜索の旅は意外な展開を見せる。

    紛争や政変に巻き込まれ、成功している事業が何度もポシャったり、
    逆に難民だった人が、いきなり優遇され会社を設立したり...。
    ひとりひとりの人生のヒストリーを、筆者と共に追体験しているようなスリルと興奮。
    平和な日本がなんと有難いことかと、しみじみ思った。

    それにしても、ほんまかいな!というくらい奇跡のような偶然が次々と起こり、
    探し人に辿り着くのは感嘆モノ。
    これほどツイてる人が羨ましい。いや、悪い意味ではありません。

  • 高野さんがかわりに人探しをしてくれる本。
    なんだけど、すごい人ばっか出てくる。
    特に後半。

  • 探索のプロか~(^^; 怪獣ムベンベをはじめとした未確認生物を探しに行って(実際には行けなかった所もあるが)は、見つからないのに笑える紀行文を著す作風で、それでこう言ってしまうところが笑えるのである。しかも、自分の思い出クエストまでシレっと入れてしまうところが著者らしい。Webでお題を募集して、その結果はWebではなく書籍にする幻冬舎にも好感を抱いた。巻末を見ると著者の意気込みも勇ましい続編PRがされていたが、果たしてどうなることか? 私的「高野まつり」は本書読了で一旦休憩にするつもり。文庫は19冊目なり

  • 今回の高野さんはUMAではなく人探し。に、しても探す相手がみんな普通じゃない。春画集めおやじとか、アフリカ五か国国境突破の友人とか、内戦してる国の留学生同期とか。けっこうな確率で成功したのにびっくり。南アフリカで地元の人がたまたまコンゴ出身だと気付き、とっさにリンガラ語を話してあっという間に仲良くなる場面がかっこいい。

  • 他人から思い出の人を聞いてその人の消息を闇雲に探しに行く話です。いつも人外魔鏡に分け入っていくような印象を受ける高野さんですが、今回はあまり行かないような国に行ってひたすら人探しです。これまた魅力的な本で、高野さん本人がワクワクした気持ちがビンビン伝わってきます。思わず泣きそうになるくらい胸に迫るシーンもありますが、わざとではなく受け手が勝手にジーンとしてるだけです。いいなあ相変わらず。やはり好きです。

  • (2016.4.16)
    (364P)

  • 企画が面白い!筆者と一緒ににわくわくドキドキできる楽しい一冊でした。

  • 読者からの依頼で外国まで行って見ず知らずの人を探すというなかなか冒険的で無謀なドキュメント。
    自分にはこんなことをする勇気も根性もないので,これをやっちゃう著者は実に勇敢。
    これを読んで,なぜかは分からないけれども,今の自分はこんな仕事をしているけれども,この先は別にこうした仕事にこだわらずに全く違うことをして生きていくっていうのもいいな,とちょっと思った。
    続編が行われたらしいが,書籍化はされていないようで残念。是非読みたいので書籍化してもらいたいものである。

  • 妙に臨場感があり、タイのくだりは深い話しですね。

  • あの日、あの時、あの場所で消えたあなたの記憶、探しにいきます。「探索のプロ」を自任する著者は、縁もゆかりもない赤の他人のために、不安を抱きつつも世界へ飛び立った。時空を超えた空前のドラマが、いま始まる。

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