天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)

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著者 : 古野まほろ
  • 幻冬舎 (2011年10月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (765ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417533

天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1990年 日本帝国。
    勁草館高校を舞台に演目はブラスバンドの青春と斬首事件。
    噎せ返るほど濃密な仮想ゴシックワールドのフレーヴァー。
    過剰にルビが振られた台詞と気障なやりとりがキマって舞台上に映えている。
    情報の奔流の中に沈む大切なものを掬う読書となった。

  • 好き嫌いが分かれるとは聞いていたが、読み終わってそれがよく分かった。
    ミステリーとしての物語に、過剰な装飾が付いているのが、その原因なのかなと思う。
    高校の吹奏楽部の日常からコンテストに至るまで、のだめっぽい感じに、やたらと出てくる当て字の数々、ときおり4大奇書とか、ガンダムとかを踏まえた小ネタをぶち込んでくる。
    それなのに、本格推理小説だっていうからなんなんでしょうね。
    解説見て、メフィスト賞ってことなんで、まあなんか納得してしまったところもあります。
    シリーズ続いてるけど、まあ読まないだろうなあ、、

  • なんだかへんなものを読んでしまったぞというまさしく「狐につままれた」ような読後感
    世界観に馴染むまで100ページくらい、そこからだんだん文体や登場人物に慣れていって、個人的には各部員が推理を披露するところがピークでした。最後にミステリ名乗っちゃあかんやろというトンデモ展開が待っているんだけどこの作者さんはわざとやってるから余計たちが悪いよ~…要するにその部分も面白かったのです…
    ただこのままだと、まほろくんは最後に某さんを否定したのに先に読んだ聖アリスガワ学園シリーズでのみづきさんがなぜあんな立場なのか全然わからないので…うん、今私の手元には続編の御矢があっての。

    あと著者の名前を主人公や登場人物に冠するのはギミック的な面白さのためと著者の(あけすけな言い方をすれば)自慰ようなもののための2パターンに分けられると思っているんだけどこれは明らかに後者だよなあと。名前の変換できない著者のためだけの夢小説。でもそこまで絶望的に進行しているわけじゃないけど私も鬱病のはしくれだからちょっと気持ちがわかってしまう。周りの人間に自分の抱えているものを知られることは、すなわち死だよね、やっぱり。

  • ノベルスで読んだときの訳がわからなかった部分が整理されて、狐さん関係のストーリーも組み立てなおした感じなのかな。『セーラー服とシャーロキエンヌ』とか、新訳設定で書かれているから変更点をまとめてほしいというのが正直なところ。

  • 全然、万人向けじゃない(笑)
    かなりのオタクでないとついて行けないかもしれないです。
    癖の強い食べ物と同じ。
    食べられない人は食べられない、好きな人にはこたえられない。
    そんな感じ。
    とりあえず、Zガンダム、源氏物語、昭和史、九尾の狐…その辺の知識があると楽しめるかも。

  • とても受けとめ切れない。
    またいつか再読しよう。

  • 噂には聞いていた。
    強く勧めてくる人がいるから読んでみた。
    けど2回挫折した。
    今度こそはと意気込んで臨んだ今回。
    なんとか読了であります!

    かなりキツかったです…あまりにも文章が独創的すぎて。思考の赴くままに書き連ねられたかのような文体。あまりにも散漫している小ネタの数々。唐突に引用ないしオマージュされた衒学的趣向。どれもこれもがリーダビリティを削いでいるように思えてしまう。
    幸いにも『虚無への供物』『月光ゲーム』は読んでいたため、本書が目指している部分は朧げながらも掴めていました。なので本格ミステリ的展開に話が転じると信じて苦心しながらも読み進めたわけなのです。
    その甲斐あって、後半展開されるめくるめく推理の数々、とことんロジックに拘り大量に回収される伏線、手がかりの取捨選択における論理性、大変堪能しました。
    終盤の唐突な怪奇趣味はご愛嬌。僕自身、幻想怪奇小説は好きなのでマイナスポイントには至らず。
    ただやはり、ここまで独り善がりの文体は大きな瑕疵なのではないでしょうか。リーダビリティって大事よ?
    でもまぁ読みづらいことこの上ないけれど、この人の書くミステリは僕の好みにぴったりなので、いつか気が向いたら続編も読んでみようと思います。

  • 時こそ、来たれり

  • 日本語英語フランス語…言葉の大洪水!!
    ものすごい分厚さだけど、テンポよく進むからさくさく読めた。今の会話どういうこと?って言う部分もあったけど楽しめた。続きも読まなきゃ。

  • 古野まほろ3冊目。これが有名な多国語ルビを多用する文章、慣れるまでにかなり時間を要したが慣れると序盤ほどの読み辛さはなくなった。探偵小説→青春小説→探偵小説→伝奇小説...超展開に読了後は茫然となってしまったが中~後半の推理合戦の臨場感は楽しめた。

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