- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418158
感想・レビュー・書評
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アラフィフ独身女性3人が近くに住みお互い体を労り合いながら生活する毎日を書いた連作短編集。井戸端会議をそのまま小説にしたような感じ。ただ、同世代なので体の不調や親の老いなど「そう、そう、わかる、わかる」という言葉を知らず知らずつぶやいてた。
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小説なんだけど、群さんのエッセイ「ぬるい生活」そのまんまのような。50代独身の友人同士の女性三人が同じマンションに住んで淡々と日々を送っているって話で。特に何も起こらない何も変わらない。仲がいいんだけど、つかず離れず踏み込みすぎず、でも気を配り合うって感じの友人三人の関係がいいなあと思った。互いの体の不調を嘆き合えるだけでもすごくうらやましい。あと、まったくがんばらない感じ?にものすごく共感。運動しなきゃとは思うけれども、どうしてもできない、とか。中高年の恋愛とかいわゆる婚活とか自分にはありえない、とか。覇気がないのかもと思うけれども、そういう人も自分以外にいると思うとほっとしたり。
ただ、親が病気や痴呆になったときに、こんなに冷静で淡々としていられるかは疑問だった。わたしはムリだろうなあ。でも、冷静でいなきゃいけないんだろう。自身の老化や先々のことについても、ここまで淡々とした気持ちになりたいかも。
それにしても、群さんの猫を描く文章って本当にうまいなーと思う。わたしはまったく猫好きじゃないけれども、猫いいなと思う。 -
自立した独身中年女性3人組の物語。それぞれに事情がありながらもゆるりとタイトル通り進みます。離婚後5年経過し、今度の私のビジョンを想像することが出来た作品です。
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中年の女性3人のお話。リアルに思えたなー。ほんとこれからそーゆー時期に入るのかと思うとトホホだけど。
猫のむくちゃんのところはよかったー。 -
群ようこのエッセイは女性は読みやすい。そうそう、みたいな。
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なかなかよかったかな。さらりと読めたし、ザ・日常ってかんじ。
まさに「こんな感じ」。