- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418257
感想・レビュー・書評
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当たり前と思っていることを、今一度疑ってみよう。
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路上生活者へのフィールドワークを題材にした小説です。酒盛りをするシーンが楽しそうで印象的でした。卓也さん
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ホームレスのスーさんの、クリエイティブ生活。
ブルーシートの家の建築にもこだわり、
火を使い、電気も生み出し、交渉とリサーチでアルミ缶や廃材を集めます。
実話にもとづいているらしい。
すごい、とは思うけど、
やっぱり、屋根のあるあたたかいおうちに住んで、
勤労して納税して暮らしたい。 -
路上生活者が主人公の話。
あることがきっかけで隅田川に住むことになるが、意外に快適であることに気づく。
食べ物には困らないし、自分で家を建てたり、電気だって生み出すことができる。
東京を自分の家として生活する人々の物語からは、なにか人として大切なことが感じ取れます。 -
「TOKYO 0円ハウス 0円生活」を小説にしたもの。
上記の本の内容がほぼそのまま組み込まれていて、
「0円ハウス」を読んだ後だと、
「これはここの話か~」という発見があって面白い。
軽妙な語り口で読みやすいけれど、
小説としては少し物足りない。
問題があっさり解決しすぎている。
けれども、
たぶんこれは小説というよりは、
希望を含めた未来予想図として描かれているんだと思う。
そういう意味でいうと、
「一般意志2.0(東浩紀)」に似ている。
チョウメイさんの船になるパソコン管理の家や
スーさんのリヤカーハウスでの日本一周というのは、
「0円ハウス」で取材された人が語った夢であるが、
それが現実として描かれていることがその証拠。 -
いまから10年くらい前に
「路上の夢」という、
これまたホームレスのことを扱った本を
読んだことを思い出しました。
正直、ホームレスに
あこがれもないんですけど
この2冊を読むと、
どっちが「普通」なのかが
よくわからなくなります。
いや、だからといって
ホームレス願望がある訳ではないのですが
一方で土地に縛られるのは
まっぴらごめんだ、という意識も強いです。
基本的には悲しいんですけど
なんだかうらやましい、そんな話です。
しかし、車のバッテリーが
そんなに使える存在だったとは。。 -
身一つで生きていくには人間力、コミュニケーション力、好奇心、独創性が必要なんだな。
好機を逃さないアンテナも重要。
生きるための知恵を獲得していかなきゃ。 -
面白かった。路上生活だからといって決して不幸だということはなく、世捨て人というわけでもない。人の繋がりを大切にし、生き生きとしているスーさんの生き様は魅力的です。
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主人公は、立ち位置が変わり新たな環境で生活することになるのですが、今まで経験したことのないことを経験し、その環境を楽しめる主人公に感動しました。
また、時が経つごとに、だんだん周囲の優しさがなくなって行くことに、今の日本の現状を表しているようで虚しさを感じました。
自分は困っている人がいたら、手を差し出せる人になりたいと思いました。 -
あぁ、なんか降りてきた、やばい。