自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎 (2012年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418264
感想・レビュー・書評
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「好きなことが仕事になり、景気にも左右されず定年もない。特別な才能がなくても、そんな生き方が可能になった。でもそのためには、20代での準備が必要だ」僕もまだまだがんぼれるだろうか…。そんな事を考える。
自分が就職活動をしていたときにこういう本に出会っていた、もしくはこういう生き方をしている人が身近にいてくれたらな、と思いながら読んでいました。自分の強みを生かしながらそれを仕事にし、景気や定年などの外部的な要因に左右されずに生きていく。それにはやはり20代の段階でここにかかれてあるような「したたかな」選択を視野に入れて生きていかなければならないということが記されていて、すごく勉強になりました。
よく僕は自分の人生の「お手本」としてジム・ロジャーズのことを挙げるのですが、そういうことを言うと皆さん、一様に怪訝な顔をされるので最近では口にせずにこうして記事にアップすることにしております。筆者のような生き方をするにはどうすればいいのか?帝国主義的なグローバリズムがさらに進み、経済状況は好転する可能性がほぼ確実にない。雇用環境を考えても転職のやり方によっては給料が右肩上がりに下がっていく。そんな中でも何を勉強して、どのように学んだことを実行に移していくのか?それまでの成功体験がまったく通じなくなってしまった中で、20代といういわば「助走期間」をいかに活用していくか?というのが本書の狙いです。
筆者の言葉にちりばめられた「ヒント」個人的に一番ぴんと来たのは会社に「スキルを提供する」という意識で働く、という箇所や、「お金を払ってでも働きたい会社に勤める」というのは後で自分に何倍ものリターンが帰ってくるという意味で『なるほどなぁ』と感じ入ってしまいました。僕は20代の前半から中盤にかけて、キャリア云々とはまったく異なる世界に身を置いていた時期がありましたので、この本をきっかけに少しでも自分の『理想』とする人生に軌道修正をするべく、がんばっていこうかと思っております。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は少し先のライフスタイルを提案しているんだと思う。すべてでなくても、ヒントはあると思った。
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絶望的で、希望的な一冊。
十年前位までは、経営学なんかの組織マネジメント的な本がベストセラーになってたけど、確かに近年では個人に特化したビジネス書が売れてるな。
マルチキャリアな時代は確かに否めない。いわゆる、ただのサラリーマンじゃ生き残ってゆけない時代か。
アンテナは張り巡らせて。 -
レバレッジシリーズで有名な本田直之さんが、2009年に発行した本を文庫化したものになります
まさしくタイトルのとおり自由な人生のために20代でやっておくべきキャリアの話です
参考になった点として、
・同じ会社で昇進しようが、転職を何度も重ねようが、40歳代からは給料が下がる
・コーポレートキャリア(会社内部で通用するスキル)とパーソナルキャリア(会社を離れても通用する個人のスキル)
・付加価値を生み出す仕事をする
・お金を払ってでも働きたい会社で働く
・セルフコントロールを高める3つの方法
1 出社してすぐに仕事始めない
2 会社の文句を言わない、100%の理想は存在しない。
3 年収が上がっても生活レベルを上げない
・誰かがすばらしい成功を収めたということは、他の人にも同じことができるという証明である(リンカーン)
・ポジティブ・シンキングだけでは生き残れない
・客観的に判断する
この本を読んだ時点で30代で、いまさらな感じもありますができる範囲で仕事に取り入れて行きたいと思います
なお、 文庫化に伴い破格の480円での発売、というあたりはすごい -
honto父
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社会の変化するスピードが速くなったことで、従来の安定志向的なライフ・プランは現実性を失いつつあります。会社の中での「コーポレート・キャリア」だけを追求し、社内でのパフォーマンスを上げるために全精力を注ぐのはリスクが大きいと著者は言い、個人のスキルを磨くことで「パーソナル・キャリア」を身につけることの重要性を説きます。
ただし著者は、「コーポレート・キャリア」と「パーソナル・キャリア」を二者択一のものとして捉えるのではなく、とくに20代のビジネス・パーソンにとっては、コーポレート・キャリアを維持しつつ、その中で「パーソナル・キャリア」の向上につなげていくような努力をするべきだという、現実的な提案をおこなっています。
勝間和代の『会社に人生を預けるな―リスク・リテラシーを磨く』(光文社新書)と基本的な発想は一致しています。ただし勝間の本が自己啓発本的な発想をベースにこの国の働き方にまつわる社会的なレヴェルの問題に切り込んでいくような考えを示しているのに対して、本書はあくまで、若い読者が自分自身の働き方と生き方について考えていくときに参考にするべき具体的な問題について論じています。個人的には勝間の著書の方がおもしろく読めましたが、本書の方がより実践的な内容だといえるかもしれません。 -
過去の本田式サバイバルキャリア術という本をタイトルを変え販売しているみたいです。
20代だけでなくすべての年代で実践すべきことだと思います。中でも過去の固定概念はすて、会社依存の人生でなく、個の力がものを言う時代ということを全編を通じ訴えています。この方の本はよくよみますので、内容がかぶっている所もありますが、とてもためになると思います。まず騙されたと思って内容を一つでも実践すべき! -
今後間違いなく働き方が変わってくるであろう未来の社会を見据えて、今考えておくべきこと、取り組むべきことといった参考になる情報が多々あり、新しい気付きだった。
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「ーレールから外れろーその先に大きな成功がある。」
雇われ型のコーポレートキャリアではなく、スキル提供型のパーソナルキャリアについての本。これからの時代生き抜くために必要なスキルが分かりました。 -
終身雇用や年金制度の崩壊が起こっている現在、サバイバル能力を身に着けることが急務であり、それが結局は安定につながると感じた。
これからのキャリアを考える上で、危機意識を促される一冊。 -
これから日本も北欧の国のように、給料が減り、労働時間が短くなる方向に向かうという仮定が事実となれば、社員であることの必要性は下がってくるだろう。
会社で働くことで得られる「コーポレート・キャリア」だけでなく、会社の外に出てもサバイバルできる「パーソナル・キャリア」も大切である。 -
10代後半の人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。コーポレートキャリアを中心にインプット、パーソナルキャリアの種を蒔くとの話もあるように、10代のうちにインプットする事を学べば20代のインプットにもより活かすことができると思いました。、
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「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。」これは老子の言葉。会社を選ぶなら、お金を払ってでも働きたい会社で働く。社内人脈から社外人脈へ。ブログ、メルマガ、SNSでパーソナルブランドを構築。会社に依存せずセルフコントロールへ。一生通用するパーソナルキャリアを築く。新しい働き方の指南書。
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働き方を考えるきっかけをくれた本
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コーポレートキャリアに依存しない、
パーソナルキャリアを勧めている本。
経済状況、社会の流れを捉えつつ、
これからの働き方は、どうあるべきか、どのようにすると低リスクで、自由に働けるかが書かれています。 -
生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、常に仕事であり遊びでもあるのだ
生きることの達人を目指します! -
会社に依存しない生き方、サバイバル術関連の本。道に迷った時に読み直せるように手元に置いておきたい一冊です。取り敢えず今は会社で働きつつパーソナルスキルを身につけ、情報をアウトプットしつつセルフブブランディングするしかないと感じました。
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会社の当たり前を疑問に思ったなら読んで損はない!内容はこれまでの普通に仕事をすることがどれだけ自分の将来に不安をもたらすか注意を呼び掛けているようになってます。ノマドを目指す人は必読ですね。http://ameblo.jp/kopetaro/entry-11266159074.html
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レバレッジシリーズの本田直之氏の本。20代じゃないけど読んだ。図書館で借りた。
本田氏の本にしては表やイラストが無く文字が多い。内容はコーポレートキャリアだけでなく、パーソナルキャリアを身につけよう、シングルではなくマルチキャリアで、というもの。確かに数年前には無かった個人発信のビジネス本が流行っているのも時代の遷移か。
以下メモ。
●リセット&リビルド
●働いて10年はコーポレートキャリアを●金を払ってでも働きたい会社へ
●成功が自信を生む、自信は成功を生まない -
本書は2009年に単行本として「本田式サバイバル・キャリア術」として出版されたもの。約3年前となるが、世の中は激変しています。2011年3月には東日本大震災が起こる。さらに追い打ちをかけるように、アメリカ経済の低迷、ヨーロッパの債務危機が派生しての超円高。就職難も続いている。この本書では、そんな社会で生き抜くための考え方が記されている。今まで当たり前と考えられていた終身雇用や年功序列、そんなシステムに依存することから脱却策が記されている。企業で働きながらでも、新しい働き方を手に入れることは可能なのかもしれない。そんな勇気をくれる本でもある。
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Q.以前読んでた時は触りしか、理解していないので再度読み直しをしてパーソナルキャリアの考え方やサバイバルに関する事が実践に直結する事を読み取る
☆今後収入が右肩下がりなのに一つだけ依存して生きる(シングル思考)のはリスキー以外何も無い
→企業に雇われて働くのではなく、個(パーソナルキャリアやパーソナルブランド)として相手にスキルを提供
例、セルフメディアによる情報発信(読んで面白かった本や思いついた新たなビジネスやふと浮かんだアイディアや一見お金に結ばない趣味や遊びに見えるものや今勉強している事等)を出し惜しみせず行う事を心掛ける
☆小さな変化やちょっとした不安定を意識的に取り入れるとあらゆる状況に対応するサバイバビリティも少しずつ育まれる -
30代ですが...
もともと[本田式サバイバルキャリア]という本だったらしいので、問題ないかと。 -
これからのキャリアは会社で作るのではなく、個人で作るとわかった。自分が今の方向性が間違っていないと再認識することが出来ました。
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禁止ワード「〜が悪い」、「〜だからできない」、「忙しい」
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コーポレートキャリアとパーソナルキャリアのバランスが大事なんだなと。
出会うべき時に出会ったように思う。 -
企業でのキャリアを考えると同時に、パーソナル・キャリアをしっかり積み上げていくということが書かれています。
パーソナルキャリア一辺倒ではなく、ちゃんと会社のキャリアの大切さを書いてある点が他の本と違います。
タイトルの「20代の〜」は最近流行りのタイトルで中身はあまり関係ないものが多いです。この本も別に20代に限る必要はありません。 -
レバレッジリーディングなどでおなじみの本田氏のキャリア論。
概ね、他の方が言っていることと同じだと感じます。これからの時代はサバイバルで、雇われ型からスキル提供型になるべきであるというものです。
そのために、年代別にやるべきこと、心構え、などが紹介されている。
1点だけ気になった点としては、10年ほど会社にいて、スキルを高めよという記述があったが、10年は長い気がするという点である。