向日葵の迷路 (幻冬舎文庫)

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著者 : 浅倉卓弥
  • 幻冬舎 (2012年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418363

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向日葵の迷路 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • やっぱり浅倉さんの描写は繊細で上手い。短編なのがもったいないようなお話が多かった。
    ビザール・ラブ・トライアングルがよかった☆

  • なんだろう、よくあるような話なんだけど、描写が細かくて詳細。
    たまに長ったらしいと感じてしまった。(これが浅倉さんのよいところなのかもしれません!これは一個人の所感です。)

    『ヨーグルトをください』
    ぞっとした。
    物語の趣旨とは違うけど、一人暮らししてる人、本当に日頃から用心すべきだと思った。

    『ビザール・ラヴ・トライアングル』
    「あんたが毎日御飯を美味しく食べられる以上にいいことなんて、あたしにある訳がないだろう」
    親子って不思議。
    母親って不思議。
    自分もいつかそちら側になるんだろうか。
    ならばそれまで母に感謝の気持ちをできる限り伝えていこうとおもった。

    ホラー?な感じと親子系のほっこりした話を1冊にした理由は何だろう。。。

  • ちょっと不思議な話が詰まった短編集。

  • 解説を読んで、これはミステリーだったのか?と思った。
    あまり読んだことのない分野だったけど、最後のビザール・ラブ・トルイアングルはめっちゃ泣けた。一冊を通して『親って凄いなぁ』と思った!

  • なんて救われない話…が第一印象。でも、忘れられず、そんなこともあってしまうのだろうとふとしたときに思い出してしまう「夕立のあと」「ヨーグルトをください」。「向日葵の迷路」と「ビザールラブトライアングル」は植物の生きている感じが懐かしく、また、子供の自分と今の自分のシンクロがとても暖かい。

  • 情景とか書くの上手だなぁっと思った。

  • 少し寂しくて、何だか切なくて、人知れず泣きたくて、だけどどこかあたたかい。
    まるで、人そのものみたいな、それをほんの一部切り取ったような、そんな世界。
    しん、という音が似合うシーンもいくつもあって、わたしは浅倉さんの、そういうシーンが好きで、いつも読んでしまう。
    少しミステリアスな世界に誘われる。
    読んだ後の、誰にも内緒で抱きしめて隠しておきたいような気持ちを感じながら、読み進める。

  • ビザール.ラブ.トライアングル
    ハードも持っているくせに改題を知らずに読んでしまった。再読なのに全く読んだ記憶はなかったが、短編集はあまり気に入らなかった。
    ただ、ビザール.ラブ.トライアングルは読みながらすごく言葉が流れ込んできてうわあってなった。ああ、そうなんだ…とか、その表現すごく的確な気がする…とか、そんな感じ。
    ストーリーは全く普通なんだけど言葉に対する接し方が今の自分に重なって、その部分だけ切り取ってしまいたくなる。だから、新たに、違う意味で好きな本になった。

  • どこかノスタルジックな雰囲気漂う短編集。
    全編に共通するのは親と子がお互いを思う気持ち。


    『向日葵の迷路』
    子供の頃死別した母の墓前に、結婚の報告に来た主人公。
    火葬が終わったあと迷い込んだ向日葵畑で出会った、母とそっくりの女性との思い出が忘れられず、帰り道その向日葵畑を探す。
    ファンタジーテイストなお話。


    『ヨーグルトを下さい』
    主人公はコンビニの深夜アルバイト。
    ある夜、奇妙な女がヨーグルトを買いにやってくる。
    ホラー系。落ちはわかりやすい。少し凡庸。


    『夕立のあと』
    ホラーファンタジー。
    山間にある村を飛び出した主人公が、婚約者を連れて数年ぶりに父に会いに行く。
    父と息子の微妙な関係性が軸となっている。
    綺麗に流れるもののあまり感じ入るものはなかった。


    『紅い実の川』
    こちらは母と娘の話。
    女手一つで育てられた主人公はできちゃった結婚により母と疎遠になっていたが、自身も2人の子供を持って関係が修復されていく。 母が切り盛りしていたレストランを閉めることになり、初めて子供2人を連れて里帰りする。
    『植物は命が消える間際に一段と輝く』、という話がフックになっている。
    主人公が捉える母親の姿がだんだんと変化していく様子を描いていて、とても鮮やかな話。
    前3作から悪い予感がしていたものの、ちゃんと未来に繋がるお話だった。

    『ビザール・ラヴ・トライアングル』
    未婚の母となった同級生と再会し結婚した主人公だったが、結婚直後妻が事故死し、生家へ戻り実母と義理の娘の3人で暮らすことになる。
    物語は、娘が高校生になる直前に実母が死去し2人の生活が始まったところから。
    血の繋がらない父娘であると同時に、男と女であることの複雑な距離感が描かれている。
    うさドロ的展開にはならず、娘を思う父の物語になっている。
    よこしまな結末ではありません。

    単行本ではこれが表題作となっていたようだが向日葵に取って代わられた。なんでだろう。


    相変わらず浅倉さんの文章は綺麗だけど淡々としている。 ストーリーもかなり淡白である。
    そして確かに「どっかで読んだことがあるような」作品が多く、オリジナリティで輝くタイプでもない。
    ただどうしてか、理由もなく心を動かされてしょうがない作品があり、それと出会うために読み続けてしまう。
    他の人の感想にも似たようなことが書かれているのを見たことがあるから、何か心をひっかくものがあるのだろう。

  • ちょっと切なかったり、ほのあったかかったり、ファンタジー系だったりの
    短編集。5編。浅倉さんはやはり「死」を扱うことが多いね。
    『いま、会いにゆきます』や『黄泉がえり』を彷彿させるものが多かったな。

    長編の方が浅倉さんらしさが出るのかもなー。
    他4編よりも長くて(ほぼ倍の量)、新刊の時には表題にもなっていた
    最後の1編が一番好きだと思えたのもそれが理由だろう。
    血の繋がない父娘の絆を描いた物語。これだけでも読む価値あると思う。

    ただ、この本は、「何か良い本ないかな?」と漠然と探している人向けではなく
    上記2冊のような物語をお探しの皆さんには「これもどうぞ」って薦められる。
    そんなかんじの一冊だな。

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