- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418363
感想・レビュー・書評
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やっぱり浅倉さんの描写は繊細で上手い。短編なのがもったいないようなお話が多かった。
ビザール・ラブ・トライアングルがよかった☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだろう、よくあるような話なんだけど、描写が細かくて詳細。
たまに長ったらしいと感じてしまった。(これが浅倉さんのよいところなのかもしれません!これは一個人の所感です。)
『ヨーグルトをください』
ぞっとした。
物語の趣旨とは違うけど、一人暮らししてる人、本当に日頃から用心すべきだと思った。
『ビザール・ラヴ・トライアングル』
「あんたが毎日御飯を美味しく食べられる以上にいいことなんて、あたしにある訳がないだろう」
親子って不思議。
母親って不思議。
自分もいつかそちら側になるんだろうか。
ならばそれまで母に感謝の気持ちをできる限り伝えていこうとおもった。
ホラー?な感じと親子系のほっこりした話を1冊にした理由は何だろう。。。 -
ちょっと不思議な話が詰まった短編集。
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なんて救われない話…が第一印象。でも、忘れられず、そんなこともあってしまうのだろうとふとしたときに思い出してしまう「夕立のあと」「ヨーグルトをください」。「向日葵の迷路」と「ビザールラブトライアングル」は植物の生きている感じが懐かしく、また、子供の自分と今の自分のシンクロがとても暖かい。
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情景とか書くの上手だなぁっと思った。
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少し寂しくて、何だか切なくて、人知れず泣きたくて、だけどどこかあたたかい。
まるで、人そのものみたいな、それをほんの一部切り取ったような、そんな世界。
しん、という音が似合うシーンもいくつもあって、わたしは浅倉さんの、そういうシーンが好きで、いつも読んでしまう。
少しミステリアスな世界に誘われる。
読んだ後の、誰にも内緒で抱きしめて隠しておきたいような気持ちを感じながら、読み進める。 -
ビザール.ラブ.トライアングル
ハードも持っているくせに改題を知らずに読んでしまった。再読なのに全く読んだ記憶はなかったが、短編集はあまり気に入らなかった。
ただ、ビザール.ラブ.トライアングルは読みながらすごく言葉が流れ込んできてうわあってなった。ああ、そうなんだ…とか、その表現すごく的確な気がする…とか、そんな感じ。
ストーリーは全く普通なんだけど言葉に対する接し方が今の自分に重なって、その部分だけ切り取ってしまいたくなる。だから、新たに、違う意味で好きな本になった。 -
ちょっと切なかったり、ほのあったかかったり、ファンタジー系だったりの
短編集。5編。浅倉さんはやはり「死」を扱うことが多いね。
『いま、会いにゆきます』や『黄泉がえり』を彷彿させるものが多かったな。
長編の方が浅倉さんらしさが出るのかもなー。
他4編よりも長くて(ほぼ倍の量)、新刊の時には表題にもなっていた
最後の1編が一番好きだと思えたのもそれが理由だろう。
血の繋がない父娘の絆を描いた物語。これだけでも読む価値あると思う。
ただ、この本は、「何か良い本ないかな?」と漠然と探している人向けではなく
上記2冊のような物語をお探しの皆さんには「これもどうぞ」って薦められる。
そんなかんじの一冊だな。 -
短編集。
普段本を読まない人が、夏休み気分で読書をして感想文でも書きたい心意気になったときに丁度良い作品と思った。
よくある話をとくに独自の視点や工夫も無く、無駄な描写でページ数を稼いで膨らませただけの印象。
不思議なことがあり、不思議な真相で終わる感じ。
子供の頃、母の葬儀の後に出会った謎の女性の話。
深夜のコンビニに音も無く現れ、ヨーグルトを買い求める女性の話。
…など…
謎が解けてスッキリ路線では無く、なんとなくふわっとした「いいおはなし」が表現された作風は、好きな人に刺さるのかも。