ほたるの群れ 第三話 阿(おもねる) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418547

感想・レビュー・書評

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  • ちょっとちょっと、初っ端からクライマックスですか?!
    思わずそう叫びたくなるほどの暴走っぷり…(褒めてますよ!笑)
    すごいですね、このシリーズ。もうこの勢いは止まりません^^;

    表紙の阿坂は、殺し屋とはいえ惚れてしまうくらいに男前だし、
    裏表ありまくりの会長も素敵すぎて、二人のツーショットにニヤニヤ。
    とはいえ、この二人がよもや仲良くなろうはずもなく、、、
    相手の息の根を止める勢いで凄惨な戦いに発展していきます。

    永児はどうやらスイッチが入ってしまったようです。
    このコは一体どこへ行ってしまうんだろうと、不安でたまりませんよ。
    喜多見は、最初のかよわさはどこへやら…肝が据わっています。

    さて、アズミの出現でますます非日常へと連れていかれそうです!
    色々とツッコミつつも楽しく読ませてもらってます。続きが待ち遠しい。

  • ふふ…
    この2週間で、自分もずいぶんと情が移ってしまったようだな…

    ……

    登場人物みんな愛しすぎる…
    そんな未来が訪れることはないとわかっているのに
    どうしても、彼らみんなの幸せを願ってしまう


    会長好きすぎる

  • ほたるの群れシリーズ3作目。

    怒涛の展開の連続であらすじ書けない(笑)
    1巻から一気読みがほんっと~に面白い!
    もうキャラクターに随分愛着が湧いてしまっています。
    戦いが凄惨であればあるほど、日常が大切なものに見える。

    長年殺人をやらされてきて達観してしまってるけど、阿坂も蜘蛛も普通に育ってたら普通に感情豊かで仲良かったんじゃないかな
    駒が戦ってるシーンを読んでると、戦争みたいに思えてきて自分達は安全な所にいて10代の子供に殺人なんてやらせてる大人達に腹が立ってくる。(なんかの本で読んだけど)戦争始めた者同士がコロシアムで殺し合いしとけっつーの。
    「痛みなんてものが本当の苦しみだと思っているなら」なんて思わせたらだめやろ…
    「院」の中枢達が動き出し、次巻どうなるのか!?

  • すっごい。
    向山さん、すっごい。
    圧倒的な表現力で繰り広げられる、怒濤の展開。
    これが、「筆力」というものなのだろうな。

    冒頭のシーンはとにかく衝撃で、まさかそんな展開なのかよと絶句。

    中盤から後半に掛けての息詰まる戦闘シーンは、まあ恒例ではある。
    けど、回を重ねるごとに、どんどんその密度が濃くなっていっている気がする。
    これが、今後はさらに濃くなっていくと予想できるので、もう想像も付かない。

    文字だけで、ここまでビジュアライズにシーンを浮かび上がらせられる、ということ。
    <a href="http://mediamarker.net/u/ikedas/?asin=4877282920" target="_blank">童話物語</a>もそうだった。
    極上のストーリィに、息をも付かせぬ、目眩くほどのスペクタクル。

    本当に素晴らしい小説家。
    「面白い小説」が読みたい人は、読むべし。

    とりあえず、向山さんの文章センスは、<a href="http://www.studioetcetera.com/main/archives/469" target="_blank">本日のワンパラ</a>を読めば分かるはず。
    まあ、テイストはだいぶ違いますけれどねw

  • 今回はかなりアクション!
    直接対決!!!!
    殴る蹴るは当たり前、トランプ舞うわ刺しちゃうわ、しまいには爆発するわで大変です。

    3巻はその印象しかありません^^;
    でもここへ来て、また新しいキャラが増えたし、相変わらずまだまだ風呂敷広がりっぱなしで、次はどうなるんだ?ってのは変わりません。「梟の子」とか永児のお父さんは一体?って謎だらけだし。。。

    登場人物たちに感情移入しちゃって、殺し屋たちのお話なので殺し合いなんですが、もう誰にも死んで欲しくないこの気持ちは一体どうしたらいいの~~!って
    もうドキドキしすぎて、疲れます!

  • 前の巻は少し息抜きというか、ほのぼのする場面も多かったけど、一気にまた緊迫感が…
    さすがに喜多見は無事だろうけど、阿坂はどうなる?!会長は結局敵なんかなー

    次がかなり話が展開しそう!楽しみ(*´▽`*)

  • とりあえず悲劇は回避されたけど、殺し屋集団の襲撃はまだまだ続く。新キャラも登場して物語は更なる広がりを見せるけど、収拾がつくのか心配になってきます。全員死んで終わりということにはなりませんように。

  • もう一気ですね。『集(すだく)』『糾(あざわる)』に続く。キャラもはっきりしてきて魅力的。現実(学生生活)と非現実的設定を行ったり来たりする感じがおもしろいと思う。うまい。

  • 主要キャラはまだ死なないはず…って、お約束をどこまで信じていいものか。
    それぞれ魅力的で、絆されつつも容赦ない面もあり、中々に難しい。
    物語的には途中経過で、小休止な感じの巻でした。

  • 「ほたるの群れ3」
    阿坂達の力を借りて辛うじて「会」の2度の襲撃を退けた永児と喜多見。しかし、その直後、喜多見が致死性の毒に侵されていることが判明する。喜多見の身に忍び寄る死を食い止めることが出来るのか。


    非現実が現実を完全に覆い尽くす第3巻。阿坂と成駒が遂にぶつかる。唯一のリアルな中学生であった喜多見に死が迫り、遂に自分が非現実世界にいることを悟る。そして、永児は・・・。


    と、殺戮が佳境に入ります。一番の変化は、「院」と「塾」の中枢が明らかになり、遂に動き出すところです。そこに、別の意思を持った駒も動き出して、永児と喜多見を狙います。


    また、阿坂と懇意なアズミという駒も2人の前に現れます。ここだけ、現実世界の空気が漂って、少しだけほっとします。しかし、それは本当に少しだけでした。


    次回、1学期完結へ。

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