酔いどれ小籐次留書 政宗遺訓 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 226
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419117

感想・レビュー・書評

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  • 小籐次の闘いの場面が、どんどん少なくなり、純真無垢なおじさんの恋愛話になって行く。それなりに面白いのだが、やはり斬り合いの場面が欲しいところ。

  • おりょう様と夫婦のような遠慮ない関係になりつつある?

  • タイトルから想像していたより地味な内容でしたね。(^^;
    あまり寄り道感がなく、一貫して根付けの話です。
    このシリーズにしては珍しい感じ。
    子供が剣術の修行を始める歳になりましたね。

  • 20130211 約束の展開なので読みやすいが初めて読む人にはどうか?もう終わらせて良いシリーズではないだろうか?(´-`).。oO(

  • 小藤次もの18作目。ここまでくると登場人物が勝手に動くようになってくるのか、話の枝葉が多くなってくる。それはそれで面白いから不思議なものだ。日常を読んでいて面白いというのがシリーズもののいいところ。それでもこの先どう進めていくのだろうか・・・

  • 政宗は無論,伊達政宗のこと~芝口の紙問屋・久慈屋の家作である新兵衛長屋では秋の長雨が祟って喰うものにも事欠く有様。小籐次は1両を出し炊き出しをしようと計画し,長屋の空き部屋を食堂とするが,掃除で灰まみれの金無垢の根付けが竈から見つかる。小籐次が信州へ出掛けている最中に,おえいという24,5の煮売り酒屋で働く女が入居していたが,行方が知れない。我が物にしようという勝五郎を説得し,大家や岡っ引きを経由して奉行所に届けることになった。ようやく晴れて深川におりょうを訪ね,家族の真似事をして長屋に戻ると,破落戸が根付を出せと長屋に火を付ける勢いだが,小籐次が軽くいなすと,秀次親分が根付けは元深川名主である三河蔦屋の先代が相撲取りの谷風に貸し与えたものであることが判明した。谷風の死後,どのような経緯で夜鷹に渡ったかが分からない。姿を消していたおえいが近所の居酒屋に現れ,若い剣術家を捜していると聞き込み,小籐次も出向くと,若い侍に立派な身形の老武士と会話を交わし,外で金と根付入り袋の交換を目撃する。しかし,根付は偽物,若い剣士が不思議な二刀流をふるって金だけを奪って逃げようとするのを小籐次は阻止する。小籐次に倒された若い剣術家は,京の根付師に奉公していたおえいの弟であった。観念したおえいは,客となったさる大名の納戸頭から見せて貰った根付をすりかえて奪ったと白状する。芝の大名は62万石の仙台伊達藩,大大名の威信に掛けても収集品を失いたくない藩主と,所有者である三河蔦屋の当主の仲介に小籐次は立つ。三河蔦屋の当主が成田山新勝寺の出開帳に命を賭けていることを知る小籐次は一計を巡らす~水戸藩からのお誘いがあったから,次巻は船で水府へお出掛け。その次は新勝寺の出開帳で,仙台藩も関わってくるという筋書きが出来上がった。シリーズ18冊目,小籐次の大物知り合いが増える

  • 安定した面白さ。

  • 108

  • 最近、おりょうさんの押しが強くってすてき。土俵際で踏ん張れず、毎回、押し出されている小籐次もいい。
    次は水戸行きか、楽しみ。太田静太郎って、なかなかやりますよね。

  • 酔いどれ小藤次留書シリーズ第18弾。今回は、長屋から出てきた謎の根付を発端に、三河蔦屋と仙台藩とのもめ事に巻き込まれる事に。。。

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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