- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344419315
感想・レビュー・書評
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正直、☆は2.5。 作中に犯人の影なり、思考なりが、ないまま事件の真相も酒の席での多分こんなところでしょう。では、読んでて、辛い。 まだ、2作目だからか、そんなにキャラに魅力も感じないし。 もうちょっと読んでみようかな?程度。
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「依存」で精神的に不安定な状態に陥ってしまった匠を支えるため、高瀬は匠と共にしばらく姿を消す。
その間、祐輔の飲み会に久しぶりに顔を見せた曾根崎が帰り道で刺殺されてしまう。
彼は何故殺されなければならなかったのか?
彼は何故自宅とは遠く離れた場所にいたのか?
どうしても納得できなかった祐輔は、事件を調べ始めある結論に達するのだが・・・。
犯人の冷徹な思考回路が怖い。
自分の利しか考えない計算高さと、ためらいなく実行してしまう心が怖い。
意外な動機と犯人。
タイトル「身代わり」が、読んだ後にはより一層深い意味を持って感じられる。
匠と高瀬の間に流れる空気が好きだ。
辛いことがあっても、苦しくて生きる意味を見失ってしまいそうでも、寄り添ってくれる人がいるだけでどんなに救われることか。
大切な存在は、誰にでもきっといるはずだ。 -
ミステリとしては、それはない、という展開とオチ。ただしこのシリーズの肝はそこじゃなく、主人公四人、特にタックとタカチの想像を絶する関係性。確か何年も前に前作『依存』でそこに深く感動したはずなのに、如何せん時間があきすぎててその時の感情を忘れてる。そこが致命的。それ抜きにしちゃうと、物語としては微妙。ただ、すべてを自分の手の上で操りたい女子高生、っていうキャラはちょっとだけよかった。『依存』もう一回読んでから読み直そ。
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トリックには途中で気づきましたが、これは推理を楽しむものじゃないんですね。
大学生のキャラと彼らが推理していく様子を読んで楽しむものなんですね。
シリーズのようなので、他も読んでみたいです。 -
久々のタックシリーズ。といっても、タックは最後に少し出るだけで、ほとんどボアン先輩がメイン。
それでも、タカチにウサコが揃うのは嬉しいもの。
内容は一転、二転転がるけど、違和感なく入りました。ビール片手にボアン先輩と一緒に推理してる気になります。
この前作の依存を読んでないのがちょっと後悔しました。 -
引きこもりから立ち直ったように見えた後輩が、一緒に飲んだその日に女性を襲って死んでしまった。それと同じ頃合いに、女子高生が警察官と一緒に殺される事件も発生。その二つの事件がどうつながって行くのか。。。
シリーズ物のちょうど中間の話だったようで、主要の人物たちの背景が分かり難かったのが残念。大学生たちによる、酒飲みのグダグダ話を楽しめれば面白く読める作品なのかなと思う。 -
このシリーズ結構好きで、ようやく見つけました。
そうか、「依存」の後の話なんですね。
中身は、まぁ、普通で4人のやり取りをもっと見たいですね。
次にさらに期待。 -
タック&タカチシリーズで、タックが三回生8月~9月(『依存』のあと)の頃を描いています。
終わり方がアレレな感じで残念でした。ボアン先輩が頑張っています。 -
登場人物に魅力というか、自分も学生時代はこんな風にみんなでワイワイと酒飲みながらダベってたかった。
そんな感情的になりながら読んでました。
最後は・・・うーんでしたが・・・