公事宿事件書留帳十九 血は欲の色 (幻冬舎時代小説文庫)

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著者 : 澤田ふじ子
  • 幻冬舎 (2012年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419544

公事宿事件書留帳十九 血は欲の色 (幻冬舎時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 公事宿事件書留帳19集で、「闇の蛍」、「雨月の賊」、「血は欲の色」、「あざなえる縄」、「偽の正宗」、「羅刹の女」の6話である。
    この作品は「星星峡」2010年の7月からのものが、載っている。

    表紙と、題名から、少しためらったが、田村菊太郎の活躍を読みたくて、手にとってしまった。。

    最初の「闇の蛍」では、愛娘を亡くした母親が、うつ病になってしまって、他の子供を殺してしまい、主人に成敗され、その主人も割腹してしまうという話から、始まる。
    「雨月の賊」は、昔盗賊の男が、暴れ馬に子供が、あわや蹴られるところを助ける。
    生真面目な性格と、人生に嫌気が、さしていたが、菊太郎のおかげで、夢だった窯元に、働くことができ、助けた子供の母親とも、生きがいをみつけるのである。
    2話から何か、ホットする話になって行く。
    「血は欲の色」は、腕利きと称される東町奉行所吟味役の同心 大田総兵衛からの悲惨な拷問による取り調べで、冤罪を作っていいた事を、菊太郎が、罪人となって、牢に忍び込むのである。
    そして其の牢の中でも、菊太郎が、規律を立てて、更生させて行くところが良い。
    「あざなえる縄」は、菊太郎と同じような、家庭環境の古手問屋の借金問題で、無事に解決し、兄弟とのつながりも確認出来るのであった。
    「贋の正宗」馬蹄屋の岩蔵が、正宗の贋作を作るが、窮地に陥った子や、親を助けるのであり、また、菊太郎の口ききで、奉行所も、寛大な処置をする。
    「羅刹の女」は、今虐待問題をテーマにしている。
    回りの長屋の人々の温かい思いやりと、総与力からの御裁きの沙汰が、人情味あふれていた。

    あとがきは、作者澤田ふじ子氏乃言うように、「東日本で良震災」での管首相の話で、政、官、財界の癒着問題を、さらりと書かれているが、まさにその通りだと、思う。

    それは、「血は欲の色」でも、作者が言いたかったことだと思う。
    やはり、宿事件書留帳、20集と言わず、続いて欲しい物で、ある。

  • 1年半振りにこのシリーズを読んだけど、安定した出来です。このシリーズのいいところは最後あっさり解決に持っていくところ。

    しかし、何年経っても菊太郎はんが内藤剛さんのイメージから抜けないわ・・・

  • 江戸時代の京都を舞台に、公事宿鯉屋の居候菊太郎が活躍するシリーズ第19集。収録されているのは、闇の蛍、雨月の賊、血は欲の色、あざなえる縄、贋の正宗、羅刹の女、の6編。

  • L 公事宿事件書留帳19

    相変わらず菊太郎はいい男。
    残念ながらここのところどうもお信の扱いが悪いような。
    お信が情に厚いいい女であるのは一文でてくるけどそれでおしまい。団子屋は持たせてもらったけど別れた方が良いな。
    …公事宿の事件とは関係ないところが面白いんだよなぁ。

  • 金貸しの老婆を絞殺し、百五十両の金を奪った廉で六角牢屋敷に送られた小裂売りの多吉。腕利きと評される東町奉行所吟味役同心・太田宗兵衛から凄惨な拷問を受けながらも頑として罪を認めない多吉の様子に、菊太郎はある仮説を立てる。事件の真相を探るため、罪人になりすまし牢屋敷に潜入した菊太郎が見たものとはいったい…?菊太郎が辣腕同心の裏の顔をあぶり出す表題作ほか全6篇収録。

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