植物図鑑 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.10
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本棚登録 : 29385
感想 : 2110
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419681

感想・レビュー・書評

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  • 2023年に突入!今年初めて読み終えた『植物図鑑』は読んだことがあって、もう一度再読。

    漫画読んでるみたいな感覚で頭の中でさやかとイツキが想像できた(^^) お料理シーンはすごい美味しそうに書いてあるのでほんとに作って食べてみたくなるほど。

    ストーリーとても良かったけど、イツキのいっときのあの別れ方だけはイライラした笑 さやか、よく耐えたねぇ…というかあのレシピとか置いてたら誰だって引きずるよね(ー ー;) 最後の『カーテンコール 午後三時』も良かった(^^)

  • 彼女が一番好きな本。
    中学生の頃、転校初日の彼女に担任の先生(おじさん)が渡してくれた本(朝の時間で読書があったのだが、彼女は本を持っていなかった為。)

    「植物図鑑?やっぱおじさんが勧める本って、勉強チックで眠くなりそう」

    当時、有川浩を知らなかった彼女は、開いて早々にその考えを改め、キュンキュンしながら読み進めたと言う。そんな話を聞いて、何だか素敵だなと思っていたのだが、ついに読むことが出来た。

    うん、こういう甘々な恋愛小説、いいよね。
    「もっとやれ!! もっともっと!!」みたいな気持ちで読んでました。
    そして、彼女がどこでキュンとしたのかを探すのが、宝探しみたいで楽しかったです(完全に私事ですみません。)

    物語自体も、植物についての深い知識を元に書かれており、都会育ちの僕はふむふむ。おもろい。お腹すいた。と思いながら読み進めました。

    出てくる食べ物がとっても美味しそうだし、ふたりの描く恋愛は素敵だし、有川浩作品、今年沢山読んだけど来年も読みたいなと思いました。

  • ものすごく胸がきゅんきゅんする恋のお話。と、野草料理。
    微妙な距離を保つふたりがもどかしくて、いつきの作る料理が美味しそうで、そして始まった恋愛が切なくって、しまいにゃ感情移入しちゃって涙ぽろぽろ。
    この先ふたりはどうなっちゃうの?って言うよりは、いつきって一体何抱えてんの?って気になっちゃったら一気に読んでしまった。
    その辺の草むらとか緑の多いところを見るとつい、「食べられるのかな…?」と思うようになってしまった。

  • 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
    「噛みません、しつけのできた良い子です」

    飲み会の帰り、偶然拾った行き倒れの青年は、スーパー家政夫であり、雑草オタクだった。
    イツキという名前しかわからない男との胸キュン生活(笑)

    週末ごとに「狩り」に出かけ、「料理」する
    そんな生活は突然終わりを迎える。

    巻頭の草花の写真を何度も見返しながら読むと
    へぇ~、これがねぇと面白さ倍増。
    巻末に、雑草料理のレシピつき(笑)
    料理の写真が白黒なのが何とも残念

    「狩り」と「料理」の話が延々続き、そろそろ飽きるかなと思った頃にふたりの関係が深まり
    おお!と思ったところに突然の展開。

    わかってたけど、手のひらで踊らされた感満載w
    まぁ、有川作品だから、ラストは甘々のハッピーエンドだとは思ったけど(笑)

  • これはもう、少女漫画だと思って読んだ方が良いです。

    野草×レシピ×謎のイケメン×干物女。

    出だしは「君はペット」、干物女の元に突然現れな料理上手な草食イケメン、かと思えば実は…。ときめかない訳がない。

    有川作品の男性陣は妄想かってくらい、男子力が高いので、しのごの言わずにキュンキュンして読むべし。

  • ただの恋愛小説は好きではないけど、
    有川さんの作品はそうじゃないからお気に入りになる。

    まさに今現在、興味を持っていて、
    料るまではまだいかないが食べるのが大好きになっているジャンル、山菜。

    作ってみたい、食べてみたい、それ以前に自分で採ってみたい。
    まさに、さやかと同じようにしてやられている状態です。

    二人のお話も素敵で温かくて、
    作る料理の素朴さと、食を通じて学ぶことの多さ、大切さ、
    自然の素晴らしさとありがたさと、それらを幸せと思える心。

    ものすごく共感して、ワクワクして、早く春にならないかなぁ…
    と待ち遠しい気持ち。

    今現在、住んでいる所とあと3ヶ月ほどでさよならしてしまう、
    その場所が自然あふれる東北であるからこそ感情移入して読めました。

    もう少ししたら住むところは、今より南西に位置を変え、
    5県から構成される中国地方です。


    暖かくなったら、山に登って自然と戯れて、
    綺麗な空気を身体いっぱいに取り込んで、
    目に耳に鼻に、ここでの幸せを焼き付けようと思います。

    改めてそう思わせてくれた『植物図鑑』に、
    このタイミングで出会えたのも何かの縁。

    この方の作品はこれだからやめられない…(*´∀`*)

    • まろんさん
      ゴロウさん、おひさしぶりです!

      『植物図鑑』、大好きな本です。
      思わず「きゃ~♪」とクッションに顔を埋めたくなってしまうほど甘い恋物語なの...
      ゴロウさん、おひさしぶりです!

      『植物図鑑』、大好きな本です。
      思わず「きゃ~♪」とクッションに顔を埋めたくなってしまうほど甘い恋物語なのだけれど
      自分の身体と心をつくる、毎日の食事を大切にして
      身の周りの自然に感謝しつつ野草を採り、無駄にしないよう大切に料理する。。。
      愛する人を大事に思うからこそ、日々の暮らしもいとおしむ、
      そんな雰囲気が伝わってきて、幸せな気持ちになりますよね♪

      3ヶ月後にお引越しとのこと、準備でいろいろ忙しい毎日でしょうが
      短い東北の春をめいっぱい楽しんで、素敵な思い出を作ってくださいね(*'-')フフ♪
      2013/03/03
    • ゴロウさん
      まろんさん、こんにちは!
      ご無沙汰しておりました~ヾ(*´∀`*)ノ

      実は今回も帰省中の読書だったのです♬


      『植物図鑑』…もう身体がよ...
      まろんさん、こんにちは!
      ご無沙汰しておりました~ヾ(*´∀`*)ノ

      実は今回も帰省中の読書だったのです♬


      『植物図鑑』…もう身体がよじれるほど甘いですよね、このお話(*´艸`*)
      ある時点からは、読み進めるたびにのたうち回ってました、私(笑)

      本当に、心に身体にやさしいお話です。
      文字だけなのに、二人の表情も存在も食卓もそこに見え、雰囲気までも感じることができる・・・
      読んでいる間ずっと、幸せな気持ちでした。

      もう少しして春らしくなってきたら、フキとフキノトウ、
      そのまた少し後になったらタケノコを採りに行こうかな、と思います(*´∀`*)

      そしてイツキと同じような気持でそれらをいただき、大切な人に食事を作り、
      楽しく食卓を囲もうと思いました。


      本当に短い東北の春ですが、例年以上に楽しんで
      溢れるくらいいろんなものを自分の中に取り込んで、
      いざ、この地をあとにしようかな、と思います!!

      温かいお言葉、ありがとうございます!
      まろんさんのコメントにはいつもほっこり幸せな気持ちにさせて頂いてます!ヾ(*´∀`*)ノ
      2013/03/03
  • 中だるみがあったかな。。?
    雑草ひとつひとつに名前があり、しかも食べられるということをあまり意識したことがないので新鮮。
    歩く時はすこし周りの植物を見ようかな。

  • 雑草という名前の植物は無いんだ、と言いながらその辺に生えている花や草の名前を教え、食べられる野草を摘んできては美味しく料理して食べさせてくれる男。マンションの入口に行き倒れていたイケメンを拾った日から始まる料理系ラブストーリーはほのぼのとして良い感じ。

  • よくある恋愛でハラハラする展開よりも、さやかと樹のほっこりするラブラブな所やキュンとするよくな場面が多く描かれていて穏やかで好きな本の1つ。
    何回読んでも好きな話だなと感じる。
    何気ない日常が彩られていく様子に心惹かれるので、忙殺された時に何度でも読み返したい。

  • ◯ たったの一つでも花は毎年咲くというのに--自分はイツキに一体どれだけ花や野草の名前を教え込まれただろう!(325p)

    ◯身近に道草が豊富な方は、ぜひ道草を楽しんでください。(412p)

    ★女性から見た理想の男性像という感じなのだが、ちょっとアレ?これは傷つけてない?って思う言動もあった。まあ許せる範囲だけど。

    ★有川ひろ先生によるあとがきもあり、野草料理のレシピもあり、お得感がある。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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