植物図鑑 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.10
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本棚登録 : 29340
感想 : 2108
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419681

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで草食べたくならん人っておるん?
    ☆4.5

  • 単なる恋愛小説じゃなく、野草料理の美味しそうな表現と野草狩りの楽しそうな表現が相まって、とても好きな作品だった。

  • 2022.10.19 読了。

    ちょっと切ないほのぼの系純愛ストーリー。優しいお話でした。

    やけに草花に詳しい行き倒れの謎多き青年イツキを拾い不思議な同居生活が始まるり、イツキに触発されるように植物に興味を持ち主人公さやかの生活が季節を巡るごとに変化していく恋愛小説。

    小説に登場する料理の数々が普通に買える食材も素人判断で料ることのできるものでもない野草を使っていて、それをとても美味しそうに描かれているのが簡単には食せないこともあり食べたくなった。
    こんな優良物件人物だったら拾ってみたいものだなぁ~とも思う。

    有川浩作品をしっかり読むのが初めてで作者の名前から男性作家さんかな?それにしては物語の内容がリアルな女性目線の部分があるな、と思っていたら女性作家さんだったんですね。自分にはちょっとだけドリーミーな内容で少女漫画を読んでいるような気分にもなってそこは少し物足りなかったかな。

    図書館戦争シリーズも好評のようなので機会があったら読んでみたい。

  • 有川浩さん、初めて読んだ
    好きな人と一緒にいられるだけでいい、小さな幸せを描いた小説
    優しい気持ちになれた
    植物のカラーの写真を見ながら、身近な植物が食べられるのを知って楽しめながら読めた

  • 恋愛小説でありレシピ本であり、植物図鑑でもある。

    普段はミステリのような重たく頭を使うものばかりを好んで読むので、たまにはこういうものもいいなぁ。
    恋愛小説自体は苦手なんだけど、これは恋愛要素以外が面白くてむず痒さも気にならずに読めた。もちろん、ご多分にもれずキュンキュンしたけども!

    植物や食に関することだけどそれ以外のことにも通ずるよなぁという言葉が随所にあって、そういう意味でも面白かった。
    「雑草という名の草はない。草にはすべて名前があります」
    人間も、一人ひとりに名前がある。すれ違うどこかの誰かにも名前があって、それぞれの物語があるということ。
    「代用品がないからきっとあんなにおいしいんだよ」
    大切なものは代わりがきかないということ。イツキが出て行ってしまってさやかの心にぽっかりあいた穴が、他の誰でも埋まらないように。
    「食材って使い方の定番があるから、その思い込みをどう突破するかって問題なんだよな。」
    思い込みや固定観念を取っ払い、素直でまっさらな気持ちで向き合うことで、新しい発見があるということ。

    結婚してからイツキの表記が樹になっているのに気づいて、有川浩さんの細部までのこだわりに驚きです。

  • 初めて有川ひろさんの本を読んだのがこの「植物図鑑」
    最初は有川浩って男の人なのに
    凄い女心がわかる人だなぁって思ってたんだけど、
    のちに女性作家さんなんだぁってわかって
    納得(笑

    この本も大好きで珍しく何回か読み直したくらい。
    植物も好きだし、優しいイケメンも大好きなので
    ツボったのかも。
    映画にもなったけど
    やっぱり原作が1番!心理描写とかも打たれる物がいっぱいです

  • 思わずポケット図鑑を買いそうになったわ!

  • 私は本当に「食」が出てくる本に弱い

  • 植物に詳しくてお料理も上手な樹。樹の優しい性格とのんびりした草花デートが素敵✨ 樹の言葉にもキュンキュンする! 

  • OLがのたれ死にかけた青年を拾うお話。


    巻頭に本物の図鑑のように本文の野草の写真が付いていて、野草に詳しくない人にも優しい作り。
    料理の描写がうまく、野草で作った食事が食べたくなった。
    本文でもあったように、なんとなくの知識では命に関わるため、
    樹みたいな専門家が隣にほしいと感じた。笑

    カーテンコールの午後3時は、本文のメイン二人(実際に会ったのは樹だけだが)を第三者の女の子から見たお話で、主人公の知らない所で明かさ れる樹の物語で締め括っているのは読み手として余韻の残り方がとても気持ちが良かった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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