吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)

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著者 : 松井今朝子
  • 幻冬舎 (2013年6月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420380

吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  小夜衣と胡蝶の成長日記を12か月になぞらえて その時の吉原の行事や風習を紹介してくれる。 話手は廓の主
     吉原物って 親に売られて苦界と呼ばれる廓のなかで 外に出ることも許されず 身請けされるか年季が明けるその日を待ちわびるという かなり暗い話になりがちだけど この本は小夜衣と胡蝶のちいさないざこざだったり 仲良くしたりとわりと ほっとさせられる話が多かった。

    「神無月は亥の子宝の恵み」はちょっとかわいそうだった
    誰も救われなかったから…

  • 小夜衣と胡蝶。性格も美貌のタイプも異なる二人の名花魁を少女期から育てた楼主の回顧録である。それなのに、小夜衣の魅力は細やかに語られるものの、対等のヒロインのはずの胡蝶には辛い書きぶりである。???と読み進めていったら、ラストで!!。なるほど。直木賞をとった「吉原手引草」の方が凝ってはいるが、こちらの方が人物像がたっているし、爽やかな読み心地で、個人的には好み。しかし、文章の上手い作家だなぁ(その分スルスルとひっかかりなく読めてしまう弊害はあるが)。

  • いい本です。2人の花魁を中心に色んな物語が。廓の中のことがよくわかる一冊です。

  • 吉原の大籬、舞鶴屋の主人の語り口で進むお話。
    小夜衣と胡蝶という二人の花魁が中心となり移り行く季節と年月、そして吉原遊廓という空間が小気味よく描かれている。
    どちらかというと小夜衣にスポットが当たり、彼女については良い面ばかりという印象。最後まで読むと「だからなのかな」と思うところがあるのだけど、逞しく強かな格好良い女である小夜衣を好きになれないのはわたしが女だからなのだろうか。

  • 二人の花魁にスポットをあて、吉原での十二月を描いた小説。

    ここ!と言った山場はないものの
    吉原での月々の行事や遊女たちの生活、風習が描かれていて面白かったです。

    吉原と言うとどうしても切ない恋や物悲しい内容を想像しがちですが
    この小説に出てくる二人の花魁は凛としていて
    格好いいです。

  • 元々大好きな廓物。
    ふたりの花魁と楼主が、生き生きと魅力的で面白かった。
    私の好みは断然小夜衣!

  • 廓に売られてきた2人の少女が、競い合いながら花魁へと成長していく話。
    色々な事件がありつつ、最後はほのぼのハッピーエンドで良かった。

    吉原手引草と同じ作家さんで、同じく語り口調で物語が進んでいく。
    それがどうも、なじめないな。

  • まさに「千花繚乱~大江戸草子~」のイメージ!

    作者の今井今朝子さんのお名前は大学時代の日文の授業でお聞きしました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのはどちらか。四季風俗を織り込んだ、絢爛たる吉原絵巻!

  • 前に読んだ花魁作品では、花魁がどんなに辛いか悲しいかが際立っていたんだけど、この作品は違う印象を持った。誇りを持って堂々としている花魁がかっこいい。季節の移り行きと同時に、江戸や吉原の風習なども読めて面白い。入門という感じのする作品。他のも読んでみたい!

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吉原十二月 (幻冬舎時代小説文庫)の作品紹介

大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのはどちらか。四季風俗を織り込んだ、絢爛たる吉原絵巻!

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