魔女は甦る (幻冬舎文庫)

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著者 : 中山七里
  • 幻冬舎 (2013年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420700

魔女は甦る (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホラー小説といってもいい物語。
    猟奇殺人が起こり、死体を見慣れた捜査員たちにも動揺が走るほど酷い状態で発見された。
    いったい誰が?なぜ?
    企業の研究施設はいろいろな場所にたくさんあるけれど、何をやっているのか、一般の人が知ることは少ない。
    それは安全なものなのか?はたして合法的なものなのか?
    守秘義務と企業秘密という言葉に守られて、けっして外部にもれることはない。
    閉鎖された外資系薬品会社の研究員だった男が殺された。
    死因もわからないほどバラバラの肉片となってしまった遺体。
    犯人はいったい誰なのか?
    殺された男の恋人は、真犯人を追い求める。
    登場人物のキャラクターがとてもわかりやすい。
    極端な性質を持つ人物が多く、それらは過去に起因している。
    彼らなりの方法で過去と向き合い、折り合いをつけながら物語の中で生きている。
    中でも、桐生と宮條の過去は壮絶だ。
    どんな過去をかかえていても、どんな思いで生きていても、死は一瞬だ。
    中盤まではドキドキしながら読むことができた。
    先の展開が読めず、怪しげな研究施設に隠された謎や穏やかな人間の裏など、想像を刺激するものがたくさんあった。
    なのに、どうしてあんな結末にしてしまったんだろう。
    後半、一転してサバイバル状態に突入してからはドキドキ感が半減した。
    どうにも後味が悪い物語だった。

  • 田舎町で男の凄惨なバラバラ死体が発見され,過去にトラウマのある刑事が事件を追う。
    街では子供の誘拐が起こり,繁華街では無差別殺人が起こる。
    やがて事件の背景には製薬会社が絡んでいることを突き止めた刑事が・・・。
    2章目までは熱い刑事物だったが,3章目で盛大に3回転半くらいズッコケた。

  • 警察小説を装ったホラーサスペンス。
    所沢、そんな田舎じゃないんだけど…ダイオキシンとつなげたかったのかな。

  • 冒頭から展開される猟奇的な死体に怪しげな研究所というお膳立てでどんな犯人が出てくるのかと思いきや、どちらかと言うとその死体の人間像に迫っていくという構成。当の死体を始め、主要登場人物が抱える業が深すぎて、それだけでお腹いっぱいになる仕様で、特に宮條はその言動で前半の主人公格の存在感を放つだけでなく、その背景だけで一冊仕上げられるんじゃないかという闇に震える。各キャラの魅力も十分だが、肝心の謎についても、思わぬ驚きがあり、その合理性も十分なだけに、おいおい、入っていくなよからの終盤のアクション突入には、落とし方としてどうかとは思ったが、手に汗握るシーンの連続はなるほどそうしたくなるよねという迫力は十分。そして、最終ページの対峙。全然嫌いじゃないぜ、こういう終わり方。

  • 今までの中山作品とはちょっとストーリー展開が違うイメージ。
    ヒッチコックを思わせるような描写がガクブルと言った感じで中々後味の悪い終わり方。
    でも嫌いじゃない。

  • 後味が悪いな……。
    ヒートアップも読んだら多少はスッキリするのかな。

  • 2017年31冊目。
    昨年読んだヒートアップの前段の話。
    そしてこれが実は中山七里作品の処女作であるらしい。本当に先になぜこっちを読まなかったのか悔やまれる・・。
    正式な続編とはなっていないものの、ヒートアップにも出てた登場人物がいて、これを踏まえて読めばまた見方も変わってたかなーと。
    それにしてものっけから結構描写がグロい。ランチ休憩中に読んでたから結構キツかった。前にも書いたけどとても岬洋介シリーズと同じ著者だとは思えない。
    それでも手に汗握る展開に一気読み。
    ラストは続編があることを匂わせるようないやーな終わり方になっている。
    この流れでもう一度ヒートアップ読み直そうかな。

  • みわ

  • 中山さんのグロい系、面白いけど重い。。。
    最後がだいぶアクションだけど、あれが犯人ってやるせない。

  • こちらの本も本来、私が苦手とするグロい表現があるのですが、それでも読まずにはいられないのが中山さんの筆力なのかもしれません。登場人物もしっかりと個があり、それぞれにトラウマがありながらも己の正義を貫こうとする、その強さにぐいぐいと引っ張られました。型破りな宮條が魅力的に思えたのに、あんなことになり、とても残念です。既に近寄り難かったのに、これを読んで絶対カラスと目を合わせないようにしようと思いました。

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魔女は甦る (幻冬舎文庫)の作品紹介

元薬物研究員が勤務地の近くで肉と骨の姿で発見された。埼玉県警の槇畑は捜査を開始。だが会社は二ヶ月前に閉鎖され、社員も行方が知れない。同時に嬰児誘拐と、繁華街での日本刀による無差別殺人が起こった。真面目な研究員は何故、無惨な姿に成り果てたのか。それぞれの事件は繋がりを見せながら、恐怖と驚愕のラストへなだれ込んでいく…。

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