ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 796
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420717

作品紹介・あらすじ

人気番組のクイズ王が、喉を包丁で掻き切られ殺害された。ドSな美人刑事・黒井マヤは、相棒の代官山、ドMなキャリア刑事の浜田とともに捜査を始め、もう一人のクイズ王・阿南の元部下、伊勢谷を容疑者として絞り込む。しかし彼女は同様の手口で殺害された母親を残し失踪。その自宅には「悪魔払い」を信仰するカルト教団の祭壇があった-。

感想・レビュー・書評

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  • どSと言いながら、前作では死体マニアの方に振れていたが、今作ではやっと本領発揮。殺人犯を追い詰めて言葉でなぶり続け、同僚への銃撃と犯人への自殺を引き出すという荒技。
    タイトルの「朱に交われば」の事件は、次々と起きる首切り殺人。犯人も変わったり、死亡したり、中々忙しい。元々の原因は、どうやら宗教が絡むよう。この事件も凄惨で気持ちがスッキリしないが、何とか読み切れるのは新キャラの浜田警部補が居たからこそ。キャリア組で大学出たてなのに、年上の黒井マヤ巡査部長と代官山巡査よりも上となる。これが全く使えない刑事で、現場で失敗をしてはマヤになぶられ、暴力を振るわれ大怪我をする。どMなのか、嬉々として従う姿が可愛い。最後はマヤになぶられた犯人の巻き添えで殉職・・?
    取りあえず3冊を購入したので、あと1冊頑張ろう。

  • ちょっと……グロかった……
    でも気になるので次巻も読む。

  • エンタメ

  • 狂気が伝染するという話でとにかく狂気に満ちた人物の印象が強かった。それと前半では誤植が見受けられた。

  • シリーズ第2弾。
    ユーモアミステリーの中でもドS刑事の事件は残虐性とユーモアの落差が凄い。事件の残虐性が高すぎて動機が薄く感じるほどに毎回酷い。それを逮捕すべき警察官が殺人事件を欲しているのがまた後味が悪いのよね…

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    人気番組のクイズ王が殺害される事件が発生。その事件の裏にはカルト教団の存在があった…。ドS刑事シリーズ第2弾。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654791

  • 胸糞悪い小説。こういうのを好きな人もいるかもしれないなあ。女刑事・黒井マヤは、殺人事件の死体を見るのが大好物で、追い詰めた犯人の全人生、全人格を否定する言葉をずらずらと投げかけて、自殺に追い込むし、キャリアの後輩を苛め抜く。このマヤの性癖が物語の進行に深くかかわると言えば、そうじゃなくて、事件に関わっていくのは、ほとんど代官山脩介で、マヤは単なる味付けなのだ。起きる連続殺人事件も、悲惨で鬱陶しい。スカッとしない、軽い小説の体裁なのにね。

  • 前作同様大変面白く読ませていただきました。今回は2作目という事で題名にも注目しながら読みました。作品の流れからはとてもユーモアミステリーには感じられない。次作も期待してます。

  • クイズ番組が好きだと宣うマヤちゃん。ちょっと意外。

  • 1作目よりもS度が増してたお姫様。おもしろかったけど、事件を泳がせてしまうお姫様には少しひいてしまう。浜田さん痛そう。また強烈なキャラが出てきたなぁ

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著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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