パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.27
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本棚登録 : 1316
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420793

感想・レビュー・書評

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  • 初読み作家さん。設定やキャラクターは好きだったのだが、最後の事件の犯人はわかり易すぎた。文章は好きなので、他作品もこれから読んでみたいと思う。

  • 意外に骨太な内容。

  • ミステリだが解決も追い詰めるのでは無く、淡々と、つつましく話が進んでいく。
    連続性のある短編なのでスッと読めてしまった

  • 喫茶店を営む兄弟の安楽椅子探偵系ミステリ。
    ケーキの蘊蓄も楽しめる。

    似鳥氏の作品は、その世界観とキャラを楽しむためのミステリだと思う。
    なので、リアリティとかトリックに無理があるとか、そういうことに言及してはいけない。
    殺人事件が起きているのに、ホワホワしたライトカラーなミステリがお好きな方にお勧めしたい。

  • 3+

  • なかなかすごい話だった!
    あんなに簡単に解決できるのに
    どーして誰も分からないんだろうって思った‼︎笑

  • まぁ、読みやすかった。
    この系統の小説通り、んなわけあるか的な設定はあるものの。
    まぁ、小説ですから、心広くお持ちください。

  • プリエールという喫茶を営む父子家庭で育った兄弟。弟は元警察官で、捜査のエリート。兄はそういったこととはかけ離れた世界で育ちプリエールの店主
    その兄弟のもとに、弟の警察官時代の関係者が、難事件の捜査を弟目当てでやってるくことが基本コンセプト。
    といっても話を展開するのは、あくまで兄のほうで、弟は安楽椅子探偵よろしく、プリエールで話を聞いて解決するのがメイン。後半二章では弟も事件に巻き込まれるため、捜査に出るのだが。

    ミステリーとしてみると、ちょっとトリックとか真相が弱いかな。(単純につっこみどころが多い)
    ミステリーそのものとして楽しむより、キャラクター間の関連性を楽しむほうがよいかも。
    この点ミステリーを求めるかどうかでだいぶ印象が変わる。

    毎回解決時に、スイーツが重要なキワードとなり、そのレシピが掲載される。
    このレシピがよいのだが、本文の中で展開されるため、ちとエピローグとかを読みたい場合にじゃまになる。巻末でまとめてでもよかったのでは?

    なお、タイトルの通り、基本的に容疑者からプリエールの品を召し上がっているが、これのせいで、最後の章はちと、ハッピーエンドにならない。

  • 有能でありながらも警察官を退職したパティシエがちょこちょこっと事件を解決しちゃうお話。
    短編集。
    短編集なのでサクっとしたお話ばかりかと思いきや、せつない部分もありトリックも細かく練られてます。
    お菓子と事件を絡める設定も楽しめた。
    続編はありそうでなさそう。

  • 旅のお共として借りたけど、結局途中までしか読めず、だいぶたってから続きを読むことに。似鳥さんはいつもこういう面白あとがきなんだな。割と初期の作品のようだ。タイトルがダサいよな。ありがちな日常系ライトミステリかと思いきや、わりとがっつり殺人とかだった。全体的に警察が退職者を頼って、というか、その兄まで巻き込んで、というリアリティにかけるところはあるけど、まぁお話だしね。小屋ごと動かすは反則だろう。最終話も。スフレは昔自由が丘で食べたのを思い出した。また食べたいな。こういうおしゃれカフェの常連になりたいものだ。ケチな私には無理だろうけど。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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