悪夢の六号室 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 360
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420908

作品紹介・あらすじ

海沿いの『ハートブレイク・モーテル』では、緊迫が最高潮に達していた。五号室では、父の愛人と二億円を持ち出した暴力団組長の息子が追手に見つかり、六号室では、殺し屋の内川が浮気男をベッドに磔にし、ちょん切る準備万全。別々に見える二組を、何者かが底なしの窮地に引きずりこむ…。裏切りの連続がまさかの結末へ導く超震撼サスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 今日の放送に間に合った。
    http://asahi.co.jp/akumu6/
    予告観たらおもしろそうだったので観てみることにする。

    正直壇蜜が鮎子を演じるのか、琴音を演じるのか、
    キャスト見るまで本気でわからなかった(苦笑)

    ラストの感動はやはり「~観覧車」には適わず。

  • 「木下半太」の『悪夢の六号室』を読みました。

    『純喫茶探偵は死体がお好き』、『暴走家族は回り続ける』、『悪夢のクローゼット』、『悪夢の身代金』に続き「木下半太」作品です。

    -----story-------------
    海沿いの「ハートブレイク・モーテル」は最高潮に緊迫していた。
    5号室では、父の愛人「琴音」と2億円を持ち出した暴力団組長の息子「森福隆」が追手に見つかり、6号室では、殺し屋の「内川」が浮気男「町田敬助」を裸にしてベッドに磔にし、ちょんぎる準備万全。
    別々に見える二組を、何者かが底なしの窮地に引きずりこむ……。
    裏切りの連続がまさかの結末へ導く超震撼サスペンス!
    -----------------------

    『悪夢の身代金』に続き悪夢シリーズ… 悪夢シリーズの第九弾作品です。

     ■第一章 五号室と六号室
     ■第二章 女と女と金庫の中
     ■第三章 女たちの逆襲


    ハチャメチャな展開が本シリーズの持味ですが、ちょっと強引過ぎる感じがしました、、、

    愉しめて、一気に読めましたが… これまでの作品に比べると、少し物足りない感じがしましたね。


    暴力団組長の愛人「琴音」については、最初から怪しいなぁ… と思ってはいましたが、まさかまさかの大どんでん返しで、驚きの結末、、、

    悪人は消え去り、離婚寸前だった夫婦の間に幸せが訪れるエンディングは、一見、美しく感じるけど、そこに至るまでの大きな犠牲を考えると複雑です。

    エンターテイメントとして割り切るしかないかな。

    殺し屋「内川」のキャラが気に入りました… また登場して欲しいですね。

    『悪夢のエレベーター』以降、本シリーズで何回か登場しているオカマの「マッキー」が間接的に登場… ちょっと嬉しかったです。

  • イイ意味での期待を裏切ってくれた作品でした。

  • 悪夢シリーズ 第9弾

    第一章 五号室と六号室
    第二章 女と女と金庫の中
    第三章 女たちの逆襲

    海沿いのモーテルで、浮気をした旦那に復讐しようとする鮎子と、暴力団組長の息子と2億円の金を持ち逃げしてきた琴音。

    クライマックスを迎えようとする二つの部屋に訪れるハプニング。


    いつも通りのスピード感あふれる展開で、休暇にぴったりでした。

  • 海沿いの『ハートブレイク・モーテル』では、緊迫が最高潮に達していた。五号室では、父の愛人と二億円を持ち出した暴力団組長の息子が追手に見つかり、六号室では、殺し屋の内川が浮気男をベッドに磔にし、ちょん切る準備万全。別々に見える二組を、何者かが底なしの窮地に引きずりこむ…。

  • 悪夢シリーズ初。面白かった!え?どうなの的な事もあり怪しさもありで先を急ぎたかった。このシリーズ読みたいかも。

  • 悪夢シリーズにしては、他と比べて伏線など欠けていた気がする。

  • まあまあ

  • 2015/12/07
    移動中

  • サクッと読める
    けどまぁ引き込まれるほどの展開はなかったかな
    散らかったまま終わった感じ

  • 結末が読めなくてよかったけど、ラストに向けて都合がいいなという印象。
    でも作り話らしい作り話だからそれもアリかな、とも思う。

  • ドタバタ、ゴチャマゼ、七転八倒!!!!!

    おもしろーい!!

    舞台は海近くにある寂れたモーテル『ハートブレイク・モーテル』の五号室と六号室

    まずは五号室
    登場人物は和菓子好きの殺し屋と老舗和菓子屋の若旦那・・・後から若旦那の妻が合流
    浮気の絶えない夫と口やかましい姑に嫌気がさした妻が殺し屋を雇って・・・・・・

    そして六号室
    登場人物は暴力団組長の愛人と組長の息子・・・後から組長の舎弟が登場
    父親の愛人に惚れてしまった息子が駆け落ちを画策・・・・・・

    もちろんここに集まったのは偶然ではなく、必然であるわけで
    裏で糸を引く何某のしわざであるのです
    何某はなんらかの思惑を心に秘めて・・・・・・

    物語は始点へ巻き戻されて、個々がここへたどり着くまでの道筋を辿っていきます
    誰が騙す側なのか、騙される側なのか

    結末も滅茶苦茶・・・なんなんだー・・これ

    奇想天外なB級??サスペンス!!

  • もっと丁寧に大切に愛しておればこんな悲惨なことにはならなかった。全てが自業自得。悪夢の六号室は問いかける。自らの心がけ次第では深い悪夢からもすっきり目覚めることができる。エンタメとしても存分に楽しませもらえた。上がりきっていた期待のハードルを軽々と飛び越えていった。

  • 今回、ドラマ化もされているということで期待していたのですが、うーんでした。
    悪夢シリーズすべて読んでいますが、エレベーター、観覧車は越えられず。

  • 海沿いのラブホテル、隣り合った5号室と6号室で、それぞれ事件が起こる。5号室では老舗和菓子店の6代目がプロの殺し屋の手によって殺されかかり、5号室ではヤクザの組長のバカ息子と組長の愛人が駆け落ち。そこにそれぞれ、招かれざる客がやってきて……。
    このシリーズは『悪夢のクローゼット』以来だがとてもテンポが良くて面白い。舞台で観てみたいと思ってしまう構成なのはさすが木下半太さん。

  • 2014.3.7

  • 今までの悪夢シリーズと比べると、軽い感じかな。
    いや、結局、登場人物7人中4人死んでるから、軽くもないか。

    年末に檀蜜さん主演でドラマがあったのを見たけど、原作の方が面白いです。ドラマははしょりずぎて、ちょっと意味不明な感じでした。

  • テンポよく終盤まですすんで、ラストってときに限ってこの終わり方―って思ってしまった。もっとドロッとしたかんじかもっとすっきりするのかを期待してしまった。。。。
    中盤までけっこうひきつけられるかんじで読んでたのに。。。残念

  • おもしろくて一気に読んでしまったけど
    最後が……???あれ?
    みたいな、なんか変な感じだった笑
    面白かったのは面白かったけど、うーんてかんじだ。

  • 木下半太のこういう感じ、若干飽きてきた。

  • 老舗和菓子屋の莫迦旦那とその妻×ヤクザの莫迦息子と親分の愛人の話し。琴音の見た目は希崎ジェシカみたいな感じと思って読みました。

  • さびれたホテルの一室で今まさに仕事をしようとする殺し屋。その隣の部屋にヤクザ組織から逃げてきた男女と奪った現金2億円。一見無関係な二つの部屋が徐々につながっていく。それぞれの目的を果たそうと奔走する登場人物をカットバックして見せて行く物語。

    さすがの悪夢シリーズ。息もつかせぬスピーディーな展開です。殺し屋が和菓子大好きって設定が好きだな。伊坂幸太郎さんのグラスホッパーっぽいけど。

  • 2013年12月

  • 安定の目まぐるしさに一気読み。
    大オチの悪夢っぷりも中々。

  • 悪夢シリーズにしては少し物足りない。不完全燃焼で、読みきった。

  • 「悪夢シリーズ」初です。展開が早くてどんどん進まないと・・・と言う事で一気読み!このシリーズ全部読みたくなりました。

  • 悪夢シリーズの中でもトップクラスで読みやすいです。

    ストレートな内容が非常に入り込みやすくて、素敵ですね。

    全体的な要素はいままでの悪夢シリーズとは少し違う感じもします。

  • いつもの木下さんとは少し違った感じでした☆

    でもどたばたするのは同じか‥笑。

  • いっきに読まないと他の事が手につかなくなるくらいの中毒性のある凄まじい作品。女を敵に回すとろくでもないどころでは済まない、とんでもない事になる。

  • ココイチ。
    (ここ最近読んだ中で一番イマイチ。悪夢シリーズの中でも一番のイマイチ)

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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