カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2013年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420939

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カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • こんなタイトルの本があるのか。と感動してずっと頭から離れなかった。ただずっと買わなかった。
    何故か?
    自由律俳句集とわかっていたし、奇をてらったタイトルだけの本だと勝手な判断をしたからだ。
    1頁も読まずにだ。
    ただし、ひたすらタイトルは脳にこびりついていた。
    でついに先日、別の本を買っている時に財布の中に未使用の500円のQUOカードを見つけ、もらったQUOカードだし、一念奮起の上で購入した。
    後のことは、然るべし。
    皆々様も、QUOカードがあったら買うべきだ、と。

  • 詩集とか句集とかは、わからなくて解説が欲しいと思うことが多いのだけれど、これはわかる。わからなくても面白い。「ジープ」も読もうと思う。

  • 俳句なのか分からないが、少ない字数だからこそ浮かび上がる情景がおもしろい。

  • 実は写真がめちゃくちゃいい。

  • 物凄く共感する、という訳ではないんだけど、かるーくよめてなんだかふっと力が抜ける感じは好き。

  • 圧倒的な言葉のちからを感じた。自由律ならではの溢れるような感情の渦に呑み込まれて。

    あっさりと読み流すには、良くも悪くも強すぎて
    気軽には読めないものでした。

  • やはり圧倒的にセンチメンタル。
    誰もが経験したことのあるような普遍的な切なさから、わかるような気がする旅情まで、色んな種類のセンチメンタルを感じた。又吉さんの表現する、取り返しのつかない寂しさみたいなもののパワーは本当にすごい。
    自由句俳句、散文、写真、どれもが感傷的で、過去が掘り起こされるような気分だった。

  • 1970年生まれのせきしろと、1980年生まれの又吉直樹の共著。
    それより大分以前に生まれた私にも直球で面白い本。
    形式としては自由律俳句の句集であり、時折エッセイがさしはさまれる。

    自由律というだけに、定型をはみだしてこそ伝えられる思いみたいなものが溢れている。

    内容的には”あるある”的なもの、”なるほど”と感慨深いもの、”日常にひそむ新発見”、”誰に問われたわけでもないのにする言い訳” 等々。
    句として成立してるのかしてないのか、宙ぶらりんに放おっておかれて思わず下の句を詠んでしまいそうになるものもある。私はそうして楽しんだ。

    ちなみに、自分が共感できる句に付箋を貼ってみた。すると本が付箋だらけになった。
    この気持(付箋をはる気持)自由律俳句でなら詠めそうな気になる。

    エッセイを凝縮すれば自由律俳句で、自由律俳句を解凍すればエッセイなのだと思った。

  • 自由律俳句(五七五の字数・リズムでは無い俳句)と写真とエッセイ(?)。どの俳句も情景がすぐに思い浮かべられるものばかり。あ〜あるある!(笑)という面白いものから、あぁ…分かる分かる…というしんみりするものまでいろいろ。なーんにもしたくないときに横になりながら読むといい。

  •  
    ── せきしろ×又吉 直樹《カキフライが無いなら来なかった 20131010 幻冬舎文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4344420934
     
     せきしろ  作家 19701103 北海道 /コラムニスト[A] 福島大学中退/籍=
    https://twitter.com/sekishiro
     又吉 直樹 作家 19800602 大阪 /芥川賞《火花 20150107 文学界》
     
     村上 春樹 作家 19490112 京都 /《海辺のカフカ 2002》2006 カフカ賞
     
    …… 小説は一人で食べるカキフライに似て美味しいけど寂しい。
    ── 村上 春樹《文学イベント 20151129 福島県》後塵
    http://twilog.org/awalibrary/search?word=%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4&ao=a
     
    (20151205)
     

  • 感性の伝わる一言集。せきしろさんの言葉選びが秀逸でわらかしてもらった。目線が好きだ。
    短編は又吉さんのセンチメンタリズムがなんか染みた。幼なじみについて語る最後のやつなど大好き。

  • 光景を想像しながら読むと思わずニヤリとしてしまうような自由律俳句と散文の本。日常のなんとも言えない一こまを切り取った作品がメインだが、時折日常の物悲しさや閉塞感を感じさせるような作品もあり読んでいて飽きない。「まさかジープでくるとは」も読む予定。

  • イベント用に文庫を購入。
    なんだかんだで一度しか読んでいないので、再読は6年ぶりになる。
    時の流れと自分自身の変わらなさに愕然とする。
    やはり来世にかけるべきか。

  • まだ読み終わらない。どこから読んでもどこで読むのを止めても自由だし、読み終わらなくてもいいのかもしれない。鞄に忍ばせておくのにちょうどいい一冊。
    又吉が「今人気のお笑いコンビ」としてテレビに出てきた頃、書店にこの本が平積みされていたのを覚えている。後ろ向き加減が絶妙なタイトルに惹かれたものの、結局買わなかった。テレビの人気者なんて、文章の書き手としては信用できない気がしていた。
    今年になって「火花」を読んだ。面白かった。続けて、かつてスルーしたこの本も買った。
    小説ではない。エッセイとも、またちょっと違う。目を伏せて忘れてしまいがちな後ろ向きな感情や、言語化するのを諦めるしかない曖昧な現象を、丹念に拾って形にした結果がいちいち面白くて笑ってしまう。
    本を選ぶ時につまらない偏見は捨てようと反省した。気に入ったのはたくさんあるけれど、とりあえず2つ。
    「ビルを壊す音を遠くに平日の休み」(せきしろ)
    「あの娘も僕も市外局番は同じ」(又吉)

  • 妄想文学の鬼才せきしろと、
    お笑いの奇才「ピース」又吉による
    自由な韻律で詠む自由律俳句と散文を五百以上と、
    著者二人の撮影写真から構成された一冊。

    火花効果であちこちに併売されるようになり
    立ち読みしてみたら、なんだかよくわからないけど
    ものすごく面白かったので購入してみました。
    何が面白いのかと言われると自分でも何が
    面白いのか…説明が難しい…

    何気ない一文の中にあるある、と思わせる
    ものもあれば、その一文で情景が
    浮かぶようなものもあって
    しかも、二人の著者が交互に自分の世界を
    展開しているので飽きずに最後まで新鮮というか…

    どちらも独自の世界観がありますが
    又吉さんは少し物悲しい感じが多いので
    私はせきしろさんの方が好みです。
    散文の「知らない人だけど春菊買いすぎだろう」とか
    「このお通しの正体はなんだ」とか
    妄想作家?さんだそうですが自分でもそういう
    妄想というか想像してしまうので妙に面白くて…
    まとめて読むより1日に少しずつクスッと
    するのにオススメです。

  • 俳句、エッセイ、写真という構成がおもしろい。
    そのせいか、スルスルと読めてしまう。
    自由律俳句なら、ひょっとして自分にも作れてしまうんじゃないだろうかと思わせてくれるのよ。
    まぁ、そう簡単ではないと思うのだけれど。
    言葉の選び方が素敵なのか? リズムなのか? なんせ面白かった。

  • 前々から本屋で見かけていて気になっていた一冊。ついに購入。少しずつ少しずつ読み進めました。単なる「あるある」なようでいて、その行間を読むとなんだか切なくなる、そんな自由律俳句+散文+写真集です。

    又吉さんの散文の題はひとひねりされていて面白いです。「これは桜じゃないけどまぁいいか」「実家なのにメロンを出された還暦の母に」は、文を読んでもう一度戻ってきて、なるほど、と。私の一番は「オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう」。「好き」という言葉を使わずに、こんなにもこんなにも好きという気持ちが伝わってくるなんて。相手を大切に思っているんだなぁ、と胸がぎゅうっとなりました。

    又吉さんがとにかくフィーチャーされていますが、せきしろさん、面白いです。文庫の解説も書かれていますし(またこれが面白い)、他の作品も気になります。

    続巻も購入予定です。

  • 自由律の俳句と散文を集めた1冊。
    「めっちゃ分かる!」ってなる俳句が時々あって、気軽に読める。

    又吉さんの「モータープールでは泳げないと知った夏の日」がツボでした。私も子供の頃、モータープールはプールの一種だと思ってた。しかしこの歌は関西の人にしか分からないのでは・・・。(モータープールは駐車場のことです)

  • 自由な韻律で詠む自由律俳句と散文(エッセイ)、そして著者自身による写真から構成された本。
    下手すればあるあるネタ集になりそうですが、それに収まらず短い言葉で世界を切り取っています。中には一読では意味を捉えきれず考えることによって「?→!」と心の動きが著しくなるものもあり、その面白さに息を飲みます。
    写真もまた同じく、何でもないものを写しているものが、意味を為すように感じてきます。中には意図的過ぎるものもあり、そのさじ加減の難しさバランスの危うさが魅力に通じています。
    2人の著者が交互に自分の世界を展開させることで生む効果もあるのでしょう。今まで知らなかった世界の面白さを体験しました。

  • せきしろとピース又吉の自由律俳句集。
    たまに面白い句もある。

  • ここにあることばは、日常の、なんでもない時間、記憶にとどまることもない事柄がほとんどです。解説の金原さんをして「文学的革命」かもと言わせるにもかかわらず、この詩が作者の現状を打破したり、まして社会を変えることもないだろうと思う。他人の私が読めば、あってもなくてもいい世界。
    なのに、妙に心にとどまる。笑ってすませてしまえばいいのに突き動かされる。
    何気ない日常でありながら、読む人に一瞬で突き刺さってくる衝撃。それを表現しているのが、自由律詩というものなのでしょうか。

  • 何々句って固く考えずに呟き集と思えばよい。

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カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)の作品紹介

五七五の形式を破り自由な韻律で詠む自由律俳句を、妄想文学の鬼才せきしろと、お笑いの奇才「ピース」又吉が多数放出。「雨と冷蔵庫の音に挟まれ寝る」(せきしろ)、「転んだ彼女を見て少し嫌いになる」(又吉直樹)など、センチメンタル過剰で自意識異常な世界が広がる。五百以上の句と散文、著者二人の撮影写真から構成。文庫用書き下ろしも収載。

カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)はこんな本です

カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)の単行本(ソフトカバー)

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