正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久に関するノート (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420984

作品紹介・あらすじ

猿倉佳奈美は「幽霊が見たいのに霊感ゼロ」の女子高生。"見える"と噂のイケメン同級生ユウに近づくと、彼の兄・鳴神佐久は霊現象を数学で解説する変人霊能者だった。「悪霊に会ってみたい」という佳奈美に、佐久は「片化粧」という呪術を教えてしまう。するとユウが激怒。彼には何が見えている?ホラーだけど胸キュンの青春オカルトミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 不思議なタイトルですが、オカルト×恋愛ミステリーと言う感じでしょうか。

    猿倉佳奈美(カナ)は、今時の女子高生。
    幽霊が見たいのに、霊感ゼロ。

    友達のメイコと共に、幽霊に出会うため、八方手を尽くす。
    そして、出会った同級の鳴神雄作(ユウ)や、彼の兄で大学生の鳴神佐久(サク)。

    2人は、鳴神家の当主とその弟。昔から鳴神家の男性は霊感が強く、代々拝み屋を継いで来たと言う。

    ある事件から、カナ、メイコ、ユウ、そして佐久たちは、実家の鳴神家の蔵へ向かう。
    そこで、見たものは?

    友人メイコに付いた憑依霊を除霊するために、ユウたちが取った行動とは?

    最後は、しみじみホロリとさせます。
    そう来たか...
    人の想いは、霊となっても、人に寄り添うものなんですね。

  • もっと数学っぽくしても良かったのでは?

  • いいね、結構好きです、こういうかんじ。

  • sg

  • どうしても幽霊を見たい主人公は、幽霊が視える、と噂の
    同級生を友人から教えてもらった。

    それが理由で話しかけられたら、嫌だろうな、ですが
    あっけらかんとしている主人公に、毒気が抜けます。
    面白がっているようにも思えますが、何だか違う感じ。
    いや、見たいのは見たいみたいですが。
    と思っていたら、なラスト。
    思いっきり騙されました。

    幽霊について、落ちが分かるまでの4話分が
    そのための布石だというのに驚きです。
    最後まで読んで、ざ~っと流れていく、今までの情報。
    このために組まれた、と言っても過言ではない話達に
    面白かった! としか言いようがありません。
    ただ…同級生の兄については、若干問題あり?w

  • 霊と正三角形を関連付けた考え方が面白い。ラストまで来て、まんまと騙されたと気づく。カバーイラストでキャラのイメージできちゃってるしなあ。続編が出たら読んでみたい。

  • 霊×数学という、霊を数学の観点で合理的な論理展開をしていくのは発想が面白かった。霊をあるがゆえにリアルさは無いが、各章に散りばめられた伏線が最終章に一気に繋がっていくのは爽快感があった。結果的には可愛い少女の恋物語なんだけど。。。

  • 2016/3/23
    これはちょっと若すぎた感。
    私より先に読んだ父はどんな気持ちで読んだのであろう…w

  • 2016年3月16日読了。
    2016年82冊目。

  • 「幽霊が見たいのに霊感0」の女子高生が「見える」と噂の同級生に、霊が見たいがために急接近して…?読み始めは主人公の身勝手さにちょっとイラっとしていたのだが、青春っぷりとラストの謎解きで、なるほど〜と納得。後で見たらあらすじに「胸キュンの青春オカルトミステリ」てあった!

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著者プロフィール

1985年、東京生誕。一橋大学経済学部卒。著書は他に「!」「!!」「!!!」「!!!!」「暗黒学校」「最悪彼氏」(ここまですべてアルファポリス)、「占い処・陽仙堂の統計科学」(角川書店)、「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(幻冬舎)などがある。

「2016年 『殺人鬼狩り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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