- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344421417
作品紹介・あらすじ
19世紀、英国。良家の令嬢たちが集まる海辺の休暇村スピンドル・コーヴで、ケイト・テイラーは音楽教師として暮らしていた。ところがある日、孤児として育ったケイトの前に、彼女の親族だという侯爵家の4人が現れる。彼らは自分たちの家へケイトを連れ帰ろうとするが、その言動を不審に思った在郷軍の指揮官ソーンは、とっさにケイトと自分が婚約したと嘘をつく。それでも侯爵はあきらめることなく村に滞在し、ケイトが一族のひとりだと示す証拠を本格的に探しはじめた。偽りながらもソーンの婚約者として過ごすうち、彼のぶっきらぼうな態度に隠されたやさしさに気づき、ケイトは惹かれていく。さらには、彼女自身も覚えていない過去についてソーンが何か知っているとわかり…。
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。顔の痣と孤児であるために、今までロマンスのなかったケイト。初めて出会った時から無口で怖い顔しか見せないソーン伍長と親しくなるのを諦めかけていた。町に出かけ、最終の馬車を逃し困っていた時に偶然居合わせたソーンに助けられる。スピンドル・コーヴに戻る道中、2人の関係は動き始めた。実は遥か昔のケイトを知っていたソーン。そして、突然判明した驚くべきケイトの出自に、教養もなく投獄された事もある自分はますます相応しくないと頑ななソーンに惹かれていくケイト。ケイトは自分の将来を、どう選択するのか?ケイトが、ソーンの身体に刻まれた刺青と傷痕に触れながら、これまでの彼の生きた険しい人生を辿るシーンが印象的だった。
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シリーズ3作目。ケイトの出生の秘密を知っていたソーン伍長。秘密が明らかになるまでそわそわしながら読みました。親戚だと言っていた侯爵家、当然胡散臭いと思いながら読んでたけどそうじゃなくて変わり者達ではあるけど真っ当な人達だった〜。
ケイトはステキなヒロインだしソーンもいろいろこじらせちゃってるけどいい男。悪人でてこないしほのぼのしてて好きなシリーズでした。
このシリーズ原書ではまだ続くのかな?でもここで翻訳は終わってるのね…