まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2014年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421820

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まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 失笑する既視感

  • どうやら「自由律俳句」と呼ぶらしいこのジャンルの文芸は、なかなか素敵である。
    「あるある」な情景が思い出されてきたりするちょっとまったりとした雰囲気のフレーズは、才能なしには作れないのだろうなと最初は思ったが、その気になれば雰囲気だけは醸し出せそうなところまではいけたかも。でも、やっぱりもっと極限まで削らないと駄目か。

  • 二名の作品からなる自由律俳句集。

    とにかくじわじわ来る面白さ。
    日常の「あるある」ネタや
    シュールなシチュエーションネタを
    切り取ってきてクスリと笑わせてくる。

    本当に少ない文字数なのに
    自分が見聞きしたシチュエーションと
    オーバーラップして、思わず解説文を
    作りたくなってくる。

  • 初めは距離を感じていたせきしろさんだが、二冊読むにつれて徐々に似たものを共有していることがわかった。自転車のベルのくだり、非常によくわかる。時には自意識過剰と揶揄されるような不安や気遣いに挟まれて生きているんだ。

  • 作家せきしろさんとピース又吉による、自由律俳句とエッセイ時々写真な本。

    この自由律俳句というのがとても面白いのです。5・7・5にとらわれず、季語もない。誰にでもかけそうで、絶妙な哀愁を放つ。風景がふっと浮かび心が緩む...そんな感じ。

    やっぱ又吉さんの言葉の使い方、好きだなーって思いました。

    ブログにて詳しいレビューしています。
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=762

  • せきしろ、又吉の自由律俳句集第2弾。
    前作ほどのインパクトはなかったが、ニヤニヤできるフレーズは多くあって楽しめた。

    俵万智の解説が秀逸。
    この本のなんかよくわからん楽しさをズバッと言いあてている。

  • 自由律の句っていいですね。奄美の話では又吉さんの優しい目線を感じ、せきしろさんのダメダメなところに共感し、挿入されたスナップ写真で笑わされて即読了です。

  • 2016年7月3日 夫からのプレゼント。
    2017年3月21日読了。

  • 正直、かなり好きだ。
    とくにせきしろさんの噺が抜群に好き。くすくす笑ってしまう。

    旅のお供なんかに是非。

  • 写真よ、写真

  • こういう、自由律俳句の本は初めてだったので斬新で、理解するのに時間が掛かりました。しかし、前作の『カキフライが無いなら来なかった』も読んでみたくなった!せきしろさんの学校嫌いには共感したし。又吉さんがお気に入りのTシャツを洗濯して乾燥機にかけたら縮んでしまったので、自分が乾燥機に入ったって話は(ほんまかいなこれは(笑))と笑ってしまいました。

  • 短文だからこそ、広がる情景がある。
    散歩をしながら、自分なりの言葉の情景がいくつも浮かんできた。
    おそらく人の数だけ、物語の広がりがある作品だと思う。
    いつか誰かと各々の物語について語りあいたいものだ。

  • イベント用に文庫購入。
    単行本は長らく積んだままだ。初めて読んだ。
    線香花火知っていたかった。

  • 『カキフライが無いなら来なかった』の第二弾という感じ。
    句と写真と散文からなる。
    前回よりは感動が少なかったけど、なかでも散文の部分を面白く読んだ。
    ここを読んで、直前の句を読むと「なるほどなぁ」と納得できる。

  • 『カキフライがないなら来なかった』の続編ですね。つい引きこまれます。挟まっている文章がまたもの悲しいのです。

  • 日常だったり、過去に置き去りにしてきた記憶だったり、奥底のほうに忘れられている情景だったりを、自由律俳句として巧みに切り取っていて、懐かしかったり、ほろ苦かったり、笑ったり、、、これを言葉で表すのはとても難しい。
    でも、「カキフライ」に続き、とっても好きな世界観。
    今回も楽しかった。

  • 世の中に絶望している言葉が多い中で
    希望を感じる言葉が印象に残る。
    この短い言葉で
    どこまでも妄想が広がっていく。
    言葉の無限の力を感じる。

  • 理不尽な出来事は、たくさんある。生きにくい世の中だなぁ。それとも私が生きづらい性格なのか。そう考えて、落ち込む日がある。
    だけど、日常の理不尽な出来事の中に、ぷっと笑えるおもしろさがあることを、この本は気づかせてくれる。不器用でもいいんだ、このままでいいんだ。世の中は、おもしろいことであふれてる。

  • 人間や周囲の物事に対する観察力と、それを的確に文字に出力するお二人。なんか自分でもできそうかなと思えるが、いざとなったら難しい。
    そして、例えば、せきしろさんの“まさかジープで来るとは”をキーワードに、創造力を働かせ肉付けをしていくと、いろいろな話ができそうだ。
    ちなみに私が一番すきな句は、又吉さんの“目配せの意図は解らないが頷く”

  • なんだろうねえ、この鋭いのかユルイのかよくわからない感覚は…。それがけっこう気持ち良かったりするからよけい困るなあ。

  • 個々で光る句もあるけれど、前作「カキフライが無いなら来なかった」よりインパクトとしては薄れる。しょうがないことだけど。二人の活動によって、自由律俳句がもっと広がればいいなと思う。

  • 立ち読みで気に入り、前作を一気読みし、
    本作も興奮しながらあっという間に読了。

    お二人の世界観はまったくぶれず、
    珠玉の言葉の数々にはっとさせられたり、
    ニヤニヤしたり、んなアホなと突っ込んだり(^ ^

    一点、前作に比べて何やら「手慣れた感」のようなものを
    感じるなぁ、というのが今回の感想の目玉か。

    決して悪い意味ではない。と、思う。
    ただ前作の方がもっと「手探り」している感じがあり、
    本作は「すべきことは分かっている」という印象。

    「手慣れた」はややネガティブな印象かも知れない。
    「円熟」「脂が乗っている」と言った方が近いか。

    もちろん本作でも「手探り」「実験」スピリットはある。
    が、何というか、幹が一本あって、その上で
    「実験の枝葉」を伸ばしているような印象で。

    翻って前作は、まだ芽が出たばかりで
    どちらに向かって伸びたらいいのか、
    全てが手探りだったような感じ。

    それはせきしろ・又吉両氏の関係性にも感じられて、
    お互いに「こう書いたら相手はどう思うか」
    みたいなことを探り合いながら作句しているような(^ ^

    それが本作では、ある程度お互いの手の内も見えるし、
    お互いに対する「信頼感」というものがあるかのようで。
    いや、もちろんあるんでしょうが、信頼感は(^ ^;

    一言で言うと「安定感が増した」ってことかな(^ ^

    これは「一冊全体を通しての感想」であって、
    一作、一句ごとを取り上げて見てみれば、
    それぞれがそれなりの「不安定感」を内包したまま
    ゆらゆらと存在しているのは前作と変わらない。

    昔よく「和英辞典占い」という遊びをやっていて。
    分厚い、電話帳みたいな和英辞典を手に取り、
    目をつぶって適当なページを開いて
    最初に出ている単語が今日の運勢...みたいな(^ ^;

    とんでもない単語数を取り上げている辞書だったので、
    大抵は「金密陀:massicot」みたいな
    「日本語でも何だか分からない言葉」が出てきて
    運勢もへったくれも無いわけですが...(^ ^;

    何が言いたいかというと、この本も、もちろん前作も
    そんな風に「えいやっ」と開いて出会った句を元に、
    しばし脳内に情景やストーリーを描いて遊ぶ...
    みたいな「贅沢な使用法」をしてみたいな、と(^ ^;

    ...というようなベクトルのことを簡潔に、魅力的にまとめた
    俵 万智さんによる巻末の解説が秀逸。

  • ―――沈黙が一番喧しい―――

    「カキフライ」に続く、せきしろ×又吉の自由律俳句集。
    前回より評価を下げたのは、せきしろさんのエッセイでピンとくるものがあまりなかったから。
    又吉のエッセイはもれなくおもしろかった。そこはかとない哀愁。
    ふたりに共通する、世間音痴感は、文学向き。
    ―――全ての信号に引っ掛かりながら早く逢いたい―――
    ―――猫の餌の缶の中に昨日の雨―――
    こちらに映像を想像させ、時にロマンチックですらある。

    余談だが、せきしろさんがハリセンボンはるかの元カレだと初めて知った。

  • 自由律俳句。七五調のリズムがないのに流れがよく油断するとついうっとりしてしまう(笑)
    これぞ呟き。私の目指す句が、Twitterがここにある。
    又吉氏…わずか四文字の句が衝撃。
    また、彼のエッセイもホラーや民話みたいで面白い。
    せきしろ氏…「優しさが怖かった」と言う意味が幼い頃わからなかったとあとがきにあるがなんとなくわかる。
    私も小さい時、「愛人」の意味がわからず父親に聞いたし^^;

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まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)の作品紹介

「後追い自殺かと思われたら困る」(せきしろ)、「耳を澄ませて後悔する」(又吉直樹)など、妄想文学の鬼才せきしろと、お笑い界の奇才「ピース」又吉が編む五百以上の句と散文。著者撮影の写真付き。五七五の形式を破り自由な韻律で詠む自由律俳句の世界を世に広めた話題作『カキフライが無いなら来なかった』の第二弾。文庫用書き下ろしも収載。

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)の単行本

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