プリズム (幻冬舎文庫)

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著者 : 百田尚樹
  • 幻冬舎 (2014年4月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421929

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プリズム (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 多重人格がテーマのサスペンス…?ドラマ?
    話が動くまでが長い。ヒロインが家庭教師になって、そこで多重人格者と出会うのだけど、でもそこまでがそもそも長い。何か伏線でもあるのかと思えばそのまま。

    多重人格について色々説明があり、学術的に面白いが、サスペンスとしては冗長。今や”多重人格者”という設定は散々映画や小説でも描かれていて、こんな説明が無くても読者に抵抗はない。
    一方でヒロインがその人格の一人に惹かれていくというのはあまりにも安易で説得力がない。

    ”人”というのが何によって定義されるかというテーマもあるかもしれないが、退屈なストーリー展開でただの三流のメロドラマで終わった。
    また、同じ作者の女性主人公のサスペンスでも「モンスター」の方が面白かった。

  • こういう多重人格の人が現実に生きていたら想像を絶する生きにくさでしょうね。
    主人公である女性が最初は坦々と職務をこなそうとし、わりとドライに周りを見ているところは好感が持てました。
    女性はどのように彼にはまっていくのか…そして彼は多重人格を乗り越えられるのか、乗り越えるとしたらどのように乗り越えるのか…結構な厚さがありますがぐいぐいと読まされて行きます。

    出版されてからかなり経ちます。出始めの頃に読みたかったな。作者を今ほど知らなかったらもっと楽しめたのになとちょっと思いました。でも面白いです。

    文庫版、精神科医の春日武彦氏の解説がまたいいです。

  • 資産家の息子の家庭教師をすることになった、主婦の聡子。彼女は家庭教師先の屋敷で、ある青年と出会う。彼の態度が日によりあまりにも違い戸惑うが、解離性同一性障害(多重人格)だと知る。聡子はその中の一人の人格に惹かれていくが・・・
    解離性同一性障害(多重人格)というテーマは面白いと思ったが、恋愛ものとしてはいま一つだった。精神科女医との対立軸のようなものがあるのかとも思ったが。

  • もし、自分が主人公だったらと考えてもつらいけど消される人格だったらもっと辛いと思う。耐えられないなぁ、きっと。人格同士が制止させたり、お互いを見守ってとか考えたこともなかったです。旦那さんの話も勉強になりました。

  • 解離性同一性障害(多重人格)の男性と、恋に落ちてしまう主婦のお話。
    それも、オリジナルではなく、交代人格の中の一人を好きになってしまう。

    切なくて...
    悲しくて...。
    いつもの私なら、ホロッときてもおかしくない内容だったと思うのだが、どうも、相手の女性が好きになれず、そこまではいかなかった。

    「彼と距離を取るつもり」と言っておきながら、彼から連絡がこないと、あーだのこーだの言い始める。
    その言動のコロコロ変わる様に、「聡子も多重人格なのか?」と、おもわず思ってしまう程だった(笑)

  • 解離性同一障害をテーマに選んだが活かしきれていない印象。
    女性に免疫がない「彼ら」にとって、理解者としての聡子が魅力的に映ったのは分かるが、聡子の魅力が伝わりづらいのも要因か。

    高校時代にトリイ・ヘイデン シリーズやビリーミリガンを読み耽ったので興味深く読めたがやはりノンフィクションにはかなわない。

    ジェニーのなかの400人を再読しようかな。

  • 多重人格者とその人格を愛した女性の悲しい物語。
    詳細はこちら

    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-12172294154.html

  • 結果が知りたくてあっという間に読み終わったが、途中ヒロインの聡子さんが卓也を消えることを止める時、ちょっと彼女のことを嫌感が持ってきた。みんなのレビューを読んで、同感したのは百田尚樹さんが女性のことがあまり分かっていないことですね、聡子さんが三人ともに、実は多重人格者ですので一人だけに愛されている理由が見通せないです、彼女の魅力を感じなかったです。本の題材に興味があって、早く読み終わったが、内容としては[永遠の0]や《海賊に呼ばれた男》に全然及ばさないと思います。

  • すらすら読めはするけれども違和感あり。多分この作家が多用する短い文章の羅列から生まれるリズムが当方とそもそも合ってないんだろう。この辺りはやはりテレビ作家かなとも思う、要するに好みの問題かと。
    一方、内容ですが女性の描き方がいま一つ、いやいま二つ、いやいやいま三つ。相当浅くないですかね、人物描写が。女性が全然魅力的に見えてこない、これって恋愛小説として相当の致命傷かと。
    そんなこんなで★は二つ程度かなと判断した次第で。

  • 家庭教師先で出会った多重人格者の広司と出会って、その人格の1人に恋をしていく話。百田さんの女性の描き方はやっぱり共感できないものが多い。。。自分へのコンプレックスや恋心とかなんか違うんだよな〜
    多重人格については非常に詳しく、細かく描かれていて結末まで一気に読めた。

  • 馴染みの無いジャンルで、読前は“チープな話”になっていないか不安だった。

    読んでみると……まあ、面白かったかな。

    ニンゲン、(空想力も含めて)自分の五感で実感できない事柄は、たとえフィクションであっても共感できないものなのだけれど…。本書はうまくその隙間をついているというか(笑)。

    作中でも“多重人格”が100%肯定されているわけではないというのが、ポイントだろう。

    ……あくまでも精神疾患の一種であって、交代人格とみなされる人格たちも実は本人の“無意識下に演じてしまっている人格”だという可能性(見解?)も残されている点が、ファンタジーの中に一抹のリアリティを醸している。

    夫のうんちくや専門家(精神科医)との会話を通して読者に示される専門的な知識が、適度に噛み砕かれていて分かりやすかったのが好印象。

    不倫もの・浮気ものは好きではないけれど、納得のいく展開と結末だったかな。


    ★3つ、7ポイント。
    2015.10.09.図。


    実写映画化されるなら……と想像してみるのが、最近ちょっと好きだったりする。


    本作の場合は……多重人格を演じ分けられる程度の演技力と“端正な顔立ち”が最低限要求される。そして、どちらかというと線は細めとの描写。

    ということで……生田斗真あたりはどうだろう?

  • 俗に言う多重人格者に興味を持ってしまう。
    消える(統合される)人格に惹かれてしまい。。

  • *ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」*

    駄作。すみません素人が。でも、ほんと駄作。
    多重人格のお話だけど、キャラクターに全く魅力がないし、設定もありえないことだらけ。
    いつも以上にぶつ切りの文章力、薄っぺらいストーリーで、読み終わるのに大変な努力が必要だった。
    ビリー・ミリガンに謝って。

  • 2015.2.5読了
    テンポが良く一気読み。解離性同一障害に興味大。多重人格について書かれたモノを読みたくなった。設定も面白くはあったのだけど、恋愛モノとして読むにはどうにも不愉快だった。既婚者の彼女が恋をしていく過程がいろんな意味で軽すぎて、ついでに言えば主治医の口も軽すぎる。

  • 多重人格者のある人格と恋に落ちる物語。
    しかも本人格も他の人格からも想いを寄せられる女。
    話としてはとても面白かったんだけど。
    この女にイライラしちゃって(笑)
    自己中すぎだろーとか思いつつ。
    作者の方は女性の気持ちを理解してないんじゃないかな?
    もしこの女に共感できる女性がいるなら私がおかしいのか。
    この女に共感できず最後もそれ?みたいな感じで私の中ではもやもやでした。
    いい年した既婚女性の話としてはうすら寒かったな(笑)

  • 挫折せずによく頑張ったと自分を褒めてやりたい。。。
    やはり精神疾患系のストーリーは体力と読み気力をそいでしまうようです。
    内容確認は大事。。

  • 解離性同一性障害がテーマになっている小説。人格とは何かを考えさせられた。
    後半はスピード感があって一気に読んでしまった。

  • 主人公が家庭教師として雇われた先で多重人格者である彼と出会い、彼の中の交代人格である卓也と恋をしてしまう物語。いつかは消えてしまうという卓也との切ない恋がリアルに語られていて、自分も恋をしたような胸の高鳴りやドキドキ感を味わいつつも別れが迫っているという悲しさや苦しみが切実に伝わってくる。正直これは近々映画化しそうだなと思ったし、是非してほしい。最後、物語の終わり方が凄く綺麗で物悲しくて好きになった。

  • うーん。うーん。うーん。細かい描写で腑に落ちないところが最後まで腑に落ちないで終わってうーん。ってなった。

  • 百田尚樹氏の作品を読んだのはこれが3作目。
    以前に読んだのは『永遠の0』と『モンスター』。
    この作品はいわゆる多重人格者との恋愛が描かれている。
    3作品読んでみたところ、百田作品はあまり私の好みではない。ストーリーは面白くわかりやすいと思うのだが、説明を登場人物にさせるための会話が多い点、心情描写が稚拙に思える点、脇役がはっきりと脇役だと分かるほど扱いがぞんざいな点、などが私の好みと合わない。
    3作品とも映像作品のシナリオとしては向いているかもしれないが、小説として何度も読み返したい魅力的な文章とは私には感じられなかった。

  • 前知識なしに人に借りて読んだので、最初サスペンスかミステリーか…と読み進めたらラブストーリーでびっくりしました!

    ラブストーリーとしてはなぜ互いに惹かれたのかの説明があまりなく、どの登場人物にも共感を覚えたり好感を持てなかったのが少し残念でした。

    それでも、とっ ても読みやすく最後が気になりさくさく読める面白いテーマの本だと思いました。

  • バラエティ番組を見ていたら百田氏が出ていて、「この新作、おもろいですよ~~!」と言っていたので買ってみた。
    本人の前宣伝の割には……という印象かも。

    百田氏はまたしても膨大な資料を読み、豊富な取材をしている。これまでのスタイルと同じだ。
    以前、私は百田作品の感想で、「ひょっとしたら自分は百田氏の手によるドキュメンタリーを読みたいのかもしれない」と書いた。ストーリー自体に今ひとつ魅力を感じないのはそのせいかもしれないと思ったからだ。
    そして今回、なんとなくそれが確実になったような気がする。

    本作は多重人格を扱ったもので、そこに恋愛ドラマを絡めている。だが、90年代にアメリカの多重人格本がブームを起こした頃(ビリー・ミリガンやシビルなど)、私はその手の本を多く読んでいたので、今回、百田氏が「調査した部分」については既知のものばかりだったのだ。
    そうなるともう、ドキュメンタリー勝負ではなく、ドラマ勝負になる。『永遠の0』も『モンスター』も、ドキュメンタリー部分を面白く読んだ。ドラマ部分に奥行きが足りないと感じた。
    そして今回、同じように感じている。そしてドキュメンタリー部分への興味が減じている(知ってるから)。結果、物足りなさが炸裂している。……百田氏は女心がちょっと苦手なのかもしれない。

    うーん、やっぱり私は百田氏のドキュメンタリーを読みたいのだろう。

  • 初の百田先生作品。
    とても映像的な文章を書かれるな、というのが第一印象です。

    特殊な事情を抱える男性と良くも悪くも“普通”の女性のややこしい恋愛模様が描かれていました。複雑な設定の下、専門的な解説を織り交ぜながら読者に飽きさせず読ませる手腕は素直に感服しました。
    主人公が理性と恋心の間で激しく揺り動く様は共感できましたが、男性読者はあれを読んでどう受け取るんだろう?と気になります。

    個人的にバイオレンスな描写が読んでいて辛かったです。

  • この人のジャンルは本当に広い。今回は、多重人格の人と女性の話で引き込まれるようによんだ。このラストシーンが書きたかった、とあるが、なるほど、、、と思う終わり方だった。

  • 二重人格について考えさせられる作品

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プリズム (幻冬舎文庫)の作品紹介

ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。

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