小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)

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著者 : 西田征史
  • 幻冬舎 (2014年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422513

小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 40代に突入した姉と、30代半ばの弟の二人暮らし。正反対の性格の二人だが、不思議と同じ行動をとっていたりして、姉弟だなぁと微笑ましく思う。言葉に出さないけれど何気にお互いを思いやる姿がとても良かった。私は弟に対して、こんな優しい姉であった事がないな(^_^;)
    映画は見ていないが、片桐はいりさんと向井理くんにぴったり!(ミッチーの浅野さんも!)特にはいりさんは適役すぎて、読みながら頭の中をはいりさんが駆け巡り思わず声に出して笑ってしまった。映画見たかったな~

  • 両親を早くに亡くして親代わりとしても弟を育ててきた40代の姉と、そんな姉に悪態をつきながらも本当は感謝しているちょっと変わり者である30代の弟。
    お互いへの愛情がさらりとしていて可愛らしくて、二人で暮らす生活ぶりはとてもほのぼのしている。
    「給料前だからすき焼きなんて贅沢!水炊きよ!」とか、クリスマスの雰囲気が苦手で避け合うところとか、畳の下貯金の理由とか。
    何となく負い目があって二人揃って婚期を逃していたり、恋愛に臆病になっているところは切ないけれど、何てことない日々の中にちょっとした出逢いやときめきがあったり、その陰に涙があったりする少しの痛みの加減が、個人的にはすごく好きな感じだった。
    二人の周りにいる人々もものすごく普通なのに面白くて、自分の知り合いにもいそうなリアリティーが。

    いい歳した姉弟がずっと二人で暮らしてていいの?大丈夫?
    と、周りは言いそうな気がするけれど、この二人を見ていると、まぁそれもけっこう幸せなんじゃない?と思えてしまう。
    この暮らしが変わるのはもしかしたら二人が同時に変わる瞬間なのかも。

    映画の方の弟役が向井理ってイケメン過ぎじゃ?と最初思ったけど、読んでいくうちそんなに悪くないかも、と思った。
    よーく見るとけっこうイケメンなのになぜかイケてなくて冴えない、みたいな感じならなかなかはまってそう。笑
    そんなわけで映画も観てみたくなった。

    不器用なのが見ていてもどかしいけれど変わって欲しくないとも思う感じ、現実の日々でもあったりする、と思った。

  • 2015.7.12

    いい姉弟だな。
    わたしには異性の兄弟がいないのでよくわからないけど、この空気感、いいな。
    不器用だけど、2人とも一生懸命で、お互いを思いあっていて、いいなと思う。
    誰になんと言われようと、それぞれ幸せになってほしい。

    映画もみたい。

  • 映画が良かったので原作が気になって読んでみる。やはり原作も良かった。なんとも不器用で、お互いを想いやる兄弟が切なく温かい気持ちにさせてくれる。

  • タイトル通り。脚本家が書いた小説で、キャスティングありきの物語かな。と、映画は未見だが、姉と弟が脳内変換されてもうそれ以外のなにものでもなくなるあたりがずるい。後ろめたさをこじらせた姉弟ではあるが、互いが互いを思いやってる姿は好ましい。ただ、閉塞感というか第三者が入り込む余地がない濃密な空気が漂っていて、なんかこの二人は死ぬまでこうなんじゃないかという不安が醸し出されてる。「ちゃんと、自己ベストは出せているだろうか?」姉ちゃんはいまでこそこじらせ女子という市民権を得た生き物以外の何者でもなく。めんどくさ。

  • これは、映画も観よう。
    なんて適役。衝撃の適役。

    どうでもいいけど、たまたま連続で読んだ本2冊に出てきた犬の名前がペル。
    シロとかポチとかならわかるけど、ペル。

  • 映画が面白かったので読んでみました。
    お姉さんのキャラが最高。
    向井理さんと片桐はいりさん、ピッタリなキャスティングですね。
    映画も小説もどちらも面白い!

  • 映画の片桐はいりさんと向井理さんが最高で、原作を読んだ。小説もとてもよかった。
    「酢味噌」の栞、
    進が
    皆から愛される
    存在になりますように

    せつなさがたまらなかった。

  • 「開けた時に、湯気がぼわっと出ないと肉まんじゃないでしょ」
    そこまで怒らなくてもいいと思うが、この意見には同感だ。
    ー小野寺進

    不器用だけど素敵な姉弟。
    映画は観てないけどお姉さんは片桐はいりさんでピッタリ!

  • 兄弟姉妹とは、不思議なものである。
    他人なようで、他人ではない。
    親よりも遠い時もあれば、親に話さない話をしたりする。

    小野寺の姉は、お互いに会話が少ないことに、ある時、気付く。
    でもそれは、決して不仲だからではなく、そういう仲の良さもあるのだと、結末に差し掛かるにつれて、深く納得させられる。
    何も言わなくても分かるし、少しの言葉で全てを伝えられる、そんな親密さ。
    その関係性は、やはり姉弟でないと成り立たない。
    河田家は親子で、あんなに話しているのに、全く理解し合えていないじゃないか。

    小野寺の弟が、入院による姉の不在の寂しさを、家の静けさで感じる場面で、この絶妙な関係性は、どちらかが欠けたら成立しなくなるのだと教えられる。
    だったら、2人の恋は、これで良かったのだろうか。どうだろうか。

    今の季節はきっと、横文字を言わないゲームに興じているに、違いない。

    図書館スタッフ(学園前):れお

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=2410004123

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小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)の作品紹介

早くに両親を亡くし一軒家でずっと一緒に暮らす、小野寺進(33)と小野寺より子(40)。お互いのことを心から思いやるあまり、不器用な言動ばかり出てしまう。ある日、そんな二人の元に誤配送の郵便が届く。その手紙を契機に弟と姉それぞれの恋と人生が動き始める。最注目のクリエイターが描き出す"ありがとうの香り"に包まれた、笑顔と涙の"姉弟の物語"。

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