誰でもよかった (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 386
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422575

感想・レビュー・書評

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  • 無差別殺傷事件をテーマにした作品でした。
    物語はとても分かりやすく、サクサクと読み進めることが出来ました。登場人物の複雑な心境などが表現されていると予想していたので、少し期待外れでした。

  • 秋葉原で起きた無差別殺傷事件に着想を得たのだろうとは思いますが、犯人像や、ラスト部分など、ちょっとあっさりしすぎているように感じました。
    もう少し書き込むと、厚みが出てリアリティも感じられたのではと思います。


  • 結末もなんとなーく分かる。
    あんまりどきどきハラハラしない。

    初心者向け

  • 【でもよかった】

    コレほど残酷な言葉はないと思う。

  • 厳しめ評価で2かな、と。
    無差別殺人と、その後の立て篭もり。という設定による緊迫感はあるのだけど、それのみで、もう少し登場人物(この場合、渡瀬かな)の心理描写なんかがあると、深みがあったんじゃなかろうか。

  • 作品の題材になっているのは2008年6月8日に秋葉原で実際に起きた通り魔事件である。
    けれど、作品の重きは犯人・高橋の心情ではなく、交渉人である渡瀬の交渉過程におかれている。
    最後まで読み終えてもなお、作者である五十嵐さんの伝えたかったことがわからない。
    いったいこの作品で何が言いたかったのか。
    繰り返される高橋と渡瀬の交渉。同じことの繰り返しでページが埋まっていく。
    もっと違った視点から書けなかったものだろうか。
    唯一、「なるほど」と思ったのはタイトルのみ。
    「誰でもよかった」。
    犯人にも警察側にも、その誰かを大切に思う人たちがいる・・・とは考えていない。
    あくまで「命のある人間」がターゲットならばそれだけで条件に当てはまった。
    性別も年齢も、職業も、すべては関係ない。
    「誰でもよかった」のだから。
    読んだ!!という充実感もなく、後味の悪い作品だった。
    五十嵐さんの作品はよく読むので、本当に残念な気がした。

  • うーん、なんだかあっけなく読み終わってしまった、
    誰にも、感情移入できずに終わってしまいました。
    とても読みやすいんだけどね。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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