裏切りのステーキハウス (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422605

作品紹介・あらすじ

会員制高級ステーキハウスの雇われ店長、久慈良彦は、オーナーの立浪琢郎から「妻と寝ただろう」と銃をつきつけられた。潔白なのに、身に覚えのない証拠が出てきて大ピンチ!そこへ、良彦の愛娘が来店、さらに"本当の浮気相手"とその恋人まで登場し、絶体絶命の修羅場へ-。誰かが何かを仕組んでいる?笑いと恐怖の傑作サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 展開が早くてハラハラドキドキではあるのだけれど、お話自体は大変大雑把な感じ。ステーキハウスの中で行われる一夜の復讐劇。エンタメ作品。

  • 後半はセリフだけで流し読み。
    展開が早くて、サクッと読めた。
    舞台がステーキハウスという点が面白いと思った。

  • エンターテイメントですね!
    とても面白かった。
    最後の一行がたまりません。

  • ステーキハウスで繰り広げられる裏切りが連続するパニックストーリー。

    伝説のアウトロー・立浪に見染められた料理人・良彦は、立浪の妻・鏡子との不倫を疑われ、立浪から死刑を宣告されていた。

    誓って無実の良彦だったが、ステーキハウスのアルバイトで浮気相手のめぐみや、その彼氏、また別れた妻との娘・葵までもが店に集結してしまう。

    何としても娘の葵を守りたい良彦だったが、事態は思わぬ方向に。

    すべての人間が裏切りを重ねた末の復讐劇は、果たして誰が黒幕なのか⁉


    著者お得意のどんでん返しに継ぐどんでん返しモノ。

  • ステーキハウスでのほんの数時間のお話。登場人物も限られ、それほど変わった展開が起こるとも思えないのですが、そこは舞台脚本を書いてきた木下さん、狭いステージの中を見事に振り回してくれます。後半は考える暇もないほど話はぐいぐい進みひっくり返され…ものすごいスピードで読み終わってしまいました。強烈なインパクトを残すようなラストではありませんが後味も悪くありませんし、何も考えずに本の世界にのめり込みたいときはピッタリかと思います。

  • 会員制高級ステーキハウスの雇われ店長、久慈良彦は、オーナーの立浪琢郎から「妻と寝ただろう」と銃をつきつけられた。潔白なのに、身に覚えのない証拠が出てきて大ピンチ!そこへ、良彦の愛娘が来店、さらに“本当の浮気相手”とその恋人まで登場し、絶体絶命の修羅場へー。誰かが何かを仕組んでいる?

  • 笑って良いのか?
    シリアスな話なのか?
    でも・・死者も出ているし・・・

    レビューではまあまあの評価だったし
    それなりにサクサク読めるが
    コレと言って心に話が残らない。

    再読は無いので売却

  • 相変わらずのスピード展開。
    物凄い速度で駆けてゆくテンポは爽快。
    木下節は気持ち良い。
    ドラマ向きだな。

    しかしながら、テンポは良いけど、本作のオチは、かなり尻すぼみ。
    最後の数ページの繰り返されるどんでん返しは、昂揚感を煽られるが、オチがこれかよ。

    悪夢シリーズの観覧車は未だ超えられず。

  • いやー これ 面白いでーす!(^^)!

    高級ステーキハウス店内で起こる裏切り・裏切り・裏切り・・・・の物語

    登場人物は

    ステーキハウスの雇われ店長

    ステーキハウスのオーナー

    ステーキハウスのアルバイト女子店員

    その彼氏

    雇われ店長の娘であります

    お話のスタートはオーナーから店長への疑いから

    「俺の妻とお前は不倫の間柄だろ」

    そこから個々の私欲の波が波を呼び欲望の大津波へと変貌していくのです

    裏切りを仕掛けた張本人は誰なのか

    その裏切りに自身の裏切りを上乗せし私欲を満たす裏切りを成就させるのは誰か

    ある一夜のある一室の大嘘つき大会!!!!!!!

    ここに始まります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  • 主要登場人物はわずか4人、全てが一軒のステーキ店の中で展開するのに、この緊迫感とスリル!舞台で観てみたくなる、これこそ木下半太の作品の魅力だ。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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