新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)

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  • 幻冬舎 (2015年1月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423008

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又吉 直樹
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新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)の感想・レビュー・書評

  • 表紙とタイトルでつい買ってしまった…。買ってから「鈴虫炒飯」を改題したものだと知った。~な~んだ…。

    「夕焼左折」「寝息詩吟」「月光心猿」美し…。

    「主将補欠」とその類語で吹き出し、「裏声柔道」で爆笑!!私の友人は…「裏声剣道」なのでツボにはまってしまった。病院の待合室で一人爆笑。「孤独万歳」状態に。

    笑えるものからよくわからないものから、用途が高等、複雑すぎるものまで、センス、着目点が普通とちがうなぁ。「火花」芥川賞受賞なるといいね。

  • 「白服伽里」「納戸化石」「祖母咆哮」「返事天才」「歌姫筆談」「満塁無視」…

    いくつかの四字熟語は「なるほど」「いつか使ってやろう!」と思わされるものでした。

    後半のいくつかは四字熟語の上手さより、それに関連するエピソード(?)が面白いという印象。

    「突撃哲学」「原付坊主」「仙人事故」あたりがそれで、又吉氏の飄々とした雰囲気がそのまま文章化されたような内容にニヤリとさせられました。

  • 新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)

    著者:又吉 直樹

    お笑い芸人であり作家の又吉氏の作品。


    辞書にはないが、現代の様子を反映させた新しい創作四字熟語が書き記されている。
    くっだらないものから、成程と唸らせる言葉まで様々である。

    新感覚の発想は読んでいて面白い。

    また、田中象雨氏が四字熟語を一つの熟語に対して1ページ使って書かれており、
    これがまた恰好が良い。

    力強い意味の熟語については力強い筆致 で書かれている。
    哀愁がある意味の熟語については哀愁漂う筆致で。


    読んでも面白いし見ていても面白い内容となっている。

  • 又吉の強烈な個性と匂いと灰汁が漂ってくる四字熟語。しかもただのお笑いではない。深い目線で言葉の本質を射抜いている。「白服伽哩」。白い服にカレーが飛散する様子から美しいものに付く汚れは目立つと意味付けしている。落ちこぼれが失敗しても世間は騒がないが、優秀な者の汚点には世間の反応は滅法早い。故にある程度は汚しておいた方がいいと言う。
    「放屁和解」。喧嘩をしていたのに屁をこくことによって気持ちが収まってしまうこと。しょうもないことが、時には大きなことを解決してしまうという意味。「満塁無視」「自家楽園」・・・・・笑えて含蓄のある四字熟語が140に及ぶ。対義語を含めればさらに世界は広がる。書体も実にユニークで情趣に溢れている。熟語に合わせて千変万化。同じ人の書なのかと見紛うばかり。こちらもお見事。個人的には「心中真珠」の美しい真珠に心惹かれた。

  • 斬新な四字熟語。
    ハッとさせられる言葉や、アホだな〜と思う言葉。
    その端々に、又吉さんらしさが滲み出てます。
    好きな言葉は「雨男主張」

  • あるある的な物から、既存の四字熟語のパロディ(少ない)あり、どうしてそんな見方ができるの?!という物や、目から鱗モノ、シニカルだったり、ただの体験談だったり、詩だったり哲学だったり、盛り沢山です。

    読み終わった後は、この世のすべての事象は四字熟語で表せるんじゃないかと思ってしまった。

    「それ、使い方間違ってるだろ!」と突っ込みを入れたくなる用例は、ちょっといい事言っちゃった照れ隠しでしょうか?

    しかし、これを実際に使うとなると、問題もあるかも(笑)
    『肉村八分』あたりは分かりやすいかもしれないです。

  • 「現代を標榜する四字熟語があって然るべき。」

    又吉さんが考えたオリジナル四字熟語。これが、確かに今の若者の感覚?にぴったり合っててすごい。文章でもうまく説明できない微妙な状況を、たった四文字で表してたりしておぉ〜!ってなる。

    お気に入りは、風来坊完(実際にこの例の通りのことをした人がいた)、世界重奏、鼻歌過激らへんかな。

    又吉さんのセンス好きすぎる〜。彼の本を読破しようと目論んでます。

  • 今日、ある人からお借りして、今日読み終わった(笑)
    それだけ、すぐ読めます。

    又吉さんの感性。すごい。
    面白ろくだらないです(←褒め言葉)

    書道の四字熟語も、すごく雰囲気が表現されて素敵でした。

  • 自由律俳句の四字熟語版とでも言おうか、又吉の才能には毎回驚かされる。太宰などの純文学をはじめとした読書の経験が溢れるようにバカバカしい四字熟語を生み出すのだろう。「絶命読書」はまさに又吉のことなのではないか。彼の言葉を様々な書体を駆使し濃墨、青墨などで表現する書家・田中さんの書がすごく良く合っている。

  • 前衛大衆「前衛的なことをやっていれば、求道者とみなされ格好がつくという大衆的考え」
    馬鹿駅員「根本原因を改善せず毎日イライラする」
    仙人事故「仙人が人生をかけて研いたものがまったく無駄になった」
    電車哀歌「終電の様子」

    このあたりは面白かった。
    あるあるな状況に当てはまる言葉を探していったのだろうが、センスがいる。

    また、時折挟まれる長文が、面白い。

  • 書家の人って、その人の個性に応じた字で固定して書くのかと思ったら思った以上に多種多様な文字をお書きになっていてびっくりした。四字熟語は、時々クスっとくる。

  • 又吉直樹の本を最近読むようになりました。新刊の『夜を乗り越えて』が評判になっていたのでそれで興味を持って買ったのですが、それから古本屋で『火花』『第二図書館係補佐』も買い、最後にこの本を買いました。そして、真っ先に読み終わったのがこの本でした。単純にさっくり読みやすかったからね。という訳で早速レビューします。

    まぁ、よくもこんな微妙に使いどころのない四字熟語を、こんなにポンポンと(笑)

    そして、田中象雨先生の書が光りますね。又吉の下らない(褒め言葉)四字熟語の世界を、こうも見事に表現できるんだなぁと。改めて書の奥深さ、表現の幅の広さというものに関心が湧きました。

  • 面白いわぁ。

    「布団反復」「返事天才」「谷崎打擲」好き。

    特に「返事天才」

    せめて返事天才でいよう。

  • 自分も時々四字熟語を造語したりするけれど、さすが作家さん。内、はまった熟語<以下、文中より引用(P126・P136)>「馬鹿駅員=ここで気付かねばならないのは、同じ失敗を繰り返すように見える利用客たちも、一人ひとりは初めての失敗であるということだ。そして、多くの人が同じ失敗をする、同じ質問をする、とおうことはシステムに問題がある事が多い。不完全なのだ。解りにくいのだ。そちらを改善することに思いが至らず、毎日苛々するのは馬鹿というしかない。」「自家楽園=ひきこもっているが、そんな日々を本人は楽しんでいること。」

  • 「布団反復」で「自家楽園」、それでも「孤独万歳」。

    ピース・又吉氏考案(?)の四字熟語は、くだらなすぎて笑っってしまったり、本人がにじみ出ていて面映ゆくなったり、何があったのだろうと心配になったりする。

    美しいなと思う言葉でも、用例で落としているのを見ると、又吉氏、相当なテレ屋とみた。

    田中象雨氏の書も大変興味深く、墨の濃淡、書体、筆の強弱などで、こんなにも様々なことが表現できるのかと驚いた。

    「水玉刺青」や「毅然堕落」、「心中真珠」など、お気に入りの書を見つけるのも一興。(意味はアレだけど)

    いろいろな楽しみ方ができるこの一冊、一度お試しを。

    図書館スタッフ(東生駒):コロロ

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100392231

  • ただただおもしろい。読むべし!

  • つい、つられて色々と四字熟語を作ってしまうほどのチカラを持つ一冊でした。

  • 又吉さんが新四字熟語を考え、田中象雨さんが書で表現する。軽く読めるけど、なるほどなと唸らせるものもあり。

    やっぱり又吉さんって負のエネルギーから出発しているんだなーと感じた。時々ばっさり切ったりね。小気味いい。

    『衝動男児』
    すぐに「バンドやろうぜ!」とか言う奴。

  • 「鈴虫炒飯」で発売されたときは「きもちわる!!」と思って買わなかったけど改題されたので購入。
    又吉が四字熟語を作って、書道家の人がそれを書いてる。おもしろい。
    書道家の人はほんとに一人か!?たくさんいるんじゃないか!?って思うくらい字のバリエーションが広い。それもおもしろい。
    又吉の発想もおもしろい。サラーッと読めるのでぜひ。自分の好きな「新・四字熟語」を見つけ出してみよう。

    ちなみに私は「河童速報」が好き。

  • なるほど〜とゆうものがちらほら。

  • 図書館で借りた本。
    お笑いコンビピースの又吉氏が、新たに四字熟語を創作して、その意味を面白く書いてある本。
    中でも、「馬面猫舌」馬面である上に猫舌であり、短所の渋滞を起こすこと。
    短所の渋滞という表現が、この発想は無かったと、悔しいほどにツボでした。
    全体的に、文字が少なくてあっという間に読み終えることのできる本です。

  • さすが!面白かった!
    タイトルは、単行本の『鈴虫炒飯』(未読)のほうが好きです。わかりやすいのは良いけれど、文庫版のこのタイトルは捻りがなさすぎる。

    掲載されている四字熟語にはクスッと笑ってしまうものから、身につまされ、思わず耳が痛くなるようなものまであって、改めて又吉さんの物事の見方・感性が好きだと思いました。
    「鼻毛鳳凰」なんてパッと見ふざけた字面だけど、又吉さんは解説で良いこと書いてるんですよー。
    「電車哀歌」とか、電車のキィキィ音をこんなふうに思ったことなかったなって、自分の感性の低さにがっかりしたり(苦笑)
    「幹事横領」も字のままだけど、かなり好き(笑)

    又吉さん、やっぱり面白い。日本語も漢字も面白い。

  • 新しい四字熟語を創造し、その解説が載っています。
    対義語や類義語までもあったりします。
    又吉さんのネガティブ気味な感性で作られているため、どちらかというと爆発的な笑いではなく、ジワジワくるものが多いです。
    あ~、わかるわかると思ったり、斬新すぎる発想に感心したり、クスッと笑えるようなものだったり、隙間時間にパラパラみるのがおススメかなと感じました。

  • べつに面白くなかった

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新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)の作品紹介

鈴虫炒飯とは、噛むと鈴虫の鳴き声のように美しい音が響く炒飯。構内抱擁とは真夜中の駅構内で抱き合っているカップル、転じて「なぜここで?」という意。肉村八分とは鍋や焼肉で、他の皆が示し合わしたように肉を食べさせてくれないこと。幹事横領とは信じていた人に裏切られること。…ピース又吉が考え気鋭書家が表現する新・四字熟語120。

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