新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423008

感想・レビュー・書評

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  • 自分も時々四字熟語を造語したりするけれど、さすが作家さん。内、はまった熟語<以下、文中より引用(P126・P136)>「馬鹿駅員=ここで気付かねばならないのは、同じ失敗を繰り返すように見える利用客たちも、一人ひとりは初めての失敗であるということだ。そして、多くの人が同じ失敗をする、同じ質問をする、とおうことはシステムに問題がある事が多い。不完全なのだ。解りにくいのだ。そちらを改善することに思いが至らず、毎日苛々するのは馬鹿というしかない。」「自家楽園=ひきこもっているが、そんな日々を本人は楽しんでいること。」

  • ただただおもしろい。読むべし!

  • つい、つられて色々と四字熟語を作ってしまうほどのチカラを持つ一冊でした。

  • 又吉さんが新四字熟語を考え、田中象雨さんが書で表現する。軽く読めるけど、なるほどなと唸らせるものもあり。

    やっぱり又吉さんって負のエネルギーから出発しているんだなーと感じた。時々ばっさり切ったりね。小気味いい。

    『衝動男児』
    すぐに「バンドやろうぜ!」とか言う奴。

  • 「鈴虫炒飯」で発売されたときは「きもちわる!!」と思って買わなかったけど改題されたので購入。
    又吉が四字熟語を作って、書道家の人がそれを書いてる。おもしろい。
    書道家の人はほんとに一人か!?たくさんいるんじゃないか!?って思うくらい字のバリエーションが広い。それもおもしろい。
    又吉の発想もおもしろい。サラーッと読めるのでぜひ。自分の好きな「新・四字熟語」を見つけ出してみよう。

    ちなみに私は「河童速報」が好き。

  • なるほど〜とゆうものがちらほら。

  • 図書館で借りた本。
    お笑いコンビピースの又吉氏が、新たに四字熟語を創作して、その意味を面白く書いてある本。
    中でも、「馬面猫舌」馬面である上に猫舌であり、短所の渋滞を起こすこと。
    短所の渋滞という表現が、この発想は無かったと、悔しいほどにツボでした。
    全体的に、文字が少なくてあっという間に読み終えることのできる本です。

  • 新しい四字熟語を創造し、その解説が載っています。
    対義語や類義語までもあったりします。
    又吉さんのネガティブ気味な感性で作られているため、どちらかというと爆発的な笑いではなく、ジワジワくるものが多いです。
    あ~、わかるわかると思ったり、斬新すぎる発想に感心したり、クスッと笑えるようなものだったり、隙間時間にパラパラみるのがおススメかなと感じました。

  • べつに面白くなかった

  • 又吉氏の文章は好きです。書いてある内容のイメージ通りの書なので、それにも驚きました。しかし、やはり自由律俳句と同様で、私個人の好みではなかった。けど、流行の「火花」の隣に文庫になった本作をついつい買ってしまいました。最初から好みじゃないとわかっていても、売れない芸人さんのおっかけ(!?)のように応援してしまいたい気持ちになってしまっています、又吉氏には。。

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著者プロフィール

又吉直樹(またよし・なおき)
1980年、大阪府寝屋川市生まれ。2003年より、お笑いコンビ「ピース」として活躍。2015年『火花』で第153回芥川賞受賞。代表作に『東京百景』『劇場』『人間』など。

「2021年 『林静一コレクション 又吉直樹と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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