すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)

著者 : 益田ミリ

• 幻冬舎 (2015年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ERIさんの感想 · 2024年3月30日]

保育園に転職したすーちゃん。いい環境の職場で特に園長先生と栄養士のご夫婦がとても良い感じ。そのせいか、今までのすーちゃんシリーズよりも割とほっこりしていたような？

すーちゃんの恋も、彼女のいる土田さんだったけどお互い好きっぽかったし、タイミング次第では全然上手くいってたのになぁ。もったいない！歳を重ねるほど、出会いはないよねぇ。

[橘さんの感想 · 2023年12月2日]

転職したすーちゃん、新しい職場は保育園の調理師。
相変わらずぐらぐらぐるんぐるんしてるところもあるけど、前3作に比べると感情の黒波が強くなくて穏やかな気がして、こちらも穏やかに読めました。
新職場、皆さん良い人で特にみどり先生が素敵でした。
「それでよかったって思う生き方をすれば、なんともないのよ」……わたしもそうします。。

土田さんは、恋ってタイミングなんだなぁと改めて思いました。すーちゃんも土田さんも似た者同士っぽい。
たぶん土田さんどっち付かずになりそうだから、すーちゃんがスピーディーな自己完結して良かったと思います。なんだかんだ、略奪も乗り換えもやったらやったで引きずりそうなそうな2人だし。これでよいのだ。

すーちゃんがゆう君のお母さんにかけた言葉も良かったです。
すーちゃんとまいちゃんも一時的に遠くなるかもだけれどまた近付く時もくるだろうなと思いました。さわ子さんも一緒に。

[雪だるま❄️さんの感想 · 2023年4月5日]

正確に書くと星3.6。
転職した主人公を描いていた。
こんないい職場があればいいのに。
今までと少し違う感じだが、これはこれで面白かったし、ほっこりした。

[えだまめさんの感想 · 2022年8月15日]

前作で辛い思いをしながらも、新しいスタートを踏み出したすーちゃんの仕事や恋のお話。身近な楽しみや悩みなどを描いており、個人的にはすーちゃんシリーズ1作目を読み終わった時の感覚に近いです（ほんわか）。

前作で描かれた”仕事を逃げた”ことを話すすーちゃんに対して、”逃げたじゃなくて辞めただけだよ”と園長先生が声をかけるシーンが気に入っています。不必要に自分を責めなくてよいのだよ、って感じが伝わってきて、すーちゃんも励まされたのだろうと思った。すーちゃん、新しい職場でイキイキできて嬉しい。

[すよさんの感想 · 2022年4月17日]

最近ハマってる、というかハマりかけてるすーちゃんの本。漫画だからパーッと読めるんだけどやっぱり、深くうなずけるところが多くて。アラサー女子にはかなり、うなずけると思う内容。子供の、できたまいちゃんのいってることも本当にそのとおり。子供がいるとなにもしてないのに日が経ってると感じるんだよね。

[ライラさんの感想 · 2021年11月27日]

新しい職場で毎日クタクタのすーちゃんだけど、なんだか楽しそう。
恋はタイミングも大事よねって何度思ったか分からないけどまた思う。

[ゆいさんの感想 · 2021年4月27日]

その人の良いところも、一見悪いと思えるところも、その人の輝いてるところとして認めてあげる、というすーちゃんの考え方がすごく素敵。

[naonaosampoさんの感想 · 2017年7月21日]

すーちゃんシリーズの4冊目。
すーちゃんステキ✨と思える良い作品。前冊が後味が少し悪かったので、今回はステキな内容で良かったです。

すーちゃんシリーズ、サザエさんみたいにずーっと続けてくれたらいいのにな、とワガママなことを思った。

[naosampoさん · 2017/07/22]

サザエさんみたいにずーっと続けてほしいですね

[machinobuさんの感想 · 2016年10月13日]

37才になり、保育園で頑張るすーちゃん。
恋に悩む1人の女性として、等身大の日々が綴られます。
ゆるい感じのキャラの線が、ほんのりとして好感持てます。

[マヌルネコさんの感想 · 2015年9月24日]

益田ミリさんのお話って、どうしてこうも頷きたくなることや「そっか！」と思うことが多いんだろう。
40前後の女の何気ない日常にふっとわき起こる”小さな感情”を丁寧にすくいあげて描いていて、それが読んでいて耳が痛い（目が痛い？？）こともあるけど、なんだかとても心地よいのです。

★好き嫌いをなくすというより好きなものをどんどん増やそう…この二つは似ているけれど”同じじゃない”　(p17)

★年齢というものは一年一年増えていくものだからなにも不思議ではないわけですが、ふと、取りかえしのつかないことをしているような…”そんな気持ちになるのはどうしてなんだろう”　(p29)

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか？』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。