途中の一歩 上 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 260
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423282

作品紹介・あらすじ

仕事一筋なのにヒットが出ない漫画家・覚本敬彦は、独身仲間に説得されて結婚相手を探す合コンに打ち込んでいた。社内恋愛に悩む担当編集者の綾子、不倫を終わらせたい人気漫画家・優、婚活中のOL・奈留美との交流を経て、本気じゃなかった彼にも恋の予感が到来。繰り返しの毎日を変えてくれるたった一人の「誰か」を求めて奮闘する六人の物語。

感想・レビュー・書評

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  • いまいち
    偶然を運命に変えた人々を描く感動作!
    って感動しませんでした。
    「途中の一歩」という重要なメッセージを恋愛で語っているところが今一歩なのかも...

    特に上巻ではだらだらっと、下巻ではテンポ良かったけど、かなりいまいち。
    自分にはこの手の小説は合いません。

    仕事一筋にも関わらず、近年ヒットがでていない漫画家の覚本
    その担当編集者の綾子
    不倫を終わらせたい人気漫画家の優
    綾子の同僚で、以前覚本の担当、現在優の担当編集者の玉石
    婚活中のOLの奈留美
    覚本の大学時代の同級生の長谷部
    覚本のアシスタントを得て漫画家を目指そうとしている広告代理店に勤めている相馬

    この7人の織りなす恋愛&仕事の物語といったところです。

    上巻では、

    覚本、玉石、長谷部、相馬で合コンをおこない様な内容や女性側の合コンでの取り組みなどが語られています。
    そして、奈留美に恋愛指南を行うエヌなる存在。
    彼ら、彼女らはどうなっていくのか?
    また、マンガ家やその編集者の仕事の大変さが理解できます(笑)

    しかし、特に大きな盛り上がりもなく...
    ただ一つ、印象的なメッセージは、優の発した男性のタイプで
    「人の気持ちがわかる人じゃなくて、人の気持ちになれる人」
    「人の気持ちがわかる人は、それを逆手にとって利用するかもしれない、人の気持ちになれる人はそうはしない」
    良い言葉だと思いました。

  • 漫画家の日常をツラツラと描いているだけで、なんらインパクトのない凡作と感じ、下巻を読む気が失せました。

  • 著者の他の作品が面白かったので読んでみたが途中で断念してしまった。漫画のストーリーをダラダラと描いているが全く面白くなく頭にも入ってこない。話の主軸となる覚本の終始偉そうな口調に段々とイライラしてしまって断念。

  • いまいち。よくわからないまま下巻に入ってしまった。きっと良い結末になるんだろうなあ。

  • 合コン小説?!ライトな感じで、気に入った。どこに着地をするのか、下巻が楽しみである。

  • 漫画家の覚本を取り囲む友人たちの一人が結婚すると宣言。
    ただ、相手がいないのでこれから探すという。
    なので合コンしよう!ということになり、意気込んで参加するも、慣れていないメンバーはことごとくタブー発言をしたりと上手くいかず…
    一方、相手の女性は合コンに長けており、一枚も二枚も上手。
    しかし、そんな中にも徐々に恋愛の兆しが出てくる。

    2018.12.28

  • 漫画業界を舞台に、恋愛と結婚に揺れる適齢期6人の群像劇。
    恋の予感は突然やってくる。ただ、結婚と恋愛は異なるところが厄介だ。あくまでも自由を求めるのか、いつも側に誰かいる安心を求めるのか。各々の人生の行方は下巻で決まる。

  • まだ読んでなかった作品があったので、購入。 コメディタッチで面白いです。 下巻突入です。

  • 2016年11月4日読了。とりあえず前半だけで感想をいうと、このとりとめもないダラダラ感は何なんでしょう。漫画家さんの話と合コンの話が延々と続くだけで、特に盛り上がることもなく、前半が終わってしまいました。後半どうなる事やら。

  • 読んだ。下巻に感想あり。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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