恋する創薬研究室 片思い、ウイルス、ときどき密室 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.23
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本棚登録 : 239
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423381

作品紹介・あらすじ

帝國薬科大学創薬科学科に在籍する花奈は、重要なプロジェクトチームに入ったのにミスばかりしている落ちこぼれ。"恋も研究もパッとしない理系女子"を卒業し、イケメン助教への想いを叶えようと一念発起するが、美人ライバル出現や不気味な脅迫状に悩まされ、研究成果もボロボロ。全て叶わぬ夢なのか?意外すぎるラストに驚愕の理系ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 創薬科学に関連するワードがたくさん出てきて、関わったことのある人にとってはめちゃくちゃ面白いと思います。ジャンルとしてはライトなミステリで物語中にいくつか散りばめられていますが、わたしにとってはそれを解くことは主題ではありませんでした。構造式をみて合成ルートを考えるのはパズル的な面白さがあり、自分が開発者となったつもりでそのワクワク感、苦悩を想像しながら読みました。高校で有機化学が好きだった人は、おすすめだと思います。

  • なかなかよい叙述トリックです。

  • 表題通り恋と創薬のお話。
    恋も創薬もうまくいかない花奈が合成経路をうまく考えだしたところで恋もうまくいくかと思いきや結論そうなるの!?

  • 大学生の頃に表紙の可愛らしさ、創薬とタイトルにあったことに興味がでて手に取った
    最後の方があまり好きでなく、登場人物のことも好きになれなかった。途中までは面白く読めた

  • このくらいのライトなミステリって肩が凝らずに読めてちょうどいい。そしてラストではまんまとやられました。この「やられた感」こそがミステリの醍醐味だよなと思いました。大学が舞台だと、自分の大学時代と重ねて読んじゃう。それはそうと、生成AIを使うと、創薬で思いがけないルートを見つけるときに手助けになったりしないのかなあと思った次第。

  • ※盛大にネタバレ含みます。



    んん?早凪さんと敏江さんの年齢のイメージがかけ離れていてネタバレしても驚きがこない。早凪さんは25.6くらいで、敏江さんは60くらいのイメージだったから、同一人物と言われても…細かい描写を流し読みしていたから見逃したのかも。
    そもそも冒頭の部分で、敏江さんと智輝さんの年齢差もけっこうあると思っていたのに…結婚て。
    敏江さんいくつだったんだろうか。

    会話じゃない描写が長く続くと頭に入ってこなくて流し読みする癖があるんだけど、ミステリー読むとこういう風に展開についていけなくなるからあんまり読まないんだよな…

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||K
    資料ID:95200102

  • 何だこの結末は。

  • 途中までなかなか楽しく読んでたんだけど、結末が納得いかない!

  • 片思いがあっちへこっちへと矢印を向けてる、理系の話、でした。読んでいて違和感を感じた部分がポロポロでてきて、なにか他の作品と絡んでいるのかな? と思ったんですが、そうではない場合を考えて読んでいった結果、オチは概ね見えました。でも、もっと素直に読み進めて、最後に驚きたかったと思った作品でした。あと、智輝がもし、老女好きのイケメンだったら激萌えなのになぁ……と、残念に思いながら最後まで読んでましたが、やはりそんなことはなかった。他人の恋心を弄ぶのはイカン。相良さん頑張れー!

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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