見なかった見なかった (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 68
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423688

作品紹介・あらすじ

「挨拶に来い」と上から物言う傲慢な政治家を叱責し、過剰なへりくだり言葉を使う担当者を斬って捨て、老人から尊厳を奪ったと医療現場へ警鐘を鳴らす…。人生の機微に通じた著者が、日常生活で覚える怒りと不安に真っ向勝負で挑み、喝破する。ストレスを抱えながらも懸命に生きる現代人へ、熱いエールをおくる、痛快エッセイ五十編。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと
    表紙に惹かれて手にしたけど
    エッセイだったとは・・・
    納得できたり
    共感できたり
    不思議だったり

  • 毒吐きます。すみません。

    悪意が無い人の悪事は最悪だっていうところがよかった。悪意が無くなればその人は悪いことはしないから。
    (私の場合は、気持ちよく仕返しができるというのもある)

    悪意が無いからって許されるものじゃない。ただ、できたらそういう人とは「つきあわない」ことしかできない。

    悪いけど、そういう人は、排除。何で嫌われてるのかわからないんだろうね。だって悪意が無いから元々悪人なわけだし(私にとっては)
    一生私と遠いところで元気でいてください。

  •  変わったタイトルですが、脚本家・作家である内館牧子さんのエッセイ集です。
     内館さんには、今はなき赤坂プリンスホテルで20年ほど前にお目にかかったことがあります。ちょうどNHKの大河ドラマ「毛利元就」が放送されたころで、会社のイベントでの講演をお願いしたのですが、その折にご挨拶方々いろいろとお話を伺ったことが思い出されます。その後は、特に横綱審議委員としての言動が注目されるようになりましたね。
     このエッセイ集でも、歯切れのいい舌鋒鋭い切り込みが随所に見られます。

  • 本書の内容紹介にも書いてありますが、お店で「挨拶に来い」という政治家先生(正確には秘書)のお誘いを断る様は読んでいて痛快です。内館さんとご一緒していた男友達のセリフも気持ちがいい。
    このエピソードは78ページ「おいしい仕事」に語られています。ちなみに話の中では衆議院選挙中。内館さんはすでに立候補の方々を「別の惑星人を見ている感動があった」と述べています。

    スカッとしたい時に読んでください。

  • 2015 11/2

  • 914.6

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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