リターン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2037
感想 : 183
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424067

作品紹介・あらすじ

高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。

感想・レビュー・書評

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  • リカシリーズの第二弾。
    酔っ払ってるときに、第二弾と三弾を買ってしまったのであります。。

    1番最初のリカを読んでないと、繋がりが楽しめないかもなので読む順番注意。
    マジで怖かった。これはサイコパスなのかなんなのか。自分を認めてくれて受け入れてくれる人が好きなリカ。自分に都合の悪い事実は記録にいれてないリカ。今回はリカ登場時間は少ないのですが。警察小説ぽかったような、、

    これ読んでる時、家で1人だったんですけど、風の音などで窓の音や床の音とか小さな音で敏感に反応してしまうくらいこわい。

    私影響受けやすいのかもですけど、ミステリー多く読んでると、マンションのエレベーターとか、マンションから自室に入る時とか、1人で自意識過剰に周囲気にしてしまうときあります笑

    あとなぜかよく道を訪ねられます、、これも微妙に恐い。笑 ミステリー読んだりする前は全く気にしてなかったのにな。

    多分アホみたいな顔して歩いてるからなんだろうけども、イヤホンしてても、すみませんー?ここどう行くのですか?とか訪ねられ、、Googleマップで説明したりするけど、、地元札幌なので関東の事はあんまなのでわからんなんですけどね。。

    ※ここから下はリターンを読んだ人だけ。ネタバレ









    最後の結末って、、リカほんとに襲撃できたのか?なんから曖昧でしたよね、、
    てか、この2人の警察官、大丈夫か?自己判断しすぎでしょ、、と思ってしまいました笑笑
    リカにリカ舐めんなよって言われてもおかしくない行動。。。Σ੧(❛□❛✿)

    • なんなんさん
      1Q84O1さん、おはようございます!
      そうです、酔っ払った時に書店に用もないのに足を踏み入れて積読本が増えた時の中に、リカシリーズも。Σ(...
      1Q84O1さん、おはようございます!
      そうです、酔っ払った時に書店に用もないのに足を踏み入れて積読本が増えた時の中に、リカシリーズも。Σ('◉⌓◉’) 違うジャンル読んで上書きしたい、でも今日読めないー(◞‸◟)
      2023/04/23
    • 1Q84O1さん
      なんなんさん、何をおっしゃいます!
      そのまま脳内はリカの恐怖で埋め尽くしておいてください…w
      怖い怖い…(゚A゚;)ゴクリ
      なんなんさん、何をおっしゃいます!
      そのまま脳内はリカの恐怖で埋め尽くしておいてください…w
      怖い怖い…(゚A゚;)ゴクリ
      2023/04/23
    • なんなんさん
      ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
      恐い恐い。。
      ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
      恐い恐い。。
      2023/04/23
  • 恐怖度と後味の悪さは文句無しなのだが、リカの異常性に頼りすぎた女刑事二人の捜査方法が疑問だ。 リカの第六感が超人レベルの割にはたかお生存説に食いつくのは不思議だし、彼女のゾンビ級の耐久値というオカルト要素がストーカーの恐怖を打ち負かしている。勿体無い。

  • 相変わらずリカちゃん容赦ないです(´・ω・`Ⅲ)

    『リカ』シリーズ第2弾!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。
    (Amazon 内容紹介)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    やっぱ怖いよ〜:(ˊ◦ω◦ˋ):

    何が怖いって、リカ頭いいから…(^▽^;)

    だいぶ自分勝手でわがままで不潔でメンヘラなんだけど、頭が良くて身体能力高くて、驚くほど愛情深い…。

    いやぁ、何か色々勿体ない。

    まず毎日お風呂に入ってスキンケアと歯磨きをキチンとして、洋服も毎日着替えて、月1で美容院へ行き、清潔感を保ちましょう。
    健康的な食生活に改善したら、肌艶も良くなり、顔色も良くなるでしょう(´-ω-`)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    痩せて、背が高い。顔色は悪く、皮膚はがさがさで正気というものがない。
    目や鼻、口は大きく、髪の毛は長い。
    誰が見ても一目でわかる女だ。
    (本文より)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ほら、清潔感さえ保てば、まるでモデルですよ。

    加えて一途で愛情深くて美声で、しかも看護師!!!
    出会い系なんて、入れ食い状態ですよ、きっと!

    ………

    いや…分かりますよ。
    仰りたい事は。

    リカが重要視している所は、
    「自分らしさ」
    ですよね(~_~;)

    きっとリカは、万人ウケする見た目なんてどうでもいいんです。
    ありのままの「リカ」を好きになって欲しいんです。

    見た目じゃなくて、中身で勝負する女ですね。

    世間もそんな風潮を推してるじゃないですか。
    ありの〜ままの〜って。

    だから、リカは間違ってない。
    リカはしたい事をしてるだけ。


    なんか、もっと怖いです………(´・_・`)


    前作より、グロ描写が和らいだ印象を受けます。

    今回は女性刑事2人が中心に話が進むので、リカの女性に対しての反応も気になる所。

    五十嵐先生の作品は、とても頭に映像が浮かびやすい。
    まるでドラマを再生されているようです。
    ハラハラドキドキさせるので、一気に読んでしまいます^ ^

    私はラスト、ちょっとショックを受けました。
    上手いです。
    ラストで愛情が上昇しました♡

    五十嵐先生、女性(ストーカー?)の気持ち、よく分かってらっしゃいますねぇ……( ≖ᴗ≖​)ニヤッ

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    映画版も観ましたが『リターン』要素が強いのかなぁ?と思いました。

    中心になる方も違ったので、小説とは別モノとして楽しむ方が良いのかもしれません^ ^

    次は『リバース』
    出生の秘密がわかるのかしら…

  • リカ・シリーズの第2弾。さっそく読了。
    お盆の遊園地で絶叫マシーンに並びながら読んだ。
    なぜそんなに恐怖ばかり求めているのか、我ながら疑問。

    高尾で、十年前のストーカー被害者・本間の死体が発見されたことから、リカに対する警察の捜査布陣が強化される。本間の事件をずっと調べてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子とともに、リカの捜査に加わる。

    捜査は難航し、打開のため新たな犠牲者も出しつつ、最終的にリカと対決する。

    はっきり言って、心理的な怖さは前作に負ける。
    でも、グロさは「リターン」の勝ちかもしれない。

    新しい「リカ」の誕生が示唆されていて、そこはゾクッとした。

  • 本書は、読者を恐怖のどん底にたたき落としたストーカーホラーの大傑作『リカ』の続編。
    うん、やっぱりこの作者の五十嵐氏はサイコ・スリラーを書かせたらピカイチだわ。
    評価は☆4つだけど、その内訳は前半3分の2が☆マイナス1で、後の三分の一が☆5つでトータルで☆4つですね(笑)。
    やっぱり、リカ様が出てこなくちゃ始まりませんよ、このお話は。

    本書は、前作の『リカ』から10年後の世界で1作目の主人公の本間の遺体が発見されたところから始まります。前半の評価が異様に低いのは話の主体がリカを捜査している警察だからなんだよね。
    これがひどいのよ、いや、登場する主人公の女性刑事が悪いんじゃなくて、その警察サイドの設定がさ、もう目の肥えた警察ミステリファンが読んだら、本に火を付けて火葬にしてると思うよ。
    僕が読んでも、印刷ミスを疑うレベルでひどかった。例えば、警視庁捜査第一課の課長の階級が「警部」だったり、新人警察官の最初の配置先が所轄の警察署じゃなくて捜査一課だったり、その刑事が10年間も捜査一課にそのまま居続けたりと、まあ、特別捜査官ならあり得るかもしれないけれど、そんな描写もないし「この作者、なにも調べて書いてないなあ」とありありと分かっちゃうの。
    でも筆者の名誉の為に言っとくけど、2002年の『リカ』発表の次の年、2003年に出版している著者のもう一つの人気シリーズ『交渉人』ではちゃんと参考文献に警察関係の本が載っているからちゃんと調べているのよ。で、なぜ2013年に出した本書がこうなっちゃうのよって感じなのですよ。今筆者が書いている警察小説でもきっちり警察のこと調べて書いているから『リカ』シリーズだけは手を抜いているのかもしれない(笑)。

    まあ、文句はここまでにして、本書の後半、リカ様が登場してからはもう凄いよ。
    実際、読む手が震えちゃったもの。もう1作目の『リカ』の恐怖が蘇ってきて、もう完全にトラウマになってるね(笑)。本書の最後の四分の一は読むスピードが約1.75倍(本人比)だったもの。そして、この驚愕のラストシーン。うん、読ませる(笑)。

    ああ、読ませるわ~。もう警察のシーンのずさんさとか、たぶん、筆者がわざとやっているんだと思う(笑)。訳分からない警察の描写とか読ませて読者を煙に巻いておいてからの、思いっきり恐怖のどん底に落とすこの手法。思いっきりやられます。

    結論として『リカ』の続編として完璧です。
    そして最後シーンの主人公の女性刑事の満ち足りた笑顔。こちらもまたトラウマです。
    僕の脳内映像では超実力派女優の門脇麦さんが熱演してくれました。眼帯ごしに見える彼女の笑みは、まさに第二のリカの誕生を彷彿とさせてくれるものがあります。

    という訳で、第2作がこういう終わり方をしてしまうと第3作、第4作ってどんな話になるのだろう。リカ誕生の秘密を描くのだろうか。これまた、読まなきゃいけないじゃないですか~。期待度マックスですね(笑)。

    • たけさん
      kazzu008さん、お久しぶりです!
      リカとともにリターンしてきましたね(笑)

      リカシリーズは夜一人では読めないですね。
      なぜあんなに怖...
      kazzu008さん、お久しぶりです!
      リカとともにリターンしてきましたね(笑)

      リカシリーズは夜一人では読めないですね。
      なぜあんなに怖いのか?
      リカの恐怖の深層は第3作、第4作を読むとはっきりするのかもしれないですね。
      確かに期待度マックスです。
      噂によると第5作も近々発売とか。
      2019/09/02
    • kazzu008さん
      たけさん、こんにちは。戻ってきました!
      コメントありがとうございます。
      今回のリカも怖かったですね。
      でも、たけさんもレビューで書かれ...
      たけさん、こんにちは。戻ってきました!
      コメントありがとうございます。
      今回のリカも怖かったですね。
      でも、たけさんもレビューで書かれていたように確かに恐怖感は1作目にはかなわないですよね。
      でも、怖い。この怖さはやみつきになります(笑)。
      3作はやはりリカ誕生の秘密に迫っているらしいですね。
      おお、5作もでるのですか、リカ・ワールドが広がりますね。楽しみです!
      2019/09/03
  • 「リカ」がおもしろかったので、さっそく続編へ。
    怖いし、見たくないのに、読む手が止まらない。
    ホラーの醍醐味を存分に味わえました。
    これは第三弾も読んじゃうだろうなー。

  • ❇︎
    狂気のストーカー・リカ シリーズ第2段。

    いろんな方のオススメを見ていて、いつかは
    読んでみたいと思っていたシリーズ。

    最初の『リカ』を読まずに『リターン』を
    読みましたが、前作の説明がしっかり書かれて
    いたので十分楽しめました。

    リカは非常に異常なストーカーで、限りなく
    自分の都合だけで行動する人物として描かれて
    います。

    彼女には理性という概念がなく、常軌を逸した
    異常者と言ってしまえばそれまでですが、
    自分の欲求にどこまでも忠実という点では、
    限りなく生き物らしい生き物とも思えます
    (絶対に出会いたくないですが……)。

    自分が思いたい、信じたい、自分に都合が良い
    ようにしか信じない点がそもそも異常なのですが、
    異常と正常の境目ってなんだろうと、薄皮一枚で
    隔たれた危うさを登場人物それぞれの奥に感じた
    物語でした。

  • リカシリーズ、第二弾。

    最後、リカは本当に死んだのだろうか?
    あれだけの銃弾をくらったのであれば、普通なら死んでいるだろうが・・・第三弾に続く。

  • シリーズ2作目。こんな恐ろしい話があと4作もあるのか(笑)あまりの怖さに今回は休みを入れながら読ませてもらった。でも怖いけど癖になってしまう。ラストのエピローグは衝撃的すぎて、こっちの怖さもあるのか!と面食らった。

  • 精神性発汗が止まらない! 中盤からの迫りくる恐怖...。8時だョ!全員集合を見ていて「志村!後ろ!後ろ!」と言ってる感覚。尚美に孝子に脳内で語りかけてしまっていた。マスコミの描き方も見事。佐藤、不快。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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