お口直しには、甘い謎を (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424098

作品紹介・あらすじ

腑に落ちないことがあると、ストレスから甘いものをドカ食いしてしまう女子高生のカンナ。ヤセの大食いの親友・佐知を横目にダイエットに勤しむも、彼女の食欲をかき立てる事件が次々と発生する。学食での異物混入、イケメン男子からのまさかの告白、佐知の転落事故…。お腹が空くのは事件の予感!?甘い謎とスイーツに溢れたミステリー小説。

感想・レビュー・書評

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  • 気が付くと何か食べてしまっている友人を持つ主人公。
    今日も今日とて、彼女の食欲に突っ込んでみる。

    食べ物の描写がおいしそう、というわけではないです。
    しかし、食べ物が関係してみたり、出てきてみたり。
    最初の事件は、よくある悩み、でしたが
    職業じゃない限り、確かに断りたい。
    そしてなぜ、日替わり(?)でしなかったのか。

    2話目は、友人…というか、知り合いになった経緯。
    驚きの食欲ですが、呆然とする落ちなのは確かです。
    3話目の男は、鉄槌を下されて当然です。
    4話目にいたっては、どうして!? な現実ですが
    これまた驚きの展開。
    噂って、怖いですね…。

  • あっという間に読了。日常の謎…なんだろうけどイマイチつまらない。出てくるキャラもなんだか魅力を感じないんだよなぁ。再読はしないかな…

  • ちょっとダレた。
    あまり自分向きじゃなかったなぁ。
    とりあえず学食が羨ましい。

  • 仲がいいのか悪いのかよくわからない女子二人のドタバタ謎解きもの。ストレスからドカ食いする女子高生とは書いてあったものの、量が半端ない。授業中でも無意識に食べ続けるなんて怖さすら感じる。そのカロリーは謎解きに使われるらしい。かるーい短編集。

  • おデブキャラのカンナを探偵役、痩せているが大食いの親友・サチをワトソン役に据えて日常の謎を解いていきます。
    分類は長編小説みたいですが、各章に謎を配しているので連作短編集のような体裁を取っています。
    ただ、ミステリーとしては今一つの出来。【フルーツタルトの洗礼】はペタンクを知らないのでピンと来なかったですし、唯一刑事事件を扱っている【タベルナの暴食】は食堂のおばちゃんが何故そうしたのか良く分からず。犯人の動機もちっちゃくて不満が残りました。
    しかし、性根の腐った台詞を吐くふてぶてしいカンナが強烈。そんなカンナに対し心の中で毒づくサチのツッコミも面白く、キャラクター小説としては楽しめました。

  • んー…私は少し苦手だ…

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著者プロフィール

第13回学園小説大賞にて「なしのすべて」で優秀賞を受賞。2010年『“菜々子さん”の戯曲』でデビュー。同作は「このライトノベルがすごい! 2012年」で53位にランクインするなど、注目を集める。他の著作に、『演奏しない軽音部と4枚のCD』『お口直しには、甘い謎を』『針町あかねは壁がある カメラ小僧と暗室探偵』『のど自慢殺人事件』『僕と彼女の嘘つきなアルバム』などがある。

「2020年 『さよならが言えるその日まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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