土の学校 (幻冬舎文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424166

作品紹介・あらすじ

土は何から作られているか、良い土と悪い土をどう見分けるか、植物の成長に肥料は必要か。…絶対不可能といわれたリンゴの無農薬栽培に成功した著者が10年あまりにわたってリンゴの木を、畑の草を、虫を、空を、土を見つめ続けてわかった自然の摂理を易しく解説。人間には想像もつかないたくさんの不思議なことが起きている土の中の秘密とは。

感想・レビュー・書評

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  • 林檎の栽培は無農薬に適さないと多くの人に言われているにもかかわらず約10年を経て無農薬の林檎栽培に成功するというまるでフィクションのような話は、感動の実話であった。農業に限らず、不可能を可能にする力強さにも溢れ筆者の勇気に深く感謝する。

  • 奇跡の無農薬リンゴ栽培の木村さんの土に対する思いと今までが、わかりやすく質問&会話の形で書かれた本。
    いいなぁこんな土ー。

  • 木村さんの本はこれで3冊目。庭に家庭菜園用の畑を作ってみようと思って読んでみた。

    木村さんは百姓と言っているが、農業の職人というほうがしっくりくる。仕事に対しての誇りと探究心がすごい。
    無農薬無肥料というすごいことを成し得たのに、謙虚さがあって見習いたい。

  • 高校生と大学生におすすめの本ですね。
    エビデンスに基づいた話はなく、彼の体験談や植物の観察について書かれている。彼の観察の仕方、その実験はとても情熱があり、手法としてすごいと思うし、画期的だと思いました。

  • リンゴを無農薬、無施肥で育てている農家が、リンゴ栽培の中で知った土作りの大切さを語る本。子供の頃から都会っ子の割には土には積極的に接しているので書いてあることは納得できるが、まあ当たり前との感想を抱くものである。

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著者プロフィール

1949年青森県弘前市生まれ。
弘前実業高校卒業後、川崎市のメーカーに就職。そこを1年半で退職して71年に故郷に戻り、リンゴ栽培など農業一筋の生活を始める。
78年頃から無農薬・無肥料のリンゴ栽培に挑戦するが、失敗続きで苦難の日々を送る。
しかし遂にその完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功、2006年にNHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、注目される。
現在はリンゴ栽培のかたわら、国内外において自然栽培法の指導や講演活動で多忙な日々を送っている。
2013年に、その挑戦と苦難の日々を描いた映画『奇跡のリンゴ』が公開され、大きな反響を呼んだ。

「2020年 『新装版 地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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